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カルチャー > イベント > サビナ美術館、大衆・専門家を同時に満足させる企画力
サビナ美術館(SAVINA MUSEUM)が正反対の魅力を持った写真展を相次いで公開した。
サビナ美術館は4月26日から8月20日まで開かれた特別企画展「#セルピ(selfie) - 私を撮る人たち」(以下セルピ展)を公開したのに続き、8月31日から9月29日まで開かれるイ・ミョンホ作家の個展「イ・ミョンホ - 黒い部屋、白い部屋そしてその間あるいはその向こう」(以下イ・ミョンホ展)を披露した。2つの写真展はそれぞれ大衆と専門家集団を同時に満足させる正反対の性格を持っており、観覧客の関心を高めた。
最近流行している観覧客参加型展示の現状を盛り込んだ「セルピ展」はスマートフォンで自身の顔を撮ってSNSに共有する「セルピ」(Selfie)文化を見せてくれる。21世紀型現代人の自画像を探求する様々な形を展示で解き明かす今回の展示を通じて1人メディア時代が私たちの生活をどのように変化させ、1人1人の欲望がどのように表出されて見えるのかについての内容を盛り込んだ。
「イ・ミョンホ展」は写真の本質に対するより専門的な内容を盛り込んだ。作家の芸術哲学に加え本質的な芸術の意味を写真というパラメータを使用して表した。木とキャンバスを素材にした写真だけでなく、実際に大型写真機に入っているような設置作品もある。カメラの原理を体験することができる黒い部屋、白い部屋では本質に対する作家の探求精神を感じることができる。
サビナ美術館の関係者は「展示企画において強弱のバランスを調節することが重要だ」とし「写真という同じ素材で大衆と専門家集団を満足させるために2つの種類の展示を順番に企画することになった」と語った。