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防腐剤美貌と演技力を装着したSexy40がテレビを占領

キム・ソンリョン、キム・ヒエ、ムン・ソリ 

「逆鱗」のキム・ソンリョン、「優雅な嘘」のキム・ヒエ、「官能の法則」のムン・ソリ。

未婚の敷居を持ち合わせながらも歳月をすいていく外貌の女優たちが、20~30代を抜いてドラマと映画の主人公はもちろん、化粧品のCFモデルをものにしている。同年代の男性俳優がドラマと映画で余勢をかって追い込んでいる間、彼女たちは少なくなる役割と永久的な「雇用圧迫」に苦しみながらも「ひるまずに」美しく活動中だ。

広いスペクトルで「セクシーフォーティー」消化する女優たち


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  • 「官能の法則」 ムン・ソリ

あるトークショーに出て果敢に19禁発言をするムン・ソリ(41)を見ると、ある知人は「20代より男をよりときめかせる魅力がある」と言っている。真正な「Sexy Forty(40)」とは、ああゆうものではないだろうかと思う。都合よく、自分と無関係な「○○○動画」事態で彼女は麻疹を患わなければならなかった。不惑の年を過ぎた今、盛んによく出る20代トップスターやアイドルほどに話題を集めた。1999年映画「ペパーミント・キャンディー」でデビューしたムン・ソリは、ソル・ギョングがあるインタビューで「自分に生意気に接する唯一の女優」と呼ぶほど、はばかりのない性格の所有者として知られている。

そしてこの積極性は結婚後、主婦になった今も迷わず様々な役割に挑戦する演技力でも発見される。40代女性たちの熟しきったファンタジーを描いた映画「官能の法則」(2月13日)に続いて、実際のマンシン(シャーマンを高めて言う言葉)キム・グマをモデルとした映画「マンシン」(3月6日)に出演した彼女は「男性中心」に戻っていく映画版で、20代より旺盛な作品活動で人々の脳裏に依然として「現役」だ。海外の映画祭で受賞経歴があるとしても40代の女優の場合、同世代の20代男性よりギャランティーが低いのが事実。どれほどであれば「泥棒たち」懇談会でキム・ヘスが「常に最後の作品をやるという気持ちで撮影に臨む」と明きらかにしただろうか。

「20代男性主人公vs30~40代女性主人公」


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最近ネチズンに「40代チョン・ジヒョン」と呼ばれるイ・イルファ(43)は「応答せよ1997」に続き、「応答せよ1994」で地元並みの方言の慶尚南道おばさんに扮した。しかし同じ時期「星から来たあなた」では、都会的なイメージのセミオンマ(ユ・インナ)の役割を通じ、ストレッチで作り上げた丈夫な体つきとシミのない肌を披露した。そうかと思えば、男性たちのワナビードラマ「大河ドラマ鄭道伝」では、後に神徳皇后になるイ・ソンゲの二番目の妻、京妻康氏の役を消化する。決断力と明晰さを兼ね備えた「ユ・ドングンの女」として中年のケミ(※)を呼び起こしている彼女はそのどこにも「ゴムだらいでナムルを和えていた」ナジョンのお母さんではない。1991年SBSの2期公採タレントとしてデビュー、90年代青春スターとして人気を集めた彼女は最近話題になったドラマで様々な役を務め、第2の全盛期を迎えている。コミカルなキャラクターと都会的な洗練美をすべて消化し出すイ・イルファに続き、「温かい一言」のキム・ジス(42)はまたどうだろうか。彼女でなければ誰が「心の風が吹いてさらに悲しい」ソン・ミギョンの夫に対して愛憎をあれほど悲しく繊細に表現することができるだろうか。10%前後の視聴率だったが、心が崩れる演技を見せてくれた彼女に全国の主婦視聴者は深く共感した。これ以外にも「神の贈り物-14日」イ・ボヨン(35)、「本当に良い時代」キム・ヒソン(37)、「奇皇后」ハ・ジウォン(36)、「星から来たあなた」チョン・ジヒョン(33)などを見ても、20代男性俳優たちとケミを積むのは、今や20代女優ではない30代~40代女優たちだ。

消費世代として浮上する30~40代女性、劇中キャラクターに無理は無い


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  • オム・ジョンファは「ロマンスが必要」の後続「魔女の恋愛」に25歳の年下男性パク・ソジュンと恋人として登場する。国内初、女性観客だけのための「ミスターショー」(3月27日から)


作品活動が遠のいていたイ・ミヨン(44)に、「花よりお姉さん」のユン・ヨジョンは「40代が一番大変だったみたい。どこに行ってもちゃんと待遇を受けられない気分だった。今は私を誰がそうやって扱ったとしても、ただそうだろうと思うだけだ」という助言を残した。当時に比べて「20代が最も若く活動的な人生の黄金期」という考えが30~40代に増えつつ、作品の背景も広く拡張した。忠武路で「オム・ジョンファ」という名前は、40代でも常にキャスティング1位にあがる名前だ。セクシーコメディーで、アクション、ロマンス、スリラーまで様々な分野を消化し出す数少ない女優だからだ。「温かい一言」のヒーロー、パク・ソジュン(27)と「魔女の恋愛」で年上年下カップルとして5年ぶりにドラマに復帰するオム・ジョンファ(46)は、スクープに向かう情熱と鋭敏さのせいで「魔女」と呼ばれる39歳の熱血記者、パン・ジヨン役を務めた。結婚を控えて消えた彼氏のせいで、自発的なシングル女になったパン・ジヨンと、年下男性ユン・ドンハの運勢克服ロマンス「魔女の恋愛」で、パク・ソジュンは25歳年下男性のユン・ドンハに扮する。友達と一緒に便利屋代行センターを運営し、サンタのコスプレからアイドル警護までてきぱきこなす、別名「バイトの達人」ユン・ドンハは、事故で彼女を失った後14歳年下の女性パン・ジヨンに出会いながら、微妙な感情に包まれるようになる。

ユ・アインの彼女、キム・ヒエ


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  • 「優雅な嘘」(3月13日開封)

「逃したくないんです」そばによりづらいようなCMの中のキム・ヒエ(48)は、「花よりお姉さん」でキム・スヒョン作家のメッセージひとつに涙を隠せなかった。弟のスンギを後ろからそっと助けてあげるかと思えば、一方で食事の車に一番に走って行き、スタッフを対象に「食糧奪取」まで敢行する。映画に一緒に出演したコ・アソンが生まれる9年前の1983年にデビュー、トップに立ったのち、子を持つ母親として帰ってきた彼女が最近、全盛期を迎えた。新作映画「優雅な嘘」でコミカルな隣人関係で出てくるキム・ヒエとユ・アイン(29)は、ドラマ「密会」では19歳も歳の差のある芸術財団の企画室長と、天才ピアニストとして出会う。ユ・アインはあるファンション誌のインビューを通して、「キム・ヒエと世代の差は感じられない。欠点の無いイメージと声のキム・ヒエ先輩が"東京タワー"の女性主人公のキャラクターに本当にピッタリだという気がした」とし、「同じ露出シーンでも他の女優よりはるかに破格的でインパクトがあるように近づいてきた。今まで一緒に演技したどの女優よりもっと最高」と明らかにしたことがある。しかしキム・ヒエ本人は、「見えるものと違う。実生活はただ子供を育てる母親です」と語る彼女は、「花よりお姉さん」で「今後できるものが母親の役、年をとった祖母の役なら、たぶん物悲しくなるかな」と心配を伝えた。「白髪も出て家で声も張り上げますよ。それでもそれが私の姿ですし、当然だと思います。私が好きな演技をしながらお金も稼いで子供たちを学校にも送っておいて、そうやって生きるのが人生じゃないですか?」

「母子ケミ」「キム・ヒエ ぺディング」、「イ・ミヨン バックパック」40代女優たちの再発見された魅力


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クロアチア旅行のとき、キム・ヒエが着用したアライグマのファー付きミリタリージャケットは、男性用にも関わらず全サイズが品切れになり、購買代行や直接購入で在庫切れになった彼女のカバンを求めに出た人も多かった。イ・ミヨンが使ったバックパックの場合、新規ランチングブランドにも関わらず、放送後10日も足らずで初期物量300個が完売した。キム・ヒエの透明な素顔と、毎週何回かずつピラテスをするイ・ミヨンの姿が放送にのると、彼女たちの生活習慣まで検索語にのぼった。20代に劣らない容貌と検証された演技力は、10年前では可能でなかった40代女優たちの芸能レギュラー出演まで引き出した。ここに今はトップスターや20代有名俳優をキャスティングしてみても、視聴率競争で勝てないという判断、外注制作という環境も一役買った。結婚をして家庭を築き、以前の神秘感のかわりに新しい魅力を発散する彼女達は、10~20代の専有物のトレンディードラマや、学園物ですら、ドラマ「女王」よりさらに大きいケミを引き出す。その代表的な例がまさに「相続者たち」のキム・ソンリョン(48)。息子役のイ・ミンホ(28)と恋人のような母子ケミを引き出した彼女は今年、ヒョンビンが主演する「逆鱗」(恵慶宮洪氏役、4月30日公開)、リュ・スンリョン主演の「標的」(仮題)(ヨンジュ役)の封切を控えている。役柄に対する成熟した理解度と巧みな消化力で、演技力のかわりに容貌だけ装着した20代女優の席を簒奪している。

「40代女優の魅力、逃さないでしょう」


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「女優が恐れなければならないことは"スキャンダル"ではなく"歳月"」という言葉が無常になるほど、フィールドで活躍する中年女優たちが多くなった。もちろん、何人かを除外して未だ絶対的な数値は低い。演技者として内攻は頂点にのぼったが、引き受けられる役柄は少なくなる状況のためだ。「広い演技スペクトル」という40代女優たちの強みは大きな武器になる。役柄の比重、時代や性格と関係なく「使い道が多い」俳優という点だ。もちろん彼女たちにも「ミニシリーズはできるだろうか?」「映画主演は不可能だろう」というような心配はあるだろう。自尊心を守るために数年休み、ときおりCMでのみ顔を覗かせる出来ない状況もやはりある。韓国にキム・ヒエ、ムン・ソリがいるなら、米国にはナオミ・ワッツ(45)、サンドラ・ブロック(49)などがいる。

20代とは違う作品で新しい魅力を披露している彼女たちの共通点は「しっかりと演技する」という点だ。夫の浮気で富と愛をすべて失った人物を演じた「ブルージャスミン」でメリル・ストリープを抜き、去る2日アカデミー主演女優賞を受賞したケイト・ブランシェット(46)は、「28歳にオスカーを受け取ったなら、より高い場所に上ろうとしたでしょうか」と語った。自分の説明書を「全盛期を過ごした人妻」で終わらせず、フィールドで現役で活躍するミッドフィールド型女優たちのおかげで大衆は、「もうすこし深く煮詰めた」女優たちの深い魅力に落ちることができる見通しだ。

※ケミとはケミカル(化学)の略語で、ドラマや映画などのメディア内でのカップルが、現実でもぴったりの相性を見せるという意味の新造語。
  • Citylife_パク・チャンウン記者/写真:CJ E&M KBS SBS MBC それぞれ映画スチールカット、イラスト:Photopark 資料提供:(株)ミスターショープロダクション
  • 入力 2014-03-12 09:36:51




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