『パラサイト』は「東洋人俳優=助演」偏見くずす

デビッド・リュLA市議会4地区議員 

「主人公も助演も端役も全て韓国人である『寄生虫(邦題『パラサイト』)』を映画館で見るのはアメリカ人には異色の経験です。まだ米国のエンターテイメントでは東洋人に対する肯定的イメージが不足して…。ドラマや映画でのアジア人男性は、どこか足りない人物として出てくるケースが多いですね。『パラサイト』は東洋人がどんな役割でも担うことができるということを見せました」。


デビッド・リュLA市議会4地区議員(45)は最近、本人の事務所で記者と会って『パラサイト』の北米人気がアジア系アメリカ人の地位をどのように変えているか説明した。

『パラサイト』は「主演=白人」を基本に考えていた現地の視野で、先入観を覆した出発点だと強調した。同氏は「20年ほど前までは主に泥棒役で登場した黒人とヒスパニック系は、現在は主演からスーパーヒーローまで務める」とし、「東洋人がどんな役割も担うことができるという認識を植えつけたのが、『パラサイト』が持つ重要な意味」だと敷衍した。

リュ議員は2015年に当選し、4地区のLA市会議員の勤めを果たしてきた。100年を超える米国の韓国人移民史で、韓国人のLA市会議員は同氏が初めてだった。リュ議員は、「依然として私が担当する地域は人口の80%が白人であり、韓国人は4%に過ぎない」とし、「人種を超える支持を受けなければ当選することはできない」と述べた。

リュ議員全人種を合わせて票を得た秘訣は「共生」にある。LAでも深刻な問題として台頭した、貧富の格差の副作用をつかむ適任者として評価されたものだ。厳しい経済環境下でも勉学し、UCLAに進学して生物学を勉強していた同氏は、3年生の時に経済学に専攻をとつぜん変えた。両親は彼が医者になることを望んだが、リュ議員は地域社会に奉仕をしたかったのだ。 UCLAの韓国人生徒会長を務め、大学卒業後は韓米連合会(KAC)の会員2万人が市民権の取得を助けた。

リュ議員は任期中に地区内の葛藤を解消することに集中した。低所得層とホームレスのためのシェルターと住居施設を建設するために先頭に立った。アジア人を励ます目的のために、4年前から開催してきたコンサート「アイデンティティLA」は、今年のゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞したオークワフィナ、パク・ジェボム、マイク・シノダなどの人気アーティストが登壇し、観客は毎年1万人を前後する。

リュ議員は一連の功を認められ、今年1月にLA市議会では序列3位に該当する補助副議長席に上がった。同氏と仲間の議員2人が共同発議した「嫌悪犯罪予防」は、今月のLA市議会で全会一致で可決された。3月に再選に挑戦するリュ議員は、最近LAタイムズが支持した。

リュ議員は今後もすべての人種を包み込む政治を行うと約束した。「米国ではマイノリティは力を合わせるべきです。ユダヤ人や性少数者や東洋人もまたすべてひとつの人生だということを知り、お互いに支えなければなりません」。
  • 毎日経済_ロサンゼルス=バク・チャンヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-02-21 17:29:50