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カルチャー > イベント > フォルナセッティ(Fornasetti)特別展がアジア初、ソウルで開催
モノクロラインのビーナスを連想させる優雅な女性の姿をシグネチャとするFornasetti(フォルナセッティ)特別展が22日から2017年3月19日まで、東大門デザインプラザ(DDP)M1ペウムトデザイン展示場B2にて開催される。
Fornasetti作品のあちこちに欠かさず登場する女性の存在について、多くの人々が関心を持っているだろうが、実在の人物ではなくFornasettiがもっとも完璧だと考える想像の女性であるという点が今回の展示を鑑賞することにおいて面白い要素を加える。
アジアではじめて開催されるFornasetti特別展は、ミラノのFornasettiアーカイブにて選ばれた1300点で構成され、ラグジュアリーファッション、文化、芸術全般に影響を与えるFornasettiの繊細な作業を間近で見ることができるというだけでもその意味は大きい。
今回の展示は父親ピエロ・フォルナセッティ(Piero Fornasetti)の意思を引き継ぎ息子バルナバ・フォルナセッティ(Barnaba Fornasetti)が展示の企画と構成を担ったのだが、Fornasettiの作品の膨大なテーマを全14個のセクションで構成した。
ピエロの画家としての始まりから彼のアートブックを生産していた印刷所、1940年代、1950年代そして1960年代にあったジオ・ポンティ(Gio Ponti)と緊密にしたコラボレーション、1970年代からピエロが亡くなった1980年代までのつらかった時間、バルナバが創造する最近の作品までも多様に紹介する。
ミラノから始まりパリ、ソウルに続くFornasetti特別展では、Fornasettiだけのユーモラスな視線、繊細な画家的要素を見ることが出来、名品と呼ばれるだけの超豪華ライフスタイル製品が、贅沢に思われながらも全世界の消費者のウィッシュリストに入る理由を理解することとなる。