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カルチャー > 韓国ウェブコンテンツ、東南アジアから世界へ
韓国のプラットフォーム企業の東南アジアへの挑戦は、韓国の知的財産権(IP)も大きな力になっている。ウェブトゥーンやウェブ小説の「K-IP」(韓国知的財産権)は、新しい原動力となっているからだ。
ウェブトゥーンとウェブ小説のIPは映画やドラマとして作られ、東南アジアをこえてグローバルな興行にも成功している。またプラットフォーム企業の東南アジア進出は、これまで韓流の成功戦略のプロセスをそのまま従っているという分析が多い。東南アジアで海外進出の橋頭堡を確保した後、米国とヨーロッパに進出する方式だ。
すでにKウェブトゥーンは世界的な発行元が先に提案に乗り出すほど、世界市場へすばやく参入している。実際にネイバーは先月26日、ネイバーウェブトゥーンの代表作『神之塔』『THE GOD OF HIGH SCHOOL ゴッド・オブ・ハイスクール』『ノブレス』のIPをアニメーションとして制作し、韓・米・日で同時放送する計画だ。
カカオエンターテイメントの『俺だけレベルアップな件』もネットマーブルがゲームとして開発し、今後は海外で映画とドラマで放映される予定だ。特にドラマは、グローバルな製作会社がオンラインビデオサービス(OTT)を通じて放送する予定だ。
コンテンツ業界の関係者は「国内のコンテンツ輸出企業は海外に進出する際に中国や日本を経て米国市場を狙うが、韓流ブームが強く吹く東南アジアも魅力的な市場」だとし、「ヨーロッパ・中国・米国などの既に市場が形成されたところで競争をはじめるよりも、遠い未来を見る企業ほど東南アジアへの関心が高い」と述べた。
新韓金融投資のユン・チャンミン研究員は「コロナ19を起点に、ウェブトゥーンとウェブ小説市場の成長は海外でも速くなっている」とし、「ウェブトゥーンなどのKコンテンツはドラマやゲームなど、さまざまな領域に拡張して活用するワンソース・マルチユースまで可能なので成長性は大きい」と説明した。