フランシスコ教皇、帰国機内での記者会見...19日ローマ到着

フランチェスコ教皇の韓国は、苦痛の中でも威厳を保つ民族 

18日、イタリアのローマに向かう大韓航空チャーター便の機内。4泊5日の訪韓日程を終えたフランシスコ教皇(78)は、エコノミー席に座っている70人あまりの記者らの前に立っていた。そして、いくつかの事柄について気さくな回答をし始めた。

「今朝のミサで私の前に座っている方を眺めながらの、軍隊の兵舎に連れて行かれた少女のことを考えました。しかし、あの方々は苦痛の中でも品位を失わない方々です」。出国当日、明洞聖堂で慰安婦ハルモニに会った瞬間を思い出したわけだ。教皇が慰安婦被害者に会ったのは歴代教皇を含めて初めてだ。記者会見は1時間の間続いた。

バチカンが運営する「バチカンラジオ」とAP通信などによると、教皇は日帝強占期と6.25戦争や分断などの韓国人が経験した苦難をさして、「韓国人は苦痛に耐える能力を持っており、それがまさに威厳」と語った。

最初の質問は、セウォル号の行動と関連したものだった。政治的な意図として解釈されることを懸念する視線に対して、「司祭として苦痛を受けた彼らに近づくことが優先」だとし、「ともにあるということだけでも力と連帯感を与える」と語る。「黄色いリボンを遺族から受け取って付けましたが、半日くらいしてある人が私に訪ねました。‘中立を守らなければならないので、それをはずした方が良くないですか’と。しかし私は、人間的な苦痛の前に立てば、心の示すままに行動するようになります」。

教皇は15日、大田でセウォル号の遺族に会って黄色いリボンを渡された。そのリボンは教皇がローマに戻るまで、彼の胸にかかっていた。南北問題と関連しても、「南北が同じ言語を使う‘ひとつの兄弟'という事実だけでも、大きな希望がある」と語った。教皇は機内で、南北が一つなるように祈ろうと提案した後、沈黙の祈りを上げた。

空港と青瓦台・大聖堂で3回会った朴槿恵大統領と関連して、「朴大統領がスペイン語を完璧に駆使した」と指を立てた。教皇はバチカンに朴大統領を招待したと伝えられた。青瓦台は答礼訪問を検討している。

外交関係を結んでいない中国に対しては柔和なジェスチャーを見せた。「私に中国に行く気はあるのかと聞かれたら、答えは‘当然です。明日にでも行く’です。マテオ・リッチのお陰でイエズス会は中国の歴史の一部になり得たでしょう」。イエズス会出身の教皇の意識を示す部分だ。日本訪問の可能性に対しても、「日本政府と司教団が招請した」とし、「日本訪問も素晴らしいでしょう」と期待した。

韓国社会で教皇人気がシンドロームとして広がる雰囲気だ。教皇はしかし首を振った。「人気というのはせいぜい2~3年しかもちません。倨慢にならないように、内的に私の罪と過ちを振り返ってみるでしょう」。

日常生活や健康の秘訣を問う質問も相次いだ。昨年の3月に即位した教皇は、「最初に囚人のような感じがして、外に出たいと思った」とし、「これ以上仕事をすることができないと感じる時は、前任のローマ教皇ベネディクト16世のように自主的に辞任するでしょう」と明らかにした。
  • 毎日経済_イ・ヒャンヒ記者/ムン・スイン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-08-19 17:14:01