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ハン・ジミン 映画『プランマン』でバンドのボーカル役引き受ける


  • ハン・ジミン 映画『プランマン』でバンドのボーカル役引き受ける
2008年ドラマ『イサン』は俳優ハン・ジミン(32)が男性たちのロマンとして浮上した決定的な契機だった。当時、正祖イサン(イ・ソジン)を黙々と内助して待ち続ける宜嬪(ウィビン)ソン氏のソン・ソンヨン(ハン・ジミン)は、男性ファンの心に火をつけた。たおやかにたばねた髪の頭を下げたまま静かに答えている姿や、病床に横たわっている正祖を看護しながら大粒の涙をポロポロ落とす場面は「ハン・ジミンベストショット」として挙げられる。しかし、この俳優はたおやかなイメージが窮屈だった。去る3日、ソウルの三清洞のあるカフェで会った彼女は、「時代劇でいつも頭を下げ、王と目をあわせないとか、ロマンチックコメディで結局悲惨な女性に変わっていくパターンが息苦しかった。変化がほしかった」と語った。

9日に封切りの映画『プランマン』でバンドボーカルのソジョンに変わったハン・ジミンは決心したように泣き崩れる。泣きながらコプチャンを口に押し込んだり、破れたジーンズとダブダブのノースリーブを着て街を闊歩する。

「実はおもしろいことや冗談が好きです。ソジョンほどではないけど、部屋はあまり片付けないし、新年の計画も立てていない。目覚ましなしで寝過ごすのが一番好き。さいしょ台本をもらったとき、だらしなくて自由奔放な姿に魅了されました」。

職場の同僚のネクタイが曲がっているのを見るとまっすぐに正さないと気がすまない強迫性障害の患者のジョンソク(チョン・ジェヨン)は、無計画で自由なソジョンに会って傷を癒すことが大きなあらすじだ。ソジョンは自分を避けようとするジョンソクを執拗に付きまとって話しかけ、猫は汚いからと嫌うジョンソクに猫を投げかけるいたずらっ子だ。

「明らかに落ち着きのないキャラクターであることは間違いないです。用もないのにつきまとい、とんちんかんな受け答えの特異なところが多いですね。ところが、騒々しくて落ち着きのない渦中でもジョンソクの反応をうかがって、傷つくかと思って気配りする暖かい点が気に入りました。表向きは楽しそうに見えるけど、心には傷があり、他人の傷にも痛ましがるのを見ると‘キャンディ’キャラクターとは違います」。

映画の中で彼女は直接自分で歌う。「携帯電話はなぜ2つなの、私の名前はなぜ男の名なの」と、自分を騙した既婚男性に警告を投げつける自作曲だが、はつらつとした声は映画に清涼感を与える。

彼女は「昨年5月から6ヶ月間、ボーカルの練習を受けました。けっきょく喉頭炎までかかった。幸いなことに、録音技術が良くて歌がうまくできました。次はミュージ(音楽のコーチをしたミュージシャン)と一緒にアルバムを出したい」と語る。2003年ドラマ『オールイン』でソン・ヘギョの子役として大衆の目にとまった彼女は『大長今』『偉大な遺産』『京城スキャンダル』をヒットさせてスターの身分に上がった。いつもいっしょに撮影に臨むイ・ヨンエがロールモデルである彼女は、「結婚はできるだけ遅くする。‘俳優’として認められる人になりたい」と語った。
  • 毎日経済_イ・ソンヒ記者/写真_キム・ホヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-01-08 17:02:19




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