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韓国の仁川・松島でカーレースイベント開催...モータースポーツ大衆化

現代自、ジェネシスクーペ・ヴェロスターターボなど110台出展/安全・事故予防コンサルティング 

  • 韓国の仁川・松島でカーレースイベント開催...モータースポーツ大衆化
  • 韓国内で初めて開かれる首都圏市街地サーキットでの「第1回 ザ・ブリリアントモーターフェスティバル」(7月4~6日)を一週間後に控えた去る25日、レース出場選手とメカニックが会場の仁川・松島国際業務地区で詰めの点検を行っている。 [写真提供=松島サーキット準備委員会]

仁川の松島(ソンド)国際都市にそびえる高さ45階のセントロードビル正門前の街路。去る25日に訪問したここは、首都圏で初めて開催される市街地カーレースのための詰めの準備に奔走していた。

イベント会場周辺は高層ビルやアパートが屏風のように取り囲み、仁川1号線国際業務エリアの出口が側面に隣接している。本番レースのための練習を行っているスポーツカー特有の轟音が街の風景と調和を醸し出し、市街地サーキットの雰囲気がぷんぷんとただよってくる。これまで韓国内のカーレースは、全羅南道の霊岩(ヨンアム)と江原道の麟蹄(インヂェ)などの地方で主に開かれており、首都圏で大会が開かれるのは今回が初めてだ。

来る7月4~6日、仁川・松島で開催される「第1回 ザ・ブリリアントモーターフェスティバル」は現代自動車・仁川経済自由区域・仁川都市公社が共同主催する、韓国最大の都心自動車文化祭だ。総延長2.5キロメートル、総13コーナーで構成された市街地サーキットに、ジェネシスクーペやヴェロスター・ターボ、アバンテK3コープ・ターボなど、スポーツレース用車両110台が出場し、首都圏住民にカーレースの真髄を披露する。サーキットイベントを企画した現代自動車国内営業本部は成功的なサーキット開催のために、都心レースで有名なマカオグランプリ、シンガポールF1の市街地サーキット、豪州のシドニーV8の市街地サーキットなどを直接参観するなど、細心の準備を傾けてきた。

レーシングコースを直接踏査してみたところ、都心のど真ん中で90度コーナーはもちろん、一般道路のUターンコースを活用した180度ターン・コースなどの難コースがぎっしりだ。観覧客にモータースポーツ特有の迫真感をプレゼントすることと期待を集めている。

詰めの準備を進めていたジェネシスクーペ・チームのレーサーであるカン・ビョンヒ氏(35)は、「単純に順位を争うレースではなく、モータースポーツの妙味を感じられる都心の祭りとしてイベントが進められ、韓国内のモータースポーツの底辺を拡大できる起爆剤になることを期待する」と抱負を明らかにした。主催者側は昨年の秋から国際規格の市街地サーキットを設計したが、国際自動車連盟(FIA)のF1サーキット委員会の監修官であり、豪州モータースポーツ協会(CAMS)所属のオーストラリア出身ティム・シェンケン氏と、ケロッグ・ブラウン・アンド・ルーツ(KBR/サーキット設計専門会社)所属のシモン・ガーディナー氏がコンサルティングに直接参加した。

現代自動車マーケティングのキム・サンデ室長は、「迫真感のあるレースも重要だが、事故を予防する徹底した準備が何よりも重要」だとし、「サーキット設計の経験が豊富な国際的専門家から、徹底した現場監修とコンサルティングを受けた」と説明した。

競技場に設置されているフェンスとガードレール、コンクリートの防火壁などの安全設備はFIAの基準に沿って施工され、非常時に備えた緊急救難対策も徹底して準備中だ。選手たちにもまだ不慣れな市街地サーキットなので、随時に事前シミュレーションを運営し、新しいサーキットに対する選手らの適応能力を高める作業も並行している。イベント期間の7月5~6日はアイドルグループやインディ・ロックバンドなど、韓国最上級のアーティストたちが出動するコンサート舞台を披露し、初夏の夜祭りの雰囲気を盛り上げる計画だ。
  • 毎日経済_松島=チェ・スファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-06-27 15:51:38




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