PSYのHANGOVER(ハングオーバー)、爆弾酒・ラブショット・サウナ・ビリヤード

新曲「ハングオーバー」ミュージックビデオ全世界同時公開7時間めでヒット数185万突破 

「韓国の飲酒文化に米国の裏通りリズムのヒップホップを着せた」。

9日、ベールを脱いだワールドスター「PSY(サイ=本名パク・チェサン、37)」の新曲『HANGOVER』のミュージックビデオに対する一般的な評価だ。去る2012年に第6集のタイトル『江南スタイル』で世界的に旋風的な人気を集めたPSYが、第2の全盛期を迎えることになるのか注目される。この日午前、サイは公式YouTubeチャンネルと所属事務所のYGエンターテイメントの公式ブログを通じ、5分8秒の『HANGOVER』ミュージックビデオ全体を公開した。この新曲は世界的なヒップホップミュージシャン「スヌープドッグ(カルバン・ブラザーズジュニア・42)」がラップフィーチャリングを担当し、今回のミュージックビデオにPSYと一緒に出演した。

9日にリリースしたミュージックビデオのフルバージョンは、公開7時間めで185万ヒットに迫るなど、爆発的な関心を集めている。

サイの新作は韓国特有の情緒を、西洋の画法で解いたことが目立つ。まず、ミュージックビデオには韓国の遊興文化があちこちにちらばっている。コンビニの二日酔い解消ドリンクやおにぎり、爆弾酒の作り方や焼酎の回し飲みと「ラブショット」、韓国式サウナ、仁川の月尾島の乗り物やカラオケとビリヤードなど、飲酒文化そのものやそれを象徴する場所が次々と紹介される。

新曲『HANGOVER』はビートの強いヒップホップスタイルの曲だが、曲の中間でクェンガリ・チャンゴ・チンなどの韓国楽器を活用し、韓国的な感じを加えた。PSYの「(盃を)受けなさい~」という民謡風合いの手は、アメリカ特有のヒップホップのビートと絶妙に合う。『HANGOVER』の歌詞の半分以上は英語だが、ところどころに韓国語も入っている。

歌謡界のある関係者は、「黒人のスヌープドッグがPSYと一緒に手慣れた腕前で爆弾酒を作って飲む姿は、Kポップと韓国文化を西洋人に最も自然に伝える方法」とし、「外国人が書いた英語の歌詞ではなく現地人が書いた自国の歌詞で、英語圏の音楽ファンたちの親近感を高めた」と評価した。

国内を主なターゲットにした既存の音源流通方式もガラリと変えた。「井の中の蛙」から抜け出して、世界市場を狙った戦略とみられる。PSYは新しいミュージックビデオを米国の有名TVショー「ジミー・キンメル・ライブ!ゲームナイト」に初めて公開した。新曲の音源は、国内の単独代理店の代わりにアップルのアイチューンズを通じて、全世界に同時公開する方を選んだ。サイの新曲流通はグローバル流通社の「ユニバーサルミュージック」が引き受けた。

歌謡界の内外では、PSYが3~4月にカムバックするという噂が広まった。しかし、実際のカムバックはさらに時間がかかった。これに関してPSYのとある側近は、「2012年に江南スタイルのヒットで人々の期待が高くなったので、PSYがものすごく気を使っているようだ」とし、「YouTubeの照会数7億ビューを控えている『ジェントルマン』(2013年発表曲)もかなり上手にできたのに、PSYの負担感は大きかった」と伝えた。

実際にPSYは昨年12月、ソウルオリンピック公園で開かれたコンサートで「ジェントルマンへの相反した評価があった」とし、「見かけとは異なりとても繊細な性格」と打ち明けたことがある。

PSYは「(初期のヒット曲の)『チャンピオン』以来、10年かかって‘江南スタイル’が出てきた」とし、「新曲はまた最初に戻って、PSYらしい‘ヤンキー(俗称ヤンアチキ=不良っぽい)’っぽい曲を作るだろう」と付け加えた。『HANGOVER』は予告どおりに作られた曲であるわけだ。PSYは今年の夏に『ダディ(DADDY)』をタイトル曲にした新しいアルバムの発表を控えている。
  • 毎日経済_イ・ギチャン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-06-09 17:34:14