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「Kポップ、ビートルズ以来で最も活気ある音楽の革命」

米CMGのバーネット会長 

  • 「Kポップ、ビートルズ以来で最も活気ある音楽の革命」
  • スティーブ・バーネット会長と李秀満会長


「Kポップの人気は1960年代のビートルズの米国占領以来、最も活気のある音楽の革命だ」。

米ハリウッドに位置した世界的な音楽会社のCMG(Capitol Music Group)のスティーブ・バーネット会長が、全世界に吹き付けるKポップブームを「音楽革命」と称賛した。バーネット会長は28日、大邱(テグ)のホテルスソンで開かれた「第1回世界文化産業フォーラム」の基調講演者として乗り出して、このように明らかにした。 1942年に設立されたCMGは、これまでフランク・シナトラ、ボブ・ディラン、ポール・マッカートニー、マイケル・ジャクソン、サム・スミスなどの有名ポップスターたちの音楽を製作した世界的なレコードレーベルだ。

バーネット会長はこの日、オンラインで行われた講演で「Kポップブームの理由と可能性」の見解を出した。同氏は「米国のK-POPファンはアメリカ音楽の歴史の中で、おそらく最も強力な存在感を示している」とし、「Kポップブームの秘訣は聞く欲求と見る欲求を同時に満たしているからだ」と分析した。

バーネット会長は続いて「Kポップアーティストたちが繰り広げる、すべての活動は独創的」だとし、「視覚的に表現するKポップアーティストの力量は、世界最高水準」だと評価した。これとあわせて、同氏は「Kポップはカラフルな視覚的表現に加えて、洗練されたコンセプト、独創的な振り付けを舞台で実現する」とし、「才能があって誠実だという表現だけでは足りず、何よりもファンが送る声援にKポップアーティストが感謝の気持ちを積極的に表現しており、これがKポップ消費者の忠誠心を高めている」と説明した。

同氏は全世界のKポップファンが見せている忠誠心は、今までの他のジャンルでは見られなかった文化現象だと強調した。バーネット会長は「米国内のKポップの主な消費層は10代で、かれらはKポップの成功を牽引する主原動力」だとし、「かれらはユーチューブやティクトク、ツイッターなどの各種プラットフォームやソーシャルネットワークサービス(SNS)でとても旺盛な活動をしている」と語った。続いて同氏は、「ここ数年のあいだ、かれらの出した熱心な声は、大きな響きをかもし出してKポップの力を証明している」とし、「今後も米国の音楽業界ではKポップが市場をリードするだろう」と予想した。

この日のフォーラムでは、韓流の先駆者である李秀満(イ・スマン)SMエンターテイメント会長もオンライン講演者として乗り出して大きな注目を浴びた。

イ・スマン会長は、人工知能(AI)技術とアバターの発達で「超巨大バーチャル(virtual)世界が作られるだろう」とし、「今まで見られなかった新しいコンテンツが誕生するだろう」と語った。また同氏は「技術の進歩によって、人間のライフスタイルにさらに多くの変化が生じるだろう」とし、未来の世界は「セレブリティとロボットの世界」になるだろうとの見通しを出した。

特に「AI技術の発達で一人一人に特化したアバターが誕生し、私たちのライフスタイルに染み込むだろう」とし、「私の好きなセレブリティアバターと友達のように人生を共にして、コミュニケーションすることもできるだろう」とした。 SMエンターは世界初のオンライン専用「ビヨンドライブ」を公開し、高度な技術と組み合わせた公演を試してきている。

世界文化産業フォーラムのイ・ジャンウ議長(慶北大学教授)も「これまでエンターテインメント業界はアイドルを育てることが中心になったが、今後は第4次産業革命を通じて、文化と技術の結合が何よりも重要な時代になるだろう」とし、「第4次産業革命の時代を通じて、ドローンとロボットとフライングカーなどの新しい技術が出てくるだろうが、このようなものがコンテンツと結合すると新しい市場が開かれて、それを韓国が主導しなければならない」と注文した。

これとともに、同氏は「未来のエンターテイメント市場は、文化や技術が結合されたコンテンツを活用することが新たなビジネスを創出する機会になるだろう」と予想した。
  • 毎日経済_大邱=オ・ソンドク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-10-28 17:25:25




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