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「W」俳優・作家・制作陣が答える脈略のある10問10答


  • 「W」俳優・作家・制作陣が答える脈略のある10問10答
MBC水木ドラマ『W』側が最終回を残し、視聴者が気になっている部分を総整理した。

『W』は現実世界の新人医師オ・ヨンジュ(ハン・ヒョジュ扮)が偶然に人気絶頂の「ウェブトゥーンW」に入り込み、主人公カン・チョル(イ・ジョンソク扮)と出会い巻き起こる物語を描いたドラマだ。

ウェブトゥーン(ウェブ漫画)世界と現実世界を行き来する主人公たちの動きの中で実写と漫画を行き来する視覚の魔法は、視聴者を新たなメカニズムのドラマとして親切に導く決定的な役割を担った。

『W』の主人であるソン・ジェジョン作家、チョン・デユン監督、俳優イ・ジョンソク、キム・ウィソン、制作陣は放送終了を前に『W』の隠されたポイントを紹介した。

Q1. ドラマタイトル『W』の意味は?

A. カン・チョルが主人公であるウェブトゥーンのタイトルであり、漫画の中でカン・チョルが殺人事件を解決するメイン舞台となる放送局チャンネル「W」を意味する。Why(なぜ)、Who(誰が)を意味し、殺人事件の犯人とその理由を明かす告発プログラムのタイトルでもある。

ドラマ上では省略されているが、設定上の「ウェブトゥーンW」は7年間連載されている間、カン・チョルの人生そのものがメインの物語というよりも、家族を殺した真犯人を一生追い続けるカン・チョルのヒストリーをもとに放送局を舞台にして毎エピソードごとに困難な強力犯罪を解決するカン・チョルと友人たちの活躍が収められている。

もう一つ、「W」はオ・ヨンジュの立場からWonder world(不思議な世界)を意味する。「不思議の国のアリス」のように、突然おかしな世界に入り込んだヨンジュの視線から見た漫画の中の世界を意味する。(ソン・ジェジョン作家)

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Q2. 作品で登場する「ウェブトゥーンW」はどうやって作られた?

A. ドラマの中のウェブトゥーンは原作があるものではなく、すでに撮影された映像を土台に作られる。名前が知られた作家に依頼せず、専門業者に作画を依頼して作業した。3Dを2Dに変える作業は容易ではなかったが、細かく作業して良い評価を聞くことができたようだ。(制作陣)

Q3. 実写と漫画を行き来する作業、真犯人の顔はどう作られた?

A. カン・チョルが漫画から現実世界に移る場面、オ・ソンム(キム・ウィソン扮)の顔がなくなる場面、ヨンジュが水の中に突然入る場面など『W』では一般のドラマでは見ることができなかった場面が多く登場する。こうしてウェブトゥーンを映像化させる過程はCGで行われ、繊細さと時間を多く要求する作業だ。

『W』にてこの部分は『太陽を抱く月』、『最高の愛』、『キルミーヒールミー』などを担当したMBCのVFX(視覚的な特殊効果)およびモーショングラフィックチームが担当している。二十人を超えるVFXチームは『W』の小さなCGにも魂を込めて進行している。

演出者であるチョン・デユン監督は今回の10問10答を通じて「CGチームが画面の外で昼夜苦労している」と話し、彼らが大きな役割を担ってくれたため良い結果物を見せることができ感謝の気持ちを伝えた。(制作陣)

Q4. 真犯人は誰か?

A. ウェブトゥーンの中の真犯人がオ・ソンムの顔に憑依される前後の激しいアクションは俳優キム・ウィソンを代役する人がいる。「ヴォルデモート」と呼ばれ、オ・ソンムの顔が憑依される前、常に大きな身長の黒いフードだけを付けた真犯人は武術演技者コ・サンヒョンさんが担当し、憑依された後の真犯人のアクションはユ・シジョンさんが担当してくれた。

キム・ウィソン氏は今回の10問10答を通じて「自分に代わり、後ろで素晴らしい演技を見せてくれ感謝する人々」だとし、彼らを賞賛した。そして一番大きなスポイラー、真犯人の本当の声は驚くべきことにオ・ソンム、つまりキム・ウィソンの声を変調したものだ。(制作陣)

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Q5. 一番格好良かった場面は?

A. 14話の「パク・スボンさん、物を書きに行きます」シーンが一番素晴らしいシーンだと思います。現実世界にてウェブトゥーン世界を変えることが出来るタブレットが破壊され、カン・チョルはウェブトゥーン世界にあるタブレットを探すためにハン・チョルホ(パク・ウォンサン扮)を訪ねました。変数を利用してタブレットを持つハン・チョルホを現実世界に送ったこのシーンが一番格好良いと思います。

まさに漫画主人公のような場面であり、計算が間違ってもすぐに計画を変えてオ・ヨンジュを助けるという凄まじい意志も見せたようで個人的に一番格好良い場面ではないかと考えます。(イ・ジョンソク)

Q6. 一番鳥肌の立った場面は?

A. 4話エンディングでカン・チョルが初めて自分がウェブトゥーンの中の人物であることを自覚したときに世界が止まり、現実世界に向かう扉を通過したときが一番鳥肌が立ちました。(キム・ウィソン)

Q7. 最終的に『W』を通じて伝えたかったメッセージは?

A. 人間のカテゴリ、人類愛の範囲をどこまで置くかに関する質問から出発した。初回にホテルの屋上で死にかけたカン・チョルを発見したとき、オ・ソンムは生きていることを目で見ながらも(実態)、仮想の絵であるとして(観念)彼をナイフで刺す。漫画の人物は人間ではないとした。オ・ヨンジュは医師の使命によりカン・チョルを助けるが、彼が漫画の中の人物だと分かっても恋に落ち、助けようと努力する。生きているから、彼を人間だと見た。「ロボットが果たして人間か、人間性を与えることができるか」というハリウッドの長い間のテーマの一つを持ってきて、漫画の主人公に置換した。

その質問に関して私なりの結論は最終回に登場する。また仮想人物であるカン・チョルが自身の存在の限界を克服するのか、運命に克服するのかも重要な問題だ。存在の限界さえも拒否し、克服する意志を見せる人物として設定し、その意志の一番大きなもととなったものは「愛」と「家族愛」だと考える。(ソン・ジェジョン作家)

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Q8. 一番魂を込めた場面、最愛のシーンは?

A. 一番魂を込めた場面であり最愛のシーンは5話にてカン・チョルとオ・ソンムが出会って話しをし、カン・チョルが銃を撃つシーンだ。カン・チョルが創造主であるオ・ソンムと初めて対面するシーンであるため、とても重要でありインパクトがなければならなかった。1回の3分の一に達する分量を多少思弁的な台詞もそうだが、固定された空間で表現せねばならないため、ややもすれば演劇的な場面となるのではと心配した。しかしキム・ウィソンの爆発的カリスマと、彼に堂々と向き合うイ・ジョンソクのパワーがシーケンス全体を埋め尽くし、懸念を見事に払拭した。本当に素晴らしいアンサンブルが出来上がったと考える。(チョン・デユンPD)

Q9. あなたが考える脈絡のあるエンディングは?

A. ハッピーエンドは事実、広げたものが多いため、何が脈絡に合うハッピーエンドなのか分かりません。これもまた作家の役割でしょう。ただ、僕は個人的にサッドエンディングを好むタイプなので、脈絡のあるサッドエンディングであればいいなと考えています。脈絡があり、理にかなった別れこそが、胸は痛いけれど理解ができ、苦しくも余韻が長く残るドラマとなりますから。実際にヨンジュの想像通りに平凡でも素朴な恋愛、結婚そして家族として終われば一番理想的なエンディングではないかと思います。(イ・ジョンソク)

Q10. あなたが考える脈絡のあるエンディングは?

A. カン・チョルとヨンジュ、二人の主人公が現実世界で幸せであることを願うばかりです。そして「ウェブトゥーンW」の世界とその中の人物たちも平和に続くことを願います。(キム・ウィソン)

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  • スタートゥデイ パク・セヨン記者 / 写真=チョロクペムメディア提供、MBC放送画面キャプチャ
  • 入力 2016-09-14 10:07:13




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