拡大する「ペットノミー」…AI・バイオベンチャーも虎視眈々


  • ペット市場の変化


バラムシステム(VARRAM SYSTEM)の「ペットフィットネス」ロボットは、主人の代わりにペットの世話をする。人工知能(AI)が適用されて、走行速度を自分で調節しつつペットの運動量を引き上げる。ユーザーが設定した時間におやつも与える。主人の外出がいっそう楽になった。

この製品を開発するためのクラウドファンディングに6億3858億ウォンが集まった。また別のスタートアップのフィットペット(Fit Pet)は、ペット用尿検査キットを開発した。サムスンSDSのエンジニア出身であるコ・ジョンウク代表が2017年に設立した。創業2年目の今年の売上高は100億ウォンをにらんでいる。アプリケーションで試薬を分析し、10種類以上の病気を検査する機能を持っていて人気だ。このメーカーは世界初の伴侶犬の鼻文(鼻柄)認識技術も開発したが、ペット保険の導入に乗り出した保険会社から協業のオファーが相次いでいる。

「ペットノミー(ペット+エコノミー)」がスタートアップの中核話題として浮上した。ペット市場が急成長して「1000万ペット」をつかむための創業需要が殺到している。 29日の農村経済研究院によると、医療と保険を含む今年の国内ペット市場は3兆ウォンと予想される。2014年の1兆5000億ウォンに比べて2倍に増加した。毎年2桁成長を続けながら、2023年には4兆5000億ウォンを突破するものと予想される。

ペット市場が有望な理由は、1~2人世帯が増加してペットへの関心が高まっているからだ。少子高齢化の傾向が大きくなりつつ、ペットを飼う人口は1400万人以上と推定される。農林畜産検疫本部によると、ペットを育てる国内世帯の割合は28%に達している。

ペット市場のトレンドは、ペットの「ヒューマネーゼーション(humanization)」だ。単に医療サービスや飼料の質を改善することをこえて、ペット専用保険やタクシー、ロボットなどの新たな市場が創出されている。スタートアップはAIやモノのインターネット(IoT)などの新技術を組み合わせた分野で頭角を見せている。排泄を自動的に処理するスマートトイレ、外出時には主人の代わりに餌を与えるAIロボットなどが代表的な事例だ。大企業が飼料や医療サービスなどの既存市場で投資を拡大することとは対照的な流れだ。
  • 毎日経済_パク・ウィミョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-11-29 22:00:15