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EXOコンサート、平均4年の練習期間に輝いた

いざこざで取りざたされていたEXOコンサート、やはりSMアイドルだった 

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25日、ソウルオリンピック公園体操競技場ではグローバル大勢グループ EXO(エクソ)の初めての単独コンサート「EXO FROM. EXOPLANET #1 - THE LOST PLANET in SEOUL」の最後の公演が行われた。今回のコンサートは23日から3日間、同じ場所で開かれ、総4万2000人の観客がともにした。

今回のコンサートは開始前からいざこざが多かった。EXOは昨年デビュー1年ぶりに「オオカミと美女」、「ウルロン」などを相次いでヒット、アルバム販売量100万枚を超えてミリオンセラー隊列に合流、歌謡界大勢に位置づいた。デビュー後初めての単独コンサートであるのにチケットオープンと同時に売り切れを記録し、1回の公演が追加されるのはもちろん、視野制限席まですべて完売させ、強力なチケットパワーを見せて人気を立証した。

このような喜びもつかの間。EXOの中国人メンバーであるクリスがコンサート1週間前の去る15日、突然所属社に専属契約解約訴訟を起こした。以後、彼は行方をくらまし、コンサートには全面的な修正が必要だった。憂慮の声も大きかったがこれは杞憂だった。デビュー前から経てきたことが数年間の練習生期間は決して無駄にはならなかった。彼らはこれまで築いてきた内攻を今回のコンサートを通じて完璧に立証した。揺るがない姿でチームワークを見せ、誰かの空白が感じられないほど華やかで強烈だった。

EXOはイントロ映像以後、ニュージーランドのマオリ族の伝統踊り「ハカ(haka)」を踊って登場した。やがてデビュー曲「ママ(MAMA)」をはじめ「レット・アウト・ザ・ビースト(Let Out The Beast)」「月光(Moonlight)」、「あなたの世界で(Angel)」、「ブラックパール(Black Pearl)」等、アルバム収録曲を次々と歌った。特に、韓国活動に基盤をおいたEXO-Kと中華圏を基盤に活動するEXO-Mは1曲の中でも韓国語バージョンと中国語バージョンを交互に歌ってファン達の視線を引き付けた。

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中間中間、ファンにプレゼントするイベントも準備された。EXOは「宝物を探そう」で、ある少女ファンを舞台上に立たせ、メンバー達がその周囲を囲んだ。EXO-KとEXO-Mのどちらがより良いかと叫んでいた彼らは、先輩歌手たちの曲であるSUPER JUNIORの「ソーリーソーリー (Sorry Sorry)」、SHINeeの「ドリームガール(Dream Girl)」と「リンディンドン(Ring Ding Dong)」、少女時代の「願いを言ってみて」「ジー(Gee)」に合わせてダンスバトルを繰り広げた。これにファン達の嫉妬と羨ましさが混じった歓声が客席をいっぱいにした。

続けて「XOXO」「ラブラブラブ(Love, Love, Love)」「サンダー(Thunder)」「マイレディー(My Lady)」「ベイビードントクライ(Baby Don`t Cry、人魚の涙)」「マシーン(MACHINE)」「3.6.5」「ヒストリー(HISTORY)」「ピーターパン(Peter Pan)」などの舞台が続いた。EXOのメンバーはワイヤーに乗って空の上に飛んできて、客席近くに近づいたり、突出舞台のあちこちに現れてファン達と呼吸するために努力した。

「マイレディー」ではメンバー達が舞台に横たわり、前にある鏡にうつる別名「鏡踊り」で関心を集めた。メンバー達は横になって骨盤までウェーブをするセクシーなパフォーマンスでファン達の歓声をかもしだし、「マシーン」の舞台では派手に光るDJ TANKが登場して見どころを加えた。

本公演の最後の舞台は最近発売したミニアルバム2集のタイトル曲「中毒(Overdose)」。EXO-KとEXO-Mは互いに分割されたりくっついたりを繰り返しながら立体的なパフォーマンスを披露した。

「中毒」の舞台を終え最後の挨拶をした後、EXOは退場したが、客席にはアンコールの叫びがいっぱいで、EXOは再び舞台に上がった。以後、代表曲「オオカミと美女」と「ウルロン」を歌って最高の歓声を引き出した。クリスの空席はチャニョルとカイが埋め、自然で完璧な舞台を飾った。最後にEXOは「Lucky」をファン達と一緒に歌い、総31曲、2時間を超える公演を終えた。

団体舞台の他にも11人のメンバーは、コンサートでだけ見ることができるソロ舞台でファン達を魅了した。

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EXOの代表ダンサーのレイ、セフン、シウミン、カイは強烈はパフォーマンスを披露した。レイは自作曲「I’m Lay」に合わせてカリスマあふれる独舞を、セフンは「Beat Maker」に合わせて踊るビートボックスパフォーマンスで節制された男性美を表した。シウミンは「 Breakin’ Machine」に合わせてセクシーキューティーガイに変身し、カイは「Deep Breath」に合わせて特有の狂気じみた目つきで末っ子らしくないオーラを誇った。ルハンは冬のスペシャルアルバムの収録曲「ザ・スター(The Star)」に合わせてダンスを踊った。

普段パフォーマンスグループとして多くの注目を浴びたとしたら、この日はボーカルラインの活躍が目立った。D.Oはコンサートを通じて初めて公開する新曲「Tell Me What Is Love」を熱唱した。少年のような外見から出る声量とは思えないほど、落ち着いていながらも力のある声ですべてを静まるようにした。また他のメインボーカルのベッキョンは「My Turn To Cry」を歌って甘いピアノ演奏でファン達をときめかせた。チェンは作曲家ケンジの「Up Rising」を歌ってヘッドバンギングをするなど、隠してきたロッカーとしての気質を誇り、スホは「Beautiful」を歌ってファンの携帯電話で一緒にセルカを撮るなどファンサービスを発揮したりもした。

チャニョルとタオは自分だけの個人技を披露した。普段、楽器に関心が多いチャニョルは「Delight」という曲で水準級のドラム演奏を披露して雰囲気を盛り上げた。タオはソロ舞台で武術(ウシュ)をパフォーマンスとして昇華、「Metal」に合わせて男らしい魅力を見せた。特にこの日は最後の公演であるだけにSMエンターテイメントの首長であるイ・スマンと役職員、SM直属の先輩であるボアとSUPER JUNIORが参席した。イ・スマンが来たことに気付いたファン達は「イ・スマン」を連呼して呼応を送り、これに対してほほえましい笑顔を浮かべ、立って挨拶をしたりもした。

舞台を終えた後、EXOメンバーは「これからが始まりだ」とファン達に感謝の気持ちを伝えた。スホはメンバーひとりひとりの名前を言い、「彼らがいるからEXOがあって、ファン達がいるからEXOがある」という言葉で温かい感動を誘った。

2時間の公演中、クリスの事態に対して全く目立つことをしなかったEXO。最後にD.Oが「僕たちは辛いとかそういうのはないです。だからファンの皆さんも辛く思わないで下さい」と話し、ファン達を慰める心がかえってファン達の目頭を赤らめた。

いっぽう、EXOはソウル公演を終えた後、来る6月1~2日の両日間、香港アジアワールドエキスポアリーナで「EXO FROM. EXOPLANET #1 - THE LOST PLANET in HONGKONG」の公演を継続する予定だ。
  • スタートゥディ_キム・ジインインターン記者/写真_SMエンターテイメント
  • 入力 2014-05-26 11:41:40




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