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エンタメ > TV・映画 > MBCの野心作「オクニョ 運命の女(ひと)」が視聴率17.3%で出発
▶ この記事にはドラマ本編の内容の一部が含まれています。
MBC創立55周年特別企画『オクニョ 運命の女(ひと)』(脚本チェ・ワンギュ、演出イ・ビョンフン)が初電波に乗った。
30日の初回放送では、獄中で生まれた天才少女オクニョ(チョン・ダビン扮)の成長を描き、視聴者の視線を捕らえた。
オクニョは母ガビ(ペ・グリン扮)が暴漢に追われ刀で斬られた中、チ・チョンドゥク(チョン・ウンピョ扮)の助けを借りて、現在の刑務所にあたる典獄署で生まれ、獄中でもらい乳で育ち、茶母(一般的な官司でお茶や酒のもてなしなどの雑用を引き受けていた官婢)となる。
オクニョがイ・ジハム(チュ・ジンモ扮)、チョン・ウチ(イ・セチャン扮)と監獄の奇人から世界の知恵と知識を学び、英明な少女に育つ過程が速い呼吸で繰り広げられた。オクニョ役を引き受けたチョン・ダビンは子役時代の美貌を維持したまま、さらに成熟した演技力で明るく賢い天才少女を上手く消化し、視聴者たちの熱い反応を得た。
オクニョの華やかなイメージと対比される強烈な悪役たちの活躍も目立った。チョン・ジュノは姉の文定王后(キム・ミスク扮)を背に負って権力を振り回すうえ、任務に失敗した部下を容赦なく殺害するほどに残酷な尹元衡(ユン・ウォンヒョン)を完璧に消化して悪役への変身に成功した。パク・チュミもやはり典獄署でもしっかりしている姿を見せた妓生鄭蘭貞(チョン・ナンジョン)として強い印象を残し、キム・ミスクとともに今後、悪役で劇の緊張感を高めることを期待させた。
『オクニョ 運命の女(ひと)』はストーリーと演技力はもちろんのこと、派手な映像美で楽しさをプレゼントした。ドラマで初披露した典獄署は円形の構造とこれを活用した躍動的なカメラワークで視聴者たちの視線を固定させた。また、ガビが暴漢を避けて逃げていく過程で、浜と竹林で繰り広げられた派手なアクションシーンは映画を彷彿させる迫真感を披露した。
『オクニョ 運命の女(ひと)』1話は尹元衡がイ・ジハムに会いに典獄署を訪ねてきて、今後の運命を教えてくれと言う場面で終わり、次回への期待感を存分に高めた。イ・ジハムは自分ではなくオクニョに能力があると元衡に玉女を紹介し、元衡を憤怒させた。その直後に公開された2話の予告編では、元衡が「非常に若い雌犬が神明な才能を持っているな。こいつがどうして典獄署にいるのか」と尋ねる場面が登場し、続いてオクニョが自分が元衡の娘だと言い、関心を集中させた。1話では登場していない主人公のミステリーな人物ユン・テウォン(コス扮)がオクニョと向き合う場面で予告編が終わり、これからオクニョを中心に繰り広げられる葛藤を予告した。
『オクニョ 運命の女(ひと)』1話は全国基準視聴率17.3%(ニールセンコリア基準)と集計された。前作『結婚契約』は17.2%で始まり平均視聴率19.6%を記録した。