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ソウルで食べるモダンな中華料理…モダンヌルラン-ゴールドフィッシュ等


ククパン(料理番組)、モクパン(食べる番組)時代。イ・ヨンボクシェフが知られたことで、最近中華料理店に関心が生じる。チャジャン麺、チャンポンが美味しい古い町内の中華料理店、ロングランする実力派ホテル内のファインダイニングレストランも善戦しているが、こんな中華料理店はどうだろう?素晴らしい空間美を誇る、バーのようなモダンな中華料理店、特定メニューに頻繁に訪問することになること間違いなしの常連中華料理店を紹介しよう。

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▶ 女心刺激!「モダンヌルラン」

モダンヌルラン(Modern Nulang)は一ヶ月前にオープンしたラウンジ兼チャイニーズレストランだ。華やかだった1930年代上海、現代的で魅力的な新女性をコンセプトに食器だけでなく、小物ひとつひとつが女心を刺激するロマンチックで洗練された雰囲気を生かしている。

高い天井と外が明るく見える涼しげな構造のレストラン内部は、誰もが好む雰囲気だろう。入り口の左側には中国の酒で埋め尽くされた異国的な雰囲気のバーが位置する。この場所では高梁酒をつかった10数種類のカクテル(1万2000ウォン~)を飲むことができる。

妙に幻想的な雰囲気は料理まで自然と繋がる。自然とカメラのシャッターを押させる美しい盛り付け、その中の最高峰は鳥かごのような形の器を活用した「モダンヌルランケージ」(3万3000ウォン~)だ。あわび、カニの冷菜、鶏肉、エビ春巻きなどいくつかのメニューを3つのソースとともに楽しむことができる味覚をそそるための料理だ。ここのメニューは中国料理の大家ヨ・ギョンレシェフの指揮で誕生した。彼は「中国の1930年代は既存中国料理とともに、西洋の材料とソースが入り込み、いわゆるフュージョンとする料理が流行した時代であり、モダンヌルランの料理はこの時代の料理を再現したもの」だと説明する。筆者が気に入った料理は黒胡椒麻辣エビ(3万2000ウォン)だ。ぷりぷりの食感の大きなエビが胡椒の香りとよく合った料理だった。茶ジャン麺、チャンポン、チャーハンももちろん単品で注文できるが、いくつかの料理を味わうことができるランチコースが2万3000ウォンからあるので、負担なく接待で使って見るのも良いだろう。

住所:ソウル市瑞草区沙平大路205 BP 4-6
営業時間:11:30~24:00
問合せ:02-6282-5005

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▶ フランチャイズではありません。「ハオチャイ」

芸術の殿堂近隣に位置する雰囲気の良い中華料理店だ。美味しい料理という意味を持つ店の名前のように広東式、四川式、香港式中華料理を韓国人の舌にあわせたフュージョン中華料理を提供している。規模がとても大きいため、フランチャイズではないかと思ったが、2007年からこの場所でのみ営業しているという。この店で必ず注文する料理はハンマー酢豚だ。膨らんだパンのような料理はハンマーでもち米の皮を壊して食べる。もち米の皮の中に酢豚が入っており、食べる面白さがある。100%果物だけで作ったソースは色も味も独特だが、一番重要なことは本当に美味しいということ。チャジャン麺、チャンポンも合格だ。コース料理は2人セット7万5000ウォンだがスープ、ふかひれ、ハンマー酢豚、魚のあんかけ、チャジャン麺、デザートで構成されており、別でハンマー酢豚を注文しなくても済む。

位置:ソウル市瑞草区瑞草3洞 1459-8 ジョンプンビル1階
営業時間:11:00~22:00 年中無休(15:00~17:00 準備時間)
問合せ:02-523-2700

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▶ 点心の始まりと終わり「ゴールドフィッシュ」

ゴールドフィッシュ点心キュイジーヌは20数年間の中国生活を経験したオーナーシェフのパク・ソンヨル氏が情熱的に運営している場所だ。カロスキルから始まり弘大前に移転し、紆余曲折の末に昨年末に狎鴎亭に移転した。エビ餃子、シュウマイ、小籠包、ニラ点心などの点心は一皿に3~4個が入ってでてくるので、いくつかの種類を注文して分けて食べるのに良い。点心のほかにも香港式卵チャーハン、ビーフン炒めなどの麺とご飯、よだれの出るような料理も多い。中でもすべてのテーブルに推薦したいメニューは大根餅炒め(8700ウォン)だ。大根をでんぷんと一緒に四角く切って玉ねぎとXOジャンで炒めた料理だが、パクシェフが長い時間研究を重ねて韓国人の舌にあわせて開発したものだ。餅のようになめらかな食感と、ピリ辛を兼ね備えた大根餅炒めは青島ビールが欲しくなるこの店の名物メニューだ。

位置:ソウル市江南区狎鴎亭路 48ギル35 トゥグビル2階
営業時間:11:30~22:00 火曜休み(15:00-18:00 準備時間)
問合せ:02-511-5266

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▶ ナスに譲ってください「ホンボク」

延喜洞にモクラン、イファウォンなどの高級中華料理店が布陣されている一方、延南洞は庶民的な中華料理店が立ち並んでいる。この中でも強烈な存在感を発散する場所が、延吉式羊の串焼きと饅頭が有名なホンボクだ。気さくな雰囲気にレベルの高い料理の実力は香しく深い烟台高梁酒を添えないわけにはいかない。羊の串焼きはさておき、この店に行けば一番最初に注文するものがナス揚げだ。大きめに切ったナスになめらかな衣を着せて強火でかりっと料理したナス揚げはナスが嫌いな人も目を丸くするほどのメニューだ。酒のつまみにベスト。この店は延南洞で一番最初、つまり90年代中盤から餃子を作った。かりっと噛む味が一品のふっくら揚げ餃子もマニア層を作っている。肉汁はそのまま、外はぱりっとしたところが特徴だ。すべての料理が平均以上の味で価格の負担もないのでさらに良い。餃子3つ6000ウォン、ナス揚げ8000ウォン、揚げ餃子7000ウォン。

位置:ソウル市麻浦区延南洞224-41
営業時間:17:00~23:00
問合せ:02-323-1698
  • チョ・ウンヨン旅行作家
  • 入力 2015-11-04 14:49:12




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