イ・ヤンヨル「スクールフード」代表…アルバイトから代表に

「未公開レシピだけで200~300種」 


  • アルバイトから始めて司令塔に上がったスクールフードのイ・ヤンヨル代表は、未公開レシピのみ300種あまりに達すると言い、味への愛情と誇りを示した。 [キム・ジェフン記者]


「売り場ではインテリアや外の景色など、さまざまな要因に影響を受けながら食事をするのに対し、配達はひたすら食べ物に集中するしかない環境です。お客様の評価基準が味覚だけなので、味がよくなければ死んで、味がよければ生きるのです。スクールフードが食材の使用に惜しみなく投資する理由です」。

プレミアム粉食フランチャイズである「スクールフード」の成長の勢いは恐ろしいほどだ。 2016年から昨年まで、首都圏の配達加盟店の売上高は、一軒当たり平均1億ウォンずつ上がり、今年の上半期にも全国配達店舗の売上げは前年同期比で30%増加した。

これだけではない。「コロナ19」で国内の外食産業は直撃弾を迎えたが、スクールフード加盟店は6ヶ月のあいだに10ヶ所も増えた。このような跳躍を導いた人物は「アルバイト」から「司令塔」に上がったイ・ヤンヨル スクールフード代表(34)だ。イ・ヤンヨル代表とスクールフードの縁は2006年にさかのぼる。当時は大学生だったイ代表は、スクールフードで売っていたピクルスのり巻きに魅せられた常連客だった。 ちょうどソウル市新沙洞の街路樹キル店でアルバイトを募集するという知らせを聞いて、ここに初めて足を踏み入れた。同氏は「休暇中にきっちり5日間だけ仕事をしようという気持ちで始めたが、押し寄せる電話注文とたまる厨房業務、配達業務などを鉄だっているうちにいつの間にか1年が過ぎてしまった」とし、「外食業界で経験できるすべての現場を経験して、自然にこの道は私の道だという気がして大学の専攻を放棄した」と言う。

誠実さを武器に2008年に支店長に上がったイ代表は、まず「レシピブック」を作成するために力を注いだ。同氏は「アルバイトとして働きながら最も良かった点は、スクールフードの食品を毎日食べることができるということだったが、このことから同じチャーハンをさせても、ときどき味や色に差があることを知った」とし、「すぐさま厨房へ入ってレシピ数十枚を全部学び、問題を把握した」と語った。

一番最初に修正したのは計量法だった。「コチュジャン1スプーン分量」と書かれた部分を「アイスクリーム用の小型スクープを一度ひろげて上部を平らにした量」に具体化したことが一例だ。同氏は「スプーンの大きさが種類別に千差万別なのに、初期のレシピは曖昧に整理されていた」とし、「大部の報告書を作成した後で既存の調理法を整理し整えたところ、店舗の区別なく味が均一になり、消費者の反応もさらに良くなった」と言う。

1年にわずか三日間だけを休んスクールフードと取り組んだ同氏は、直営運営チーム長とブランド事業本部長、そして最高執行責任者(COO)などを経て、2019年11月に代表職に上がった。意欲的に事業を拡大しようとした刹那、いきなり発生したコロナ19で業況が急変した。オフライン売り場を訪れる客の足が急に途切れたし、臨時休業に突入したレストランが増えた。

しかしイ代表にとってはコロナ19が危機であり、チャンスでもあった。同氏は「そもそもスクールフードは配達だけの粉食店として始まり、2~3年前からサービス拡大のために配達専門店を増やし、南楊州に物流センターを建てるなどの努力を傾けた」とし、「これまでのノウハウのおかげで突発変数にもかかわらず、実績の成長を続けることができた」と語った。

実際に、コロナ19が本格的に拡散した今年2月の配達の売上げは前年同期よりも40%近く増加した。4人家族がそれぞれ好みにあわせて選ぶことができるように70種ものメニューをそろえているうえに、一般的な韓国料理よりもコストが10~15%ポイントほど高い高級食材を使用している点なども勢いに乗った秘訣としてあげられる。

イ代表の目標は店主と顧客がスクールフードから抜け出せないようにすることだ。このために週に2回は新しいメニュー開発をしている。同氏は「現在持っている未公開レシピだけで200~300種」だとし、「最近発売した『ワンテジフライド丼』が良い反応を得ているが、今年はコロナ19ですべての人々の心身が疲れただけに、新しい刺激を与えることができるメニューをより多く披露する」と語った。

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  • 毎日経済_シム・ヒジン記者/写真=キム・ジェフン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-07-25 13:38:10