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「テバク」13話 魔性のエンディング10分で視聴者を翻弄

「テバク」13話 

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  • 「テバク」13話 魔性のエンディング10分で視聴者を翻弄
『テバク』は最後まで緊張を緩めることができない。最後の10分まで視聴者の心を思うままに揺さぶっているからだ。

SBS月火ドラマ『テバク』が中盤に突入した。しっかりと積み上げられたストーリーは、立体的な人物、俳優たちの安定した演技力、映画のような演出などと相乗効果を発揮しているという反応だ。その中でも、手に汗握るエンディングは『テバク』の真価を表している。

去る9日午後に放送された『テバク』13話もやはり緊張感を爆発させるエンディングを完成させた。この日、デギル(チャン・グンソク扮)とヨニングン(ヨ・ジング扮 / 後の英祖)はイ・インジャ(チョン・グァンリョル扮)の足とも言える勝負師のコルサ(キム・ビョンチュン扮)を打倒した。デギルは勝負師らしく、コルサの「いかさま」を一度に見破って盤を揺さぶり、その結果、コルサの闘銭房(賭博部屋)を打ち破ることができた。ヨニングンは自分だけの方法でデギルを助ける一方、大臣たちが関わった不正帳簿も手に入れることができた。

勝負の課程は、ぴりっとして痛快だった。ここにデギル、ヨニングン、イ・インジャ、ヨンファ(ホン・アルム扮)、ファン・ジンギ(ハン・ジョンス扮)、ムミョン(チ・イルジュ扮)などが刀を交差させ、緊張感を極大化させた。しかし、本当に視聴者の手に汗を握らせたのは10分間のエンディングだ。

ヨニングンは粛宗(チェ・ミンス扮)の前で再び信念が揺れるのを経験した。同じ時間、デギル(チャン・グンソク扮)に対する切ない気持ちを抱くソルイム(キム・ガウン扮)は誘拐され、デギルも死体の前で刀を構えるダムソ(イム・ジヨン扮)と対面した。このすべての話が10分間、スピーディに展開された。

粛宗はヨニングンに言い聞かせた。ヨニングンがデギルと手を組んで、危険な行動をしているからだ。ヨニングンが権力の盤でどのような位置に上るのかと同じくらい、ヨニングンと兄デギルの関係も粛宗にとっては重要なものだ。すべてを見通すかのような粛宗の目、鋭い一言一言まで、粛宗のカリスマは瞬く間に画面を掌握した。そして粛宗の言葉によって細かく変化するヨニングンの目は、彼がどれほど大きな混乱に包まれたのかをそっくりそのまま見せてくれた。

一方、デギルとソルイムの会話は切なかった。夢の話を始めたソルイムはデギルに対する自分の気持ちを容易に表現できずに悲しんだ。持って生まれた運命によりデギルのそばを離れるべきなのか悩むソルイムが視聴者も切なくさせた。

そんな中、突然現れたケジャクドゥ(キム・ソンオ扮)は、テギルを奇襲攻撃した。かろうじて逃れたが、続いて正体不明の人物が現れ、デギルがいない間にソルイムを拉致した。休む暇もなく起きる事件の連続。しかし、最大の事件は、デギルがコルサの死を目撃したことだ。そこには、覆面をかぶったまま倒れているコルサに向かって刀を高く振りかざしているダムソがいた。

粛宗とヨニングンの会話のシーンは視聴者を圧倒した。ソルイムとデギルの悲しい話は切ない感情を呼び起こした。その後のソルイムの拉致は、手に汗握る緊張感を、コルサの死は衝撃を与えた。最後のコルサの死体の前に立っているダムソの姿は思わぬ反転だった。

50分間、積み上げられたストーリーが最後の10分に最高潮に達し、劇的な面白さを爆発させた。緊張感と切なさ、緻密さで描かれたこの日のエンディングは、次回への疑問を投げかけ、視聴者の心を鷲掴みにした。『テバク』が、またどのようなエンディングで視聴者の気持ちを揺さぶるのか、今後が注目される。
  • MBNオンライン イシューチーム / 写真=SBS放送画面キャプチャ | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-05-10 07:43:26




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