トップ > エンタメ > スターフォーカス > 「鬼＜トッケビ＞」キム・ウンスクvs「青い海の伝説」パク・ジウン伝説の対決
スター級芸能人と同じくらいの待遇を受ける不敗ヒット神話キム・ウンスク作家とパク・ジウン作家が、それぞれ鬼と人魚をモチーフにしたtvNドラマ『鬼<トッケビ>』（以下、『鬼<トッケビ>』）とSBS『青い海の伝説』、似たような設定の二つのドラマで同じ時期に対戦した。
ドラマは韓流の中心となったが、「韓国ドラマはロマンチック・コメディがすべて」という言葉が出るほどに否定的な見方が提議されたりもしている。中でも二人の作家の最高人気策であるKBS2『太陽の末裔』（キム・ウンスク作家）、SBS『星から来たあなた』（パク・ジウン作家）はそれぞれ愛国心とSF的ファンタジーを加えたが、結局男女の愛が真理だという分かりやすい結末で「韓国的ロコ（ロマンチック・コメディ）」ジャンルを完結し、「韓流ドラマ」という肯定と「韓流の限界」という否定ふたつの正反対の結果を同時に生んだ。
『太陽の末裔』は最終回16話にて視聴率を38.3%で終えて最近のドラマでは不可能な数値といわれる40%台に肉薄したが、『星から来たあなた』は最終21話を視聴率28.1%で終了させた。
二つのドラマは高い視聴率にとどまらずソン・ジュンギとソン・ヘギョ、キム・スヒョンとチョン・ジヒョンを韓流スターに頭角させ、中国を中心にしたアジア圏および全世界的な人気を集めた。
2017年にもヒット不敗神話が続いたが、キム・ウンスク作家とパク・ジウン作家の運命は分かれた。
『鬼<トッケビ>』は今月21日に最終回16話を20.5%で終了させ、ここ数年間地上波最高視聴率として記録された『太陽の末裔』に続き『鬼<トッケビ>』もまたtvNを含むケーブルチャンネルにて歴代最高数値であり魔の20％台の壁を破った。これは1話6.3%の視聴率と比較して14.2%も上昇した数値で、開始と終わりがすべて「輝かしい神」ドラマという有終の美を飾った。
一方、『青い海の伝説』は25日20話の視聴率が17.9%で比較的無難に終了した。しかし、パク・ジウン作家とチョン・ジヒョン、イ・ミンホの名前の価値には物足りない数値として心残りがあった。1話16.4%で開始した『青い海の伝説』は最終回を1話残した19話にて21.0%を記録したことを除けば、20%の壁を越えることができなかった。
このように正反対の結末はロマンチック・コメディに必須の「愛は不敗論」を共有するが、これを解き明かす方式の差に起因する。
『鬼<トッケビ>』は死神、神、三神を通じて一人の人間の生死にまつわる複雑な運命の糸を説得力をもって描き、非現実的になりうる説話をモチーフにしていても、人間であれば誰もが共感できる生と死に関する物語を描いた。
これとは違い『青い海の伝説』は説話の中の主人公である人魚を説話のとおりに描く再解釈のない物語展開方式で新たな好奇心を引き出すことができなかった。
キム・ウンスク作家とパク・ジウン作家の各自違うキャラクター配置方式もまた、ドラマの勝敗を分けた。
『鬼<トッケビ>』はキム・ウンスク作家の特徴でもあるブロマンスが輝きを発した。『太陽の末裔』でのソン・ジュンギとチン・グのブロマンスに続き、『鬼<トッケビ>』では鬼コン・ユと死神イ・ドンウクに財閥3世であり神が憑依したユク・ソンジェを追加したトリプルケミでアップグレードしたブロマンスを配置してドラマの視聴率高空行進に火をつけた。
『鬼<トッケビ>』がロマンスとブロマンスを絶妙に配置した一方、『青い海の伝説』はチョン・ジヒョンとイ・ミンホのロマンスだけに集中した展開で、イ・ヒジュンやシン・ウォンホで構成された詐欺仲間の組み合わせをしっかりと生かすことが出来なかっただけでなく、ソン・ドンイルとファン・シネを絶対悪としてのみ描く断片的描写で葛藤を単純化した。
キム・ウンスクとパク・ジウンは同様の形式で、初回放送から激しい競争を行った。
ドラマの勝敗に関係なく、キム・ウンスク作家は脈絡のない無分別なPPL行進と保守主義に献身する「愛国」ドラマという評価を聞いた幼稚な愛国心により視聴率の記録が衰退していた『太陽の末裔』の作家として、後ろについてまわっていた汚名をきれいに洗い流した。
一方、パク・ジウン作家は、新鮮な素材で話題になったKBS2『プロデューサ』、「パク・ジウン印の家族ドラマ」というジャンルを開拓したKBS2の『棚ぼたのあなた』、宇宙人を巻き込みラブコメにSF的な要素を加えてファンタジーラブコメを完成させた『星から来たあなた』の溌剌さを忘れさせる、ありきたりな展開で失望を残した。
「鬼＜トッケビ＞」キム・ウンスクvs「青い海の伝説」パク・ジウン伝説の対決
ドラマは韓流の中心となったが、「韓国ドラマはロマンチック・コメディがすべて」という言葉が出るほどに否定的な見方が提議されたりもしている。中でも二人の作家の最高人気策であるKBS2『太陽の末裔』（キム・ウンスク作家）、SBS『星から来たあなた』（パク・ジウン作家）はそれぞれ愛国心とSF的ファンタジーを加えたが、結局男女の愛が真理だという分かりやすい結末で「韓国的ロコ（ロマンチック・コメディ）」ジャンルを完結し、「韓流ドラマ」という肯定と「韓流の限界」という否定ふたつの正反対の結果を同時に生んだ。
『太陽の末裔』は最終回16話にて視聴率を38.3%で終えて最近のドラマでは不可能な数値といわれる40%台に肉薄したが、『星から来たあなた』は最終21話を視聴率28.1%で終了させた。
二つのドラマは高い視聴率にとどまらずソン・ジュンギとソン・ヘギョ、キム・スヒョンとチョン・ジヒョンを韓流スターに頭角させ、中国を中心にしたアジア圏および全世界的な人気を集めた。
2017年にもヒット不敗神話が続いたが、キム・ウンスク作家とパク・ジウン作家の運命は分かれた。
『鬼<トッケビ>』は今月21日に最終回16話を20.5%で終了させ、ここ数年間地上波最高視聴率として記録された『太陽の末裔』に続き『鬼<トッケビ>』もまたtvNを含むケーブルチャンネルにて歴代最高数値であり魔の20％台の壁を破った。これは1話6.3%の視聴率と比較して14.2%も上昇した数値で、開始と終わりがすべて「輝かしい神」ドラマという有終の美を飾った。
一方、『青い海の伝説』は25日20話の視聴率が17.9%で比較的無難に終了した。しかし、パク・ジウン作家とチョン・ジヒョン、イ・ミンホの名前の価値には物足りない数値として心残りがあった。1話16.4%で開始した『青い海の伝説』は最終回を1話残した19話にて21.0%を記録したことを除けば、20%の壁を越えることができなかった。
このように正反対の結末はロマンチック・コメディに必須の「愛は不敗論」を共有するが、これを解き明かす方式の差に起因する。
『鬼<トッケビ>』は死神、神、三神を通じて一人の人間の生死にまつわる複雑な運命の糸を説得力をもって描き、非現実的になりうる説話をモチーフにしていても、人間であれば誰もが共感できる生と死に関する物語を描いた。
これとは違い『青い海の伝説』は説話の中の主人公である人魚を説話のとおりに描く再解釈のない物語展開方式で新たな好奇心を引き出すことができなかった。
キム・ウンスク作家とパク・ジウン作家の各自違うキャラクター配置方式もまた、ドラマの勝敗を分けた。
『鬼<トッケビ>』はキム・ウンスク作家の特徴でもあるブロマンスが輝きを発した。『太陽の末裔』でのソン・ジュンギとチン・グのブロマンスに続き、『鬼<トッケビ>』では鬼コン・ユと死神イ・ドンウクに財閥3世であり神が憑依したユク・ソンジェを追加したトリプルケミでアップグレードしたブロマンスを配置してドラマの視聴率高空行進に火をつけた。
『鬼<トッケビ>』がロマンスとブロマンスを絶妙に配置した一方、『青い海の伝説』はチョン・ジヒョンとイ・ミンホのロマンスだけに集中した展開で、イ・ヒジュンやシン・ウォンホで構成された詐欺仲間の組み合わせをしっかりと生かすことが出来なかっただけでなく、ソン・ドンイルとファン・シネを絶対悪としてのみ描く断片的描写で葛藤を単純化した。
キム・ウンスクとパク・ジウンは同様の形式で、初回放送から激しい競争を行った。
ドラマの勝敗に関係なく、キム・ウンスク作家は脈絡のない無分別なPPL行進と保守主義に献身する「愛国」ドラマという評価を聞いた幼稚な愛国心により視聴率の記録が衰退していた『太陽の末裔』の作家として、後ろについてまわっていた汚名をきれいに洗い流した。
一方、パク・ジウン作家は、新鮮な素材で話題になったKBS2『プロデューサ』、「パク・ジウン印の家族ドラマ」というジャンルを開拓したKBS2の『棚ぼたのあなた』、宇宙人を巻き込みラブコメにSF的な要素を加えてファンタジーラブコメを完成させた『星から来たあなた』の溌剌さを忘れさせる、ありきたりな展開で失望を残した。
- シックニュース ハン・スギン記者 / 写真=tvN「鬼」、SBS「青い海の伝説」 | (C) mk.co.kr
- 入力 2017-01-29 10:42:00
