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故ク・ハラさん、4年間続いた法的攻防ついに決着…「元交際相手に責任がある」


  • 故ク・ハラさん、4年間続いた法的攻防ついに決着…「元交際相手に責任がある」
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故ク・ハラさんの元交際相手チェ・ジョンボム氏の暴行・脅迫事件が4年の歳月を経て全て終わった。刑事、民事訴訟ともにチェ・ジョンボム氏の有罪を認めた。

12日、法曹界によると、ク・ハラの父親と兄が、チェ・ジョンボム氏を相手取って起こした1億ウォンの損害賠償請求訴訟は先月28日、原告一部勝訴判決を言い渡した。ソウル北部地裁民事9単独のパク・ミン判事は、チェ・ジョンボム氏の脅迫などの行為がク・ハラさんに多大な精神的苦痛を与え、結局極端な選択につながったと判断した。

裁判所は「チェ・ジョンボム氏はク・ハラさんの動画が流布された場合、莫大な性的羞恥心と同時に芸能界活動をこれ以上できなくなる点を悪用してク・ハラさんを脅迫した」として「これは深刻な精神的苦痛を抱かせただろう」と判断した。

それと共に「(ク・ハラさんが)幼い頃に芸能人として活動を始め相当な成功を収めた過去と比べてみると、今後の人生に対する希望と意欲を失うほどに至ったものとみられる」と説明した。

先立ってク・ハラさんの遺族は2020年7月「チェ・ジョンボム氏の脅迫と強要行為などでク・ハラさんが深刻な精神的苦痛を受け、結局自殺に至った」としてチェ・ジョンボム氏を相手に1億ウォンの慰謝料訴訟を起こした。その結果、刑事に続き民事裁判でもチェ・ジョンボム氏の有罪を認める判決が出た。これで約4年間続いた法的攻防はすべて終わった。

チェ・ジョンボム氏は2018年9月13日午前1時頃、ソウル江南区論硯洞のク・ハラさんの自宅で当時ガールフレンドだったク・ハラさんと争って暴行、脅迫傷害財物損壊強要などの疑惑で在宅起訴された。当時、チェ・ジョンボム氏はク・ハラさんに私的な内容を盛り込んだ動画を流布すると脅迫し、あるメディアに「ク・ハラさんに関して情報提供する」というEメールを送ったりもした。しかし、実際に動画配信が行われていないことが確認され、検察は性暴力処罰法上の映像流布容疑に対しては容疑なしの処分を下した。

ク・ハラさんもチェ・ジョンボム氏と争う過程でチェ・ジョンボム氏を傷つけた傷害の疑いで検察に送致されたが、検察はチェ・ジョンボム氏が先に悪口を言って暴行したことが争いの発端だと見ており、チェ・ジョンボム氏に動画流布の脅迫を受け精神的苦痛を受けたことを考慮して起訴猶予処分を下した。

2019年8月に開かれた1審裁判でチェ・ジョンボム氏は懲役1年6カ月、執行猶予3年を宣告された。検察と並んで控訴したチェ・ジョンボム氏は2020年7月、控訴審で懲役1年を宣告され法廷拘束された。その後上告したが、同年10月、最高裁で上告棄却され、懲役1年の実刑が確定した。

ク・ハラさんは2019年5月、極端な選択を試みたが意識を回復した。以後、日本でコンサートをするなど活発な活動を予告したが、2019年11月24日ソウル江南区清潭洞の自宅で享年28歳で亡くなり多くのファンを悲しませた。

ク・ハラさんの死後、「ク・ハラ法」も議論され始めた。直系尊属・直系卑属であっても扶養の義務を怠った場合は、相続権喪失理由あたるという内容を骨子とする法案だ。

ク・ハラさんが9歳の頃、家を出て20年近く交流がなく、養育にも寄与しなかった実母がク・ハラさんの死後に現れ、財産に対する相続を要求し、これに対しク・ハラさんの兄ク・ホイン氏は実母を相手に相続財産分割審判請求訴訟を提起すると同時にク・ハラ法立法を公論化した。

ク・ハラ法は2020年3月立法請願をした後、20代国会で通過できず自動廃棄された。しかし、ク・ハラさんの兄が実母を相手に提起した相続財産分割審判請求訴訟で裁判所が一部引用判決を下し、遺族の寄与分を20%に定め、遺産分割は5:5ではなく6:4になった。ク・ハラ法は昨年6月、閣議を通過したが、立法まではまだ手続きが残っている。
  • キム・ソヨン スタートゥデイ記者
  • 入力 2022-10-13 09:22:54




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