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カルチャー > 韓国探訪 > 韓国スローライフ河東(ハドン)で癒し時間を過ごす3つのお勧め観光地
崔参判宅(チェチャムパンデク)
崔参判宅(チェチャムパンデク)は、朴景利(パク・キョンリ)の小説『土地』のドラマ撮影地として造成されました。
この地を訪れるなら、『土地』を読んでおくと、より小説の世界を身近に感じることができるでしょう。
『土地』は朝鮮王朝末期1897年から1945年の解放(日本からの独立)までの時代に生きた両班の娘である主人公チェ・ソヒの物語。政権争い、混乱に付け込んで侵攻する列強や日本、民衆による抵抗運動などの混乱の時代を生き抜く主人公が描かれています。
崔参判宅 (チェチャムパンデク)は、主人公チェ・ソヒが子供時代に過ごした家です。
慶尚南道(キョンサンナムド)河東郡(ハドングン)の農村・平沙里(ピョンサリ)にあり、智異山(チリサン)の緩やかな南麓にあります。
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中には韓家とわらぶき屋根の家々があり、朝鮮時代の風景がそのまま再現されています。小高い丘の上にあるため、入り口までは上り坂ですが、上からの景色は美しい田んぼが一面に広がり、開放感のある眺めを楽しむことができます。
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現地韓国での評価には「河東の中で一番良かった」「散策するのにとてもいい」「幸せな時間だった、曇りの日でも趣があって良い」など、のんびりとした時間と景観を楽しみたい派の方にはお勧めの観光地のようです。
現在では『土地』の撮影地のみでなく、数多くのドラマ、映画の撮影地として使用されています。
■ 최참판댁(崔参判宅)
경남 하동군 악양면 평사리길 66-7
055-880-2960
営業時間 平日 09:00 - 18:00(年中無休)
入場料 大人 2,000ウォン
メアム製茶園
メアム製茶園は茶畑を眺めながらお茶を楽しむことができる茶畑カフェです。
インスタ映えする美しいスポットも目白押しで、河東(ハドン)の人気観光地の一つです。河東の緑茶畑の歴史は1,300年を超え、王の緑茶として有名だったそう。静かな田舎の風景を前に飲むお茶は特別な味わいです。
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メアム製茶園では、ここで栽培したお茶を飲むことができます。
まずは、テイクアウト用のカップか、茶器で飲むか決めてからお茶を注文します。茶器で注文すると店員さんがお茶の飲み方を丁寧に教えてくれるので安心です。
茶畑が一望できるビュースポットでゆっくりお茶を楽しみましょう。心を空っぽにして、美味しいお茶と自然を感じる時間。そんなゆっくりした時間もたまには必要ですよね。
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メアム製茶園にきたら、みんな決まって写真を撮るフォトゾーン。
昔の田舎の小学校のような佇まいの建物で、窓際に座って写真を撮るのがインスタの定番フォトです。
もちろん、この建物の中でもお茶を頂けます。
お茶畑の散策もできるので、ゆっくり時間をもって訪れたいスポットです。
■ 매암제다원(メアム製茶園)
경상남도 하동군 악양면 악양서로 346-1 매암다원문화박물관
055-883-3500
営業時間 10:00 - 18:00
メニュー 雨前紅茶 6,000ウォン その他
ハドク壁画村
ハドク壁画村がある河東(ハドン)は2009年に「遅いことに美学がある。茶と文学の街」を掲げて、スローシティに指定されました。この壁画村はスローシティの公共美術プロジェクトの一環として作られた壁画村です。
27人の作家がこの町に住み、住民と率直に話し合い、絵や写真、造形が町の中に溶け込むように作られた壁画村で、壁画には河東の文化が反映されており、他の壁画村とは違った風景です。
「パルリパルリ(はやくはやく)」が生活に根付いている韓国で、遅いことに美学があるスローシティが存在することを意外にも感じましたが、韓国も地方により、また人により様々でみんながせっかちな訳ではありません。
作品の中に見られるように、「遅くてもいいじゃない?」「遅いほど幸せになる」このような言葉には、いつも忙しく生活している私たちに一息つくきっかけを与えてくれる言葉ですね。
旅行者であるホン先生が言う通り、「どうぜ同じように目的地にはつく。早いからって良いという訳じゃない」こんな思いが胸をよぎるように、早いだけがいいことじゃない。物事には時間をかけることに意味があることも存在するんだという気づきをくれる壁画村です。
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■ 하덕벽화마을(ハドク壁画村)
경남 하동군 악양면 입석리055-883-3500