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異色コーヒー専門店…あなたは飲みに行くの?私は楽しみにいく!(2/2)


「趣-趣味と文化共有」

ブックスクックス:韓屋で料理しお茶を一杯

嘉會洞北村韓屋村入口に位置するブックスクックスは、名前から分かるように本と食べ物を共に楽しめる複合空間だ。あえて名前を付けるなら「料理本専門ブックカフェ」だ。昨年6月チョン・ウォンスン代表が伝統韓屋を改造してオープンした。韓屋の「ロ」空間を活用し中央の庭をオープンされた厨房としてつくり、各部屋の壁を崩し書斎とともに茶と食べ物を楽しめる多用途空間を整えた。書斎は小さいほうだが世界各国の料理本1100冊余りを持ち合わせた。キョボ文庫に具備された料理本より蔵書の種類がさらに多様だという評価を聞く。普段、料理に関心の多いチョン代表が英国、日本、米国と南米など世界各国を周りながら収集した本だ。実際に彼は、韓食から洋食、宮中料理と薬膳料理まで多様にできる。趣味をカフェに連結したケースだ。

食べ物だけでなくコーヒーと茶もこの店の人気メニューだ。コーヒーは原豆を英国ウェストアンドロースタリーショップから毎月一度ずつ航空宅配で受けて選ぶ。アフタヌーンティとスコーン(スコットランド伝統パン)はブックスクックスだけの異色メニュー。彼が直接英国現地で料理法を学んできた。チョン代表は「貿易業をしながら世界各国の料理と文化を学び、理解することに関心が多かった。料理と茶が好きな人たちとともに料理法も共有して楽しみたく、カフェを開くようになった」と話した。

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ブックスクックス(Books Cooks)

➊料理本専門ブックカフェ
➋伝統韓屋改造、1100冊余りの世界料理本、コーヒー原豆は英国ウェストアンドロースタリーから月に一度空輸、英国式アフタヌーンティとスコーン(スコットランド伝統パン)
➌北村韓屋村 ソウル市鍾路区嘉會洞177-4

ティンクコーヒー:公正貿易コーヒー

ソウル光化門三清洞入口に入りするティンクカフェは、いわゆる公正貿易(fair trade)コーヒーだ。公正貿易コーヒーは、第三世界の貧しい小規模コーヒー栽培農家で収穫したコーヒー生豆を、公正な価格で直売入し生産したコーヒーのことをいう。昨年から国内でも公正貿易コーヒーを使う「考えのある」コーヒー専門店が増える傾向だ。「ティンクカフェ」という商号がついたのもコーヒーの生産と消費を考慮し、販売するという意味からだ。2005年、米国ニューヨーク大の周辺に1号店を出した後、現在米国で6号店まで出店した。ニューヨークを除外した海外店舗は、韓国が唯一だ。2009年12月、MBC「無限挑戦」に公正貿易コーヒー専門店「ティンクカフェ(Think Coffee)」が紹介され国内で初めて知らされた。ティンクカフェは、収益の一定部分(約10%)を社会福祉財団や団体に寄付することで有名だが、国内でも福祉財団に寄付する予定だ。店舗のインテリアも廃木や再利用副資材を活用してつくった。

公正貿易コーヒーでも味が基本的に良くてこそ人が訪れる。ティンクコーヒーは、公正貿易だけでなく有機農(organic)と日陰で育った(shade grown)コーヒー原豆だけを使用する。ベーカリーも強みだ。注文が入る場合、直接売場でパンを焼いてサンドイッチをつくる。

ティンクコーヒーを呼び寄せたソウル食品のソ・アヨン次長は「日陰で育ったコーヒーは成長速度が遅く、大きさも小さいが風味が優れ、親環境的に栽培されるため、味も一般のコーヒーより香ばしく豊かだ」と話した。

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ティンクコーヒー(Think Coffee)


➊公正貿易コーヒー専門店
➋公正貿易(fair trade)、有機農(organic)、日陰で育った(shade grown)コーヒー原豆だけを使用、収益の約10%を社会福祉財団や団体に寄付
➌光化門三清洞入口(ソウル市鍾路区中和洞14番地ツイントゥリーA洞102号)
  • 毎日経済エコノミー_キム・ボムジン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2011-11-16 04:02:25




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