韓国女子ゴルフ、勝利の秘訣…アイアンショットに技あり



今年、米国女子プロゴルフ(LPGA)ツアーの長打ランキング10位以内のうちで、賞金ランキングでトップ10に上がった選手は一人だけだ。長打ランキング8位(266.7ヤード)に上がっているブルック・ヘンダーソン選手(カナダ)が賞金10位に上がったのが唯一だ。少なくとも女子ゴルフの舞台では、長打は「ショー」にとどまっているわけだ。

だからといって、パッティングも「金」にならない。パッティング順位10位以内の選手の中で、賞金トップ10選手は朴仁妃選手とリディア・コ(コ・ホギュン)選手の二人だけだ。一方、グリーン的中率で順位が高い選手たちの成績は概ね優れている。女性ゴルファーの成績は長打やパッティングより「アイアンショット」というわけだ。

今年は2勝をあげて「年間最優秀選手賞」を受けたキム・セヨン選手(27)は今年、グリーン的中率で1位(77.6%)に上がったし、ヘンダーソン選手が僅差で2位(77.3%)を占めた。 2勝を上げてベアトロフィー(最低打賞)を受賞した米国同胞のダニエル・カン選手も6位(72.2%)で優れたアイアンショットを誇示した。

4つの大会だけで賞金王になったコ・ジンヨン選手(25)は、出場大会数を満たせずグリーン的中率での順位は上がらなかったが、コ選手は誰よりもツアーでアイアンショットの上手い選手だという事実を否定できない。昨年、コ・ジンヨン選手が年間最優秀選手賞を受賞したとき、コ選手はグリーン的中率で1位に上がったし、新人賞を受賞した2018年にもグリーン的中率1位の主人公はコ選手だった。

では、おそらくこのような疑問があるかもしれない。国内女子ゴルフ長打1位のキム・アリム選手がUS女子オープンで優勝したのは長打のおかげではなかったか…という疑問だ。

US女子オープンを主管する米国ゴルフ協会(USGA)の分析によると、キム・アリム選手が優勝したことも長打よりは高感度のアイアンショットの影響が大きかった。バックスピンが強くかかり、弾道が高いキム選手のアイアンショットは、グリーンが硬いUS女子オープンで光を放ったのだ。

特に5打差の逆転劇を繰り広げた最終日、「釜のふた」グリーンの難コースでキム・アリム選手は14回もグリーンに的中させたが、ピンに付けた平均距離は9メートルほどに過ぎなかった。キム選手は長打力も良いが、国内女子ゴルフグリーン的中率10位に上がるほどアイアンショットの能力も備えた「全天候型プレーヤー」だ。

事実、コ・ジンヨン選手とキム・セヨン選手が登場する前までは、韓国選手の中で最もアイアンショットに優れた主人公はユ・ソヨン選手だった。ユ・ソヨン選手はLPGAのグリーン的中率の統計では2013年に2位、2014年4位、2015年4位、2016年2位、2017年2位など、5年連続で「トップ4」に入る優れたアイアンショットを披露した。ユ選手はこのアイアンショットを武器に、世界ランキング1位にもなった。

国内女子ゴルフの舞台では、LPGAツアーよりもアイアンショットが優れた選手たちが良い成績を出している。 3年連続で大賞を受賞したチェ・ヘジン選手(21)は、グリーン的中率も3年連続で1位に上がった。変わらない高感度アイアンショットが3年連続の大賞と、今年の16大会のうちの14回も10位以内に入ることができた原動力だったのだ。

それだけではない。グリーン的中率順位10位以内の選手らは、大賞ポイントの順位にも7人ほども名前を上げ、賞金ランクでもまた7人が重なる。

今年の韓国のLPGAツアーで6年連続最多勝国として登板できたことも、まさに韓国女子ゴルファーの中「アイアンガール」が多いからだ。コロナ19の大流行で18大会に縮小されたLPGAツアーで、韓国は7勝を合作して6勝の米国を抜いた。 12大会を闘って最後の6大会だけが残った10月初めは、韓国女性ゴルファーの勝ち数は3勝に過ぎなかった。しかし大逆転が繰り広げられる。キム・セヨン選手が2勝を収め、キム・アリム選手のUS女子オープン優勝、コ・ジンヨン選手のシーズン最終戦の優勝で仕上げながら、反転に成功したわけだ。キム・セヨン選手とコ・ジンヨン選手、そしてキム・アリム選手のすべが名品アイアンショットを誇る選手たちだ。
  • 毎日経済_オ・テシク スポーツ選任記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-12-22 20:46:18