ミュージカル『ムーランルージュ』米で好評

CJ ENMが制作に参加 

  • CJ ENMのチェ・ユナ プロデューサー


CJ ENMがグローバルな制作会社とともに制作したブロードウェイミュージカル 『ムーランルージュ』が、米国の3大ミュージカル授賞式のすべてを席巻した。公演界最高の権威を持つ「トニー賞」受賞にも一歩近づいた。

CJ ENMは22日、去る18日(現地時間)に開催された「第86回ドラマ・リーグ・アワード(The 83rd Annual Drama League Awards)」で、ミュージカル『ムーランルージュ』が「最優秀ミュージカル賞」と「最優秀演技者賞(ハロルド・ジドラー役のダニー・バースタイン)」を受賞したと明らかにした。

昨年の7月25日にブロードウェイのアル ハーシュフェルド劇場で公式開幕した後、「第70回外部批評家賞」「第86回ドラマデスクアワード」などを受賞したことに続き、今回のドラマ・リーグ・アワードでも受賞し、トニー賞受賞の前哨戦としてよばれる米国3大音楽賞ですべての賞を手にしたわけだ。

『ムーランルージュ』制作に参与したチェ・ユナCJ ENMのプロデューサーはこの日、毎日経済との通話で「コロナ19で劇場を閉じる前までの売上げ基準で『ライオンキング』『ウィキッド』を抜いて、ブロードウェイ全体のチャートで2位を占めた人気作」だとしながら、「コロナ19ですべてが困難な時期に、商業性だけでなく作品性まで認められてたいへん慰労になった」と感想を明らかにした。

チェPDは好評の秘訣として歌とキャスティングをあげた。同氏は「映画に出てきたミュージカルの歌のほか、新たなグローバルなポップソングを作品に投入した」とし、「映画の中で白人であるニコール・キッドマンが演じた歌手サティーン役にヒスパニック系出身の俳優カレン・オリヴォを破格でキャスティングしたのも観客に訴求したようだ」と説明しした。

ニコール・キッドマンやユアン・マクレガーなどが出演した同名映画が原作のミュージカル 『ムーランルージュ』は、1890年に仏パリにあるクラブ「ムーランルージュ」の歌手と若い作曲家の間の愛を描いた。開幕した週のみわずか7回公演で一週の売上げ172万ドル(約20億ウォン)を記録し、ニューヨークタイムズから「嘆声をさそう。輝いた楽しさでいっぱいのミュージカル」だとし、「 『ムーランルージュ』の中での生活はほんとうに美しい」と好評を受けるなど、人気を集めた。


CJ ENMは、豪州の有名な製作会社のグローバルクリーチャーズ(Global Creatures)から2017年に投資の提案を受け、100万ドル(約11億ウォン)を投資して共同制作するなど、初期からこの作品の開発に深く関与した。チェPDは「全世界で成功裏に興行した映画が原作であるうえに、ビジュアルと音楽がカラフルなジュークボックス的ミュージカルで、長期的な人気コンテンツに成長する可能性を見出した」と投資の背景を語った。グローバルクリーチャーズとの長年のネットワークのおかげで、早くから参加できたことも利点だった。韓国のほかに米国・英国、中国・フランスの各制作会社が共同でプロデュースした。チェPDは「CJ ENMは早くから参加して、台本や音楽やキャスティングなどの作品の開発過程においてかなり声を出すことができた」とした。

チェPDは制作過程でのエピソードも聞かせた。同氏は「プロダクションの規模は非常に大きいが、ブロードウェイには小さな練習室しかないせいで、最終的にマンハッタンにある大規模な教会の地下室を借りて練習した」とし、「地上では敬虔な礼拝が行われる中で、地下ではエネルギーにあふれた魅力的な作品の練習が行われているのは、多様性に満ちたニューヨークの文化の一面を見せてくれるようだった」と語った。続いて「今回の授賞式で最優秀演技者賞を受賞したダニー・バースタインが去る3月にコロナ19で死境をさまよったが幸い完治した」とし、「バースタインが受賞したことがとても意味があって気持ちがいい」とも語った。

またチェPDは、今回の受賞は米国ブロードウェイと英国ウエストエンドなどで韓国の地位が高まっていることを示す象徴的な事例だと説明した。同氏は「私たちと日常的に電子メールをやりとりする人はトニー賞を数回受賞したプロデューサーだが、これは十数年前には想像もしていなかった」と語った。

『ムーランルージュ』の韓国公演は後年の下半期になると見込まれる。 CJ ENMは米国・英国・豪州など、ムーランルージュに対する共同制作の権利と韓国単独公演権を持っている。
  • 毎日経済_ソ・ジョンオン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-06-22 19:25:47