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「承政院日記」翻訳にAIを投入…完了まで27年を短縮


韓国古典翻訳院が人工知能(AI)基盤古典文献自動翻訳システムを構築し、朝鮮王朝を記録した「承政院日記」全巻翻訳に利用する計画だ。システム導入により翻訳完了までにかかる時間は27年短縮される展望だ。

未来想像科学部と韓国情報化振興院は27日、大韓商工会議所にて「2017年度 情報通信技術(ICT)基盤供給サービス促進事業説明会」を開き、承政院日記翻訳にAIを活用することをはじめとして、16の事業課題を今月末から推進すると明かした。

承政院日記は現大統領秘書室格となる承政院にて朝鮮王朝の行政や王命などを記録したもので、その量は膨大だ。

消失した部分も多いが、残っているものだけでも現存する単一資料としてはもっとも多い量だ。現在残っている承政院日記は1623年(仁祖1年)陰暦3月から1910年(純宗4年)までを扱う3243巻に達する。

承政院日記全巻翻訳プロジェクトは、去る1994年に開始された。2062年にようやく完了する展望だったが、AIを利用した古典文献自動翻訳システムが構築されれば、完了時点が2035年と大きく早まるものと見られる。
  • 毎日経済デジタルニュース局ペ・ドンミ インターン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-02-27 09:14:33




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