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ラテンポップとKポップの華麗なコラボ


  • ラテンポップとKポップの華麗なコラボ
  • ラテンポップアーティストのベッキー・Gとのコラボレーションで、北米市場で人気を集めた防弾少年団j-hope(ジェイ ホープ)の『CHICKEN NOODLE SOUP(チキンヌードルスープ)』 写真提供=BIGHITエンターテイメント



グローバルな大勢グループのひとつであるMONSTA Xは最近、ラテンポップ歌手セバスチャン・ヤトラとコラボレーションした曲『マグネティック』を発表した。ラテン特有の軽快なリズムの中で、MONSTA Xは英語で、ヤトラはスペイン語で恋人の感情を伝える。ヤトラは2017年から3年連続でラテングラミー賞にノミネートされ選ばれた人気歌手だ。

グローバルスター防弾少年団(BTS)のジェイホープが昨年9月にラテンポップスターのベッキー・Gとコラボして発表した『CHICKEN NOODLE SOUP(チキンヌードルスープ)』は昨年、米国社会で最もホットな曲の一つとして記録された。

鶏の手羽先を連想させるシンプルだが楽しいダンスで、米国内のソーシャルメディアに「チキンヌードルスープダンスチャレンジ」が流行のように広がったからだ。米プロバスケットボール(NBA)の人気球団ゴールデンステート・ウォリアーズの選手が試合直前にチキンヌードルスープダンスを踊ったほどだ。

世界の音楽産業の大勢に浮び上がったKポップとラテンポップのコラボレーションで相乗効果を出している。SUPER JUNIOR(スーパージュニア)やVAV(ブイエイブイ)などのアイドルだけでなく、ヒップホップ歌手のパク・ジェボムもラテン歌手とコラボレーションした。大衆音楽評論家のチョン・ビョンウク氏は「北米市場でのラテンポップとKポップが新しい音楽の選択肢を提示しながら、手を結ぶアーティストもぐんぐん増えた」と語る。

ラテンポップは音源で、Kポップはソーシャルメディアとファン層で人気がある。 2017年1月にプエルトリコの歌手 ルイス・フォンシの『Despacito』は、ビルボードチャート「Hot 100」で16週連続1位を占めるほど大きな成功を収めた。以後、キューバ系アメリカ人カミラ・カベロのラテン風の音楽『ハバナ』と『セニョリータ』が超大型興行に成功し、北米市場で主流に成長した。 KポップはBTSを中心にEXOやMONSTA Xなどが強力なファン層を構築した。数多くのポップスターがBTSとKポップスターにラブコールを送る理由だ。

評論家のムン・ヨンミン氏は「Kポップアイドルが特にラテンアメリカで大きな人気を集めた点を勘案すれば、ラテンポップとコラボレーションすることも続くだろう予想される」と語った。

「K-ラテンポップ」の事例は最近のことではない。ラテンアメリカでのスーパースター級の位置を占めるスーパージュニアは「K-ラテンポップの皇帝」と呼ばれる。スーパージュニアは2013年4月、当時としては異例の1万人規模の南米コンサートを開くことになった。 2019年にもアルゼンチン、ペルー、チリ、メキシコ公演で売り切れ行進を率い、ラテンアメリカ内での「Kポップブーム」をリードした。このような人気に力づけられて、スーパージュニアは南米のトップバンドとして数えられるREIK(レイク)と共同作業した曲『One More Time(ワンモアタイム)』を発表した。『One More Time』はビルボードラテンポップチャート順位の5位に上がった。ビルボードは「K-ラテンポップジャンルのコラボパワーをチャート順位で証明した」とし、「3つの言語で構成された『One More Time』は2つのジャンルをクロスさせた成功的なトラック」と賞賛した。

ラテンポップとKポップの間のコラボレーションが増えつつ、互いの音楽にも影響を及ぼしている。ラテンポップでKポップアイドルを連想させるボーイバンドCNCOはラテンアメリカ最高のボーイバンドに成長した。 Kポップアイドルもラテン風音律を曲に溶かしこみ、トレンドに歩調を合わせている。 VAVはラテンポップを実現するKポップアイドルを標榜し、人気を集めている。チョン・ビョンウク評論家は、「風変わりな音楽的試みが成功事例を残していることで、ラテンポップとKポップの間でさまざまなコラボ曲もつながる」と述べた。
  • 毎日経済_カン・ヨンウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-02-06 19:15:00




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