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エンタメ > 韓国ドラマ > 「悪の心を読む者たち」最終回 「完全犯罪はない」キム・ナムギルの強力なメッセージ
▶ この記事にはドラマ本編のあらすじやネタバレの一部が含まれています。
SBS
『悪の心を読む者たち』が「完全犯罪はない」というメッセージを残して放送を終了した。
今月12日に韓国で放送されたSBS金土ドラマ『悪の心を読む者たち』(脚本ソル・イナ、演出パク・ボラム)の最終回では、犯罪行動分析チームがサイコパス殺人鬼ウ・ホソン(ナ・チョル)を検挙する姿が描かれた。
連続殺人犯のウ・ホソンは深夜、人通りの少ない場所でバスを待つ女性に道を聞くふりをして近付き、自分の車に誘導した後、殺人を犯した。ソン・ハヨン(キム・ナムギル)、クク・ヨンス(チン・ソンギュ)、ユン・テグ(キム・ソジン)らはウ・ホソンを追撃した。
実際に会ったウ・ホソンは、好感の持てる容姿、高級自働車、自動車の中に好意的に同乗を誘導するための準備まで、ソン・ハヨンのプロファイリング分析どおりだった。ウ・ホソンは警察の訪問にも一貫して平然とし、アリバイまでつくっていた。しかし、犯罪行動分析チームの疑念は拭えなかった。
翌日、直接警察の調査を受けると言ってきたウ・ホソンは、自分の自動車に火をつけ証拠を隠滅しようとした。ウ・ホソンの行動に警察は、彼が犯人であると確信し、令状を請求して逮捕した。ウ・ホソンは取調室でも自分は犯人ではないと言いはったが、国立科学捜査研究院が彼の服から被害者のDNAと一致する血痕を発見し、結局自白した。
ユン・テグはウ・ホソンに殺人の理由を尋ねるとウ・ホソンは「人を殺すのに理由がいるのか。殺人を企てた日はどうにかして実行に移した。失敗したことはない。殺人は私との約束のようなものだった」と話し、怒りを抱かせた。
ウ・ホソンは結局、法の審判を受け、ソン・ハヨンとグク・ヨンスは、多くの犯罪行動分析官を養成し、大韓民国にプロファイリング捜査技法が定着するよう力を尽くした。ソン・ハヨンはテレビインタビューで「テソン連続殺人事件の真犯人がどこかでこの放送を見ているなら必ず伝えたい。科学は日に日に発展し、世の中には完全犯罪というものはない。だから必ず捕まえられるだろう」という強いメッセージを残した。
一方、『悪の心を読む者たち』の後にはイ・ヘナル作家の同名ウェブ小説を原作とする。『アゲイン・マイ・ライフ』が4月8日から韓国で放送される。『アゲイン・マイ・ライフ』は人生2回目、抜群の能力をもつ熱血刑事が絶対悪にたちむかうストーリーを描いた作品だ。