混声2人組、ポップジャズバンド「ウィンタープレイ」

「KポップもあるけどKジャズもあるよ」国内より香港など海外で人気 

アイドルダンス音楽だけでなく、ジャズもKポップだ!混声2人組「ウィンタープレイ」はこのような当然の命題を外国で知らしめているポップジャズバンドだ。リーダーで作詞・作曲・トランペットを担当しているイ・ジュハンとボーカルのヘウォンは最近、ソウル中区の毎経メディアセンター近くのカフェショップで記者のインタビューに答えながら、「国内では私たちはだ"無名歌手"」だと語った。

ウィンタープレイは国内より海外で人気が高い。デビューして2年が過ぎた2009年、日本音盤発売一週間でチャート1位を占めた。アジアミュージシャンとしては初めて日本ビルボードライブの舞台に立った。2011年、香港ゴールデンディスクを受賞した。

国内ではサムソン電子の洗濯機「ハウゼン」の放送広告に挿入された「ハッピーバブル」という曲(2008年発表)が、よりよく知られている。甘いしたジャズリズムに清涼感のある旋律とボーカルが加わった「ポップ」だ。しかし残念にもこの曲をウィンタープレイが歌っているという事実を知る大衆は多くない。

「Kポップは20~30年前に比べて画一化されたようです。アイドルの歌もいいけれど、すべてのミュージシャンが流行だけを追う感じ…。私たちのようなバンドが立つ舞台が狭くなったようです」(ヘウォン)

もちろん、ウィンタープレイが環境を理由にしてばかりで手放しでいるわけではない。ジャズとポップ・ラウンジ音楽を行き来する多様な曲を披露する一方、クルーズや屋根の無い2階建てのバスでライブ公演を繰り広げるなど、アイデアと才覚が光る実験を続けている。

「ポップとジャズの境界が崩れてきているのが最近の傾向です。伝統ジャズだけに固執する時代は過ぎましたね。大衆と呼吸するのが最も重要だと考えてます」(イ・ジュハン)

運命は偶然を装って訪れる。ウィンタープレイの結成過程だけを見てもまさにそうだ。

イ・ジュハンは外交官の父親の元で育ち、11歳のときにトランペットを初めて習った。父親の願い通りに米国のワシントン大機械工学科に入学し、ミュージシャンの道を捨てて平凡な会社員の人生を選ぶ考えもあった。しかしバンドのメンバーたちとジャズの魅力にいつしかはまり始め、帰国後いつの間にか彼は専業ミュージシャンになっていた。

中学生のときから歌謡企画会社の門を叩いていたボーカルのヘウォンは、2000年韓国の元祖放送オーディションプログラムのMBC「悪童クラブ」に合格したが、いくつかの事情により専属契約に失敗した。

「ヘウォンは歌が上手だ」という噂を聞いたイ・ジュハンがクリスマスを10日後に控えた2007年の冬のある日、彼女に電話をかけた。「私(イ・ジュハン)がそのとき仕事がなくて暇だったんですね。クリスマスだからプロジェクト音盤を出せば、反応がいいんじゃないかと思ったんです。ヘウォンに電話したらちょうど"忙しくない"っていうじゃないですか。最初からバンドを正式に結成して、ちゃんとした音盤を作ってみようと決心したんです。それがウィンタープレイの始まりです」ヘウォンは、「本当は忙しかったけど、時間をひねり出したんですよ」と語り、恥ずかしげに笑った。しかし、このときこの電話がなければウィンタープレイが作り出すこの甘い曲を決して聴くことができなかったかもしれない。ウィンタープレイは来る4月6日午後5時、ソウルLGアートセンターで2時間ノンストップでジャズ公演を開く。(02)797-4222
  • 毎日経済_イ・ギジャン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-03-07 15:53:32