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K-POPが揺れている…「チャイナパワー」に押される韓国の企画会社

◆ City Life 第451号…STAR TAP ①/⑤ 

  • K-POPが揺れている…「チャイナパワー」に押される韓国の企画会社
しばらく前に幕を下ろした釜山国際映画祭で、大規模な「チャイナパワー」を実感したという映画関係者の話を聞いたことがある。巨大な資本をベースに、先進化した韓国の大衆文化を簡単に引き込んで、最終的には彼らの影響下に置かれるだろうという深刻な懸念も出ている。

韓流という名前でイメージメイキングされた韓国の大衆文化の中で、すでにそのような危機に陥った分野もある。「K-POP」と呼ばれ、全世界の若者たちを熱狂させている韓国大衆音楽だ。K-POPの伝道師としてアジアの音楽シーンを席巻しているアイドルグループの中で中国人メンバーを置いているEXO。最近、クリスとルハンの2人のメンバーがチームを離脱し、別の中国人メンバーレイも脱退する可能性があるといううわさがたち、困惑を隠せずにいる。これだけではない。最近、外国人メンバーを選抜してチームを設けようとしていた、いくつかの企画会社も国内最高のエンターテイメント企業であるSMの複雑な状況を見て、どうすることもできない状況だ。海外各国の有望な新人を発掘、多国籍メンバーでチームを作って全世界を舞台に「グローバル・マーケティング」を展開しようとした国内企画会社のビジネス戦略自体が危機に陥っている状況だ。

現在、外国人メンバーをメンバーに置いたグループは、EXOをはじめ、SUPER JUNIOR-M、f(x)、2PM、miss A、GOT7、Tiny-G、FIESTAR、Tastyなどがある。これらの中には、タイやカナダ、アメリカのメンバーもいるが、ほとんどのグループが中華圏進出を念頭に置いてチームを結成し、中国人メンバーが多数を成している。しかし、最近のEXOと過去のSUPER JUNIORの場合のように中国人メンバーの離脱が大きな悩みの種として登場しているのが実情だ。

専門家は、EXOやSUPER JUNIORの場合のような中国人メンバーの離脱を根本的に防ぐことはできないと見通している。莫大な資金力に比べて、エンターテイメント事業のノウハウが著しく落ちる中国が、すでに韓国企画社によって作成されたスターを獲得する戦略を立てているからだということが、彼らの判断だ。問題は、国内の代表的なエンターテイメント企業であるSMさえ困惑するほど明確な対策がないということだ。現在では、国内の企画会社が中国のエンターテイメント社と業務協約を締結して離脱したメンバーの活動に制約をかける方法以外に、特別な選択肢がない状態だ。しかし、これも実効性を得ることができるかは未知数だというのが専門家たちの指摘だ。最終的にK-POPのグローバル戦略が支障なく行われるためには、海外エンターテイメント業界と共同で事業を広げていく方法が、それでも現実性があるという判断だ。

「芸は熊(韓国)が行い、金はワンさん(中国)が持って行く」という言葉を聞きたくなかったら、K-POPのグローバル戦略に画期的な対策が必要な時点だ。そうしてこそEXOも、EXOのファンも永遠に笑顔でいることができる。
  • Citylife第451号(14.11.04日付)
  • 入力 2014-11-04 16:30:27




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