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「Kカルチャーブーム」で韓国食品企業も海外進出を拡大


  • 「Kカルチャーブーム」で韓国食品企業も海外進出を拡大

去る13~16日(現地時間)、米国プロゴルフ(PGA)ツアー「ジェネシスインビテーショナル(Genesis Invitational)」大会が開かれた米国のザ・リビエラカントリークラブ にあったCJ第一製糖の「BIBIGO(ビビゴ)ブース」は、ギャラリーたちで人だかりを成した。ギャラリーたちは海苔スナックやキムチチャーハンなどの材料とレシピについて質問し、韓国料理に大きな関心を見せた。 CJ第一製糖は昨年からPGAツアーで「ビビゴブース」を活用した製品のマーケティングと韓国料理の広報活動をくり広げている。韓国料理に対するアメリカ人の関心は、ゴルフ場だけでなくニューヨークでも見ることができる。

去る5日、ニューヨーク大学前でCJ第一製糖が進行した「ビビゴフードトラック」イベントには、1200人以上が集まって大盛況を成した。アイドルグループ「防弾少年団(BTS)」や映画『寄生虫(パラサイト)』などで韓国の大衆文化に対する関心が世界的に大きくなる中で、韓国食品に対する関心と評価も高まっている。国内の食品メーカーもこのような雰囲気を生かし、今年一年の積極的な海外事業を準備している。

海外市場ですでに成果している企業は、より大きな成長を宣言した。「ビビゴマンドゥ(餃子)」で早々とグローバル市場を攻略したCJ第一製糖は、今年は売上げの成長に拍車をかける計画だ。ビビゴ餃子は総9000億ウォンの売り上げ全体のうちの62.2%に当たる5600億ウォンは海外で発生する「グローバルブランド」だ。 CJ第一製糖は昨年、「Schwan’s Company(スワンス・カンパニー)」を買収して確保したウォルマート(Walmart)やコストコ(Costco)など、米国の主要流通チャネルの3万店舗にビビコ餃子を供給する計画だ。 CJ第一製糖は2020年、ビビコ餃子のグローバル売上げ7500億ウォン達成を目標としている。

2018年時点で総売上げにおける海外売上高の割合が66%を超えたオリオンは、食品業界の代表的な輸出企業だ。オリオンは2019年、創立以来で最大の営業利益の3273億ウォンを記録したが、中国法人の営業利益率が16%を上回って成長をリードしたという評価だ。オリオンは今年もロシアのトヴェリ州の新工場への投資を並行し、中国の華南地域でのオフラインチャネルへの進出などで海外事業の拡大に乗り出す計画だ。

『パラサイト』で「チャパグリ」熱風を起こしている農心(ノンシム)も、海外市場の攻略に積極的に乗り出す。農心は来月、米国市場で「チャパゲティ」と「ノグリ」を組み合わせた「チャパグリカップ麺」を発売し、『パラサイト』で始まった「チャパグリ熱気」を展開し続ける計画だ。

「プルダク焼きそば」人気で、海外での売上げが国内売上を上回った三養(サミャン)食品も、多様な製品ラインナップで海外市場の開拓に乗り出す。三養食品は2019年、全体の売上げ5350億ウォンのうちの半分を超える2700億ウォンを輸出で獲得した。オリジナル「プルダク焼きそば」のほかに「カルボプルダク焼きそば」と」激辛の「ヘクプルダク焼きそば」などで「プルダク」のブランド競争力を強化したことが人気の要因としてあげられる。今年も三養食品は東南アジアと中国など、海外市場に積極的に乗り出す。

一方、プルムウォン(Pulmuone)は国内の薄皮餃子に対する人気を海外でも率いていく考えだ。プルムウォン側は「薄皮餃子に対する輸出のオファーが米国やヨーロッパなどの国から来ている」とした。
  • 毎日経済_カン・ミンホ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-02-17 18:54:34




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