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PSYの新曲『ハングオーバー』ビルボード26位

3曲連続でトップ30入り...アジアの歌手としては初/インタビュー・音楽番組出演など、米国市場の攻略開始 

  • PSYの新曲『ハングオーバー』ビルボード26位
ワールドスター「サイ」(PSY/パク・チェサン、37)の新曲『ハングオーバー』が米音楽雑誌「ビルボード」の週間シングルチャート「ホット100」の26位に入った。

ビルボード・ドットコムによると18日(現地時間)、地元のスター「スヌープ・ドッグ」(カルバン・ブローダスJr、42)がフィーチャリングした『ハングオーバー』はストリーミングスコアで強勢を見せ、ビルボードのメインチャート「ホット100」(19日更新された28日時点)で26位に上がった。ビルボードは、「この曲はチャートスコアの90%をストリーミング点数で得た」と説明した。これをもって、サイは『江南スタイル』と『ジェントルマン』に次いで、アジア歌手としては初めて「ホット100」で3曲連続「トップ30」に進入する記録を立てた。これはKポップ歌手らの過去の成績と比較すると奇跡に近いことだ。

シングルチャートの「ホット100」は、2009年にガールグループ「ワンダーガールス」が『Nobody』で76位を記録したのが唯一だ。アルバムチャートの「ビルボード200」は、△2009年にBoAの『BoA』が127位、△2012年ビッグバンの『Alive』が150位、△2012年に少女時代ユニットテチソ(テヨン・ティファニー・ソヒョン)の『TWINKLE』が126位、△2014年に2NE1の『CRUSH』の61位など記録がある。

韓国特有の飲酒文化をコミカルに描いた『ハングオーバー』は19日、YouTubeの再生回数7000万件を超えた。所属事務所のYGエンターテイメントは、「『ハングオーバー』は先進的な曲とは異なり、サイがスヌープ・ドッグと手を握って伝統的なヒップホップに挑戦した曲」とし、「サイの新たな挑戦が世界のポップファンにアピールしたことを証明した」と強調した。

『ハングオーバー』が「ホット100」で持続して生き残ることができるだろうか?まず、悲観的な状況から分析してみよう。『ハングオーバー』関連の指標は、過去のヒット曲『江南スタイル』(2012年、初週は64位で以後は7週間2位)や『ジェントルマン』(2013年、初週は12位で2週次は5位)しかない。

『ハングオーバー』のYouTubeの初日視聴数(1400万件)は『江南スタイル』よりもはるかに多いが、『ジェントルマン』(1890万件)より少ない。『ハングオーバーの』ミュージックビデオを見て「グッド!」をクリックした人と「低く評価」を押したネチズンの比率は、19日現在で2.6対1だ。『江南スタイル』(10対1)と『ジェントルマン』(5.5対1)に比べて嫌だという人が多い。これを意識したように、ウォールストリート・ジャーナルをはじめとする英米のメディアは、今回のミュージックビデオをめぐって「癪に障る」という酷評を出した。しかし、逆転のチャンスはある。強いヒップホップのビートに歌詞の半分以上が英語だ。ここにスヌープ・ドッグがラップフィーチャリングとミュージックビデオ作業に参与した。『ハングオーバー』が国内より米国で受け入れられるだけのコンテンツだという話だ。

どの韓国歌手とも異なって英語がちょっとできるサイが、米国の地で直接跳びはねていることもプラス要因だ。ビルボードチャートではオフライン放送回数が、ダウンロードなどの他の項目と同様に重要だ。さらに、サイはメディアのインタビューや音楽番組への出演など、米国側のプロモーションに火力を集中している。

今週のチャートはオンライン・ストリーミングの恩恵を多く得たが、チャートに一度上がればクチコミに乗ってオフライン放送回数が増え、後押しが強くなることも期待してみるに値する。今週よりも以後の成績が改善される可能性があるという話だ。また、『江南スタイル』の時と異なり、昨年の年初からサイの強みであるYouTubeの照会数などを「ホット100」の集計に含んだ点も鼓舞的なことだ。
  • 毎日経済_イ・ギチャン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-06-19 17:03:55




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