都心の中の遊び空間 ①「マキシムプラント」


コーヒーやミルクあるいはビールなどの代表的な飲食業界がオープンした「ブランド体験館」が連日、さいきん話題の中心にある。ホットなインテリアでまとめられた空間、限定的にリリースしたMD商品、製品のビハインドストーリーが込められたコンテンツなどが若い世代の好奇心を呼び起こしている。

  • 「マキシムプラント」



● 都心の休息所「マキシムプラント」

ソウル市龍山区梨泰院。流行を先取りするブランドが密集しており、トレンドセッターたちが足しげく訪れるこの街に、最近目立つカフェは一つが誕生した。コーヒー専門企業の東西食品が作ったブランド体験空間「マキシムプラント(Maxim Plant)」がまさにそれだ。一般にブランド体験空間といえば、4~5坪あまりの空間に1~2ヶ月ほどの単発プロジェクトや、新製品を展示するポップアップストアを思い浮かべるが、マキシムプラントはその枠に閉じ込められない。 地下4階から地上4階まで、延べ面積1636平方メートル(495坪)の規模で建てられたビルのうち、地下2階から地上3階までの5階層をコーヒー関連の文化空間として造成した。

スペースは大きく3つのテーマに分けられる。まず、マキシムが選別した豆で作ったコーヒーを体験できる「コーヒープラント」は、完全にカフェの機能を遂行する空間だ。そしてマキシムの技術力を確認できる「プロダクションプラント」と、文化とトレンドを楽しむことができる「カルチャープラント」で構成された空間がさまざまな見ものと楽しみ方を提供する。



● コーヒーの中に植物(Plant)と工場(Plant)の異色コラボ

客がマキシムプラントの最も気になる点を挙げるならば、ここのコーヒーの味ではないだろうか。手軽に楽しむことができるインスタントコーヒーとして、マキシムは長いあいだ大衆に親しまれてきたブランドだが、残念ながら(?)、ここではスティック型のインスタントコーヒーは販売していない。代わりに味と香りを十分に味わえるように焙煎豆を2つに区分してあり、すこし軽くて酸味感を感じることができるゴールデンスカイと、深く香ばしい香りが感じられるディープダイブの中から選択可能だ。その他にもラテやハンドドリップコーヒー、紅茶、エイドなどのドリンクメニューと簡単なデザートメニューを味わうことができる。

マキシムプラントで個人的に印象的な点を挙げろと言うならば、「カフェと文化空間」の本格的な組み合わせをあげることができる。 1階や地下1階、地上2階に設けられたホールの座席は自由に利用可能だ(3階と地下2階は午後12時からオープン)。

1階と2階には折りたたみドアを活用したテラス空間で、周辺の展望をそのまま楽しめる。左右に区切られた席を行ったり来たりして、「どこが最高のながめを楽しめるか」悩んだが、漢南洞が目の前に広がる席に座った。インテリア植物のうしろに背に低い建物がひとかたまりになった風景が一目で見られた。冷たいコーヒーと四方から吹いてくる自然の風がいっきに汗を冷ましてくれれば、内部のすっきりとした壁面インテリアと黄緑色でまとめられたクッション、木製のテーブルは休憩をいっそう支援する要素だ。

地下に設けられたブランド体験空間に向かう。地下1階はザ・ライブラリースペースで、地下2階はマキシムプラントの中核施設としてあげられる焙煎室だ。膨大なコーヒー工程の一部をそのまま移した場所で、マキシムのコーヒー専門家らが豆の味と香り、属性を研究する空間だ。いくつもの産地の生豆を保存する9つのサイロからロースターに豆が自動投入される様子を見ることができる。

カフェをひとまわりした後、「都心の中の庭園、森の中のコーヒー工場」を実現したマキシムプラント、工場(Plant)と植物(Plant)と呼ばれる重なったコンセプトがさらに理解される。コーヒー製造設備を活用したフロアスペース、空気浄化効果に優れたポトスなど、さまざまな植物をテラスと窓際に配置したインテリア。異色の組み合わせで「休息」を取って、楽しさも感じることができる文化空間が誕生したのだ。

ここでだけのコーヒーの味をより深く体験したい客のために、3階の「ザ・リザーブ」ではマキシムのノウハウをもとに集大成した豆のアーカイブにしたがって作られたスペシャルティコーヒーブレンド「共感覚コーヒー」(Synesthesia Coffee)を披露する。他にも各フロアごとに、世界各地で収集した多数の珍しいコーヒー用品を展示して見どころを提供する一方で、今後も多様なアーティストたちの公演も楽しめるというので、ここで「コーヒー一杯の余裕」を自ら実践してみてはどうだろう。

■ ソウル市龍山区梨泰院路250 時間10:00~22:00 *年中無休

  • 「モカ郵便局」



全州に黄色い郵便局が登場!

全羅北道全州市の韓屋村の近くに、ポップアップカフェ「モカ郵便局」がオープンした。去る2015年、済州島南元邑の「モカ喫茶店」を皮切りに、2016年ソウル聖水洞の「モカ本屋」、昨年の釜山海雲台区の「モカ写真館」に続きオープンした第四の顧客体験空間「モカ郵便局」。つまりマキシムモカゴールドマンのブランド価値をさらに強化し、消費者にもっと身近でコミュニケーションするためのプロジェクトの一環としてまとめられた空間だ。

モカ郵便局は屋上を含む、全4つの階層の規模で構成された。すべてのフロアからでも全州韓屋村の静かな風景を背景にマキシムモカゴールドを無料で楽しむことができる。また、建物のあちこちにはモカ郵便局を象徴する黄色のポストをはじめ、郵便窓口と郵便ボックス、字を書くスペースなどのアナログ感性を盛り込んだ小物を配置して、さまざまな見どころを提供する。モカ郵便局で書いた手紙を実際に送ることができるのはもちろんのこと、「郵便局」をテーマにしたさまざまな体験プログラムやイベントを楽しむことができる。 5月15日から7月6日まで。

■ 全羅北道全州市完山区殿洞16-2番地
  • 毎日経済_イ・スンヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-07-06 17:49:55