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「自己発光オフィス」視聴率は低迷するも自分たちの道で「自己発光」した

「自己発光オフィス」16話(最終回) 

▶ この記事にはドラマ本編の内容の一部が含まれています。

  • 「自己発光オフィス」視聴率は低迷するも自分たちの道で「自己発光」した
MBC水木ドラマ『自己発光オフィス』が4日最終回を迎えた。現実では起きにくい「スーパー乙」の反乱も遂に紆余曲折の末に成功する完璧なハッピーエンドだった。

同時間帯最下位で出発した『自己発光オフィス』は視聴率の面では反乱を成功させることができないまま、一桁レースを続けたが、この日放送された16話ではハウラインの全てのメンバーがすかっとするサイダー結末を迎えた。

▶ 「ホウカップル」仕事も恋も掴んだ

ソ・ウジン(ハ・ソクジン扮)はリストラを敢行しようとするソ・ヒョン(キム・ドンウク扮)の指示に抗命の意味で辞表を提出した。

ウジンは「ソ部長の後始末をどうしようというんだ」というソ・ヒョンの脅迫にも「自分の後始末は自分が勝手にやるからあなたはあなたの対応でもしっかりしろ」とすっきりする発言を飛ばした。

ウジンの自評提出によりハウラインの職員はパニックに陥った。しかし新任部長チョ・ソクギョン(チャン・シンヨン扮)とパク・サンマン(クォン・ヘヒョ扮)ぶうちょうまでソ・ヒョンに反対し背を向け、泣き面に蜂となったソ・ヒョンは実兄により経営権を回収され、米国支社に追い出されることとなった。

数日間無職状態にいたウジンのもとを訪れたウン・ホウォン(コ・アソン扮)は会社に起こった変化について伝えながら「言わねばならないことは言って生きないと」とし「私はソ・ウジン部長が好きです」と突然告白した。ホウォンの告白にウジンもまた「数日を我慢できずに先に話すのか」と笑いだしながら「俺も好きだ」と告白した。

その後、作品末尾ではウジンがハウライン営業マーケティングチームに新しい本部長として登場、仕事と恋の二兎を得た姿が描かれた。

▶ 「ミセン」-「キム課長」夢見たがその場で「自己発光」した

『自己発光オフィス』は契約職新人社員の甲乙チェンジオフィス入門ドラマとして、余命宣告を受けた衝撃から180度変身を宣言した「スーパー乙」のサイダーオフィス入門記を描いた。N放世代の悲しみから始まり、どうにか契約職として入社した後にぶつかることとなるジャングルのような会社で生き残るための内的葛藤を現実的に描き出し好評を受けた。

放送前から『ミセン-未生』(tvN)、『職場の神』(KBS)、『キム課長とソ理事~Bravo! Your Life~』(KBS)などに続く「オフィスドラマ」の成功神話を引き継ぐことができるか注目されたが、残念ながら対戦運は良くなかった。すでに駆けっこを超えて一人で飛び始めた『キム課長とソ理事~Bravo! Your Life~』がとても強く、期待以下の反応でも黙々と固定層を確保し自身の道を歩んでいた『師任堂、色の日記』(SBS)も簡単な相手ではなかった。

前作の後光なく出発した『自己発光オフィス』は前作『ミッシングナイン』と比べれば2倍近い平均視聴率を記録したが、ついに水木ドラマ最下位を抜け出すことはできないまま16話レースを終えた。

視聴率は低調だったが、ドラマはそのもので輝いた。ストーリーやキャラクターなど現実的な設定の中でも無理な展開なく作品を導いた作家と演出の力が際立った。非現実的なインパクトよりもキャラクターが作品の中で現実で体験する大小の哀歓を通じて視聴者を笑い泣かせた。まさに『自己発光オフィス』だけの魅力で「自己発光」した。

▶ 息をするキャラクター饗宴…全員が素晴らしかった

ハ・ソクジン、コ・アソン、キム・ドンウク、イ・ドンフィ、INFINITEホヤ(イ・ホウォン)、ハン・ソナ、チャン・シンヨンなどすべての俳優が自分が担ったキャラクターの個性を十分に生かした熱演でドラマを輝かせた。ハ・ソクジンは前作tvN『ホンスル男女』の中のコス(高クオリティごみ)のオーラを失わない「ツンデレ」部長のフォースで作品を素晴らしくリードした。カリスマで総武装したように見えるが、会社内の目に見えるもしくは見えない階級構造の中でもぐっと職員を守ろうとするウジンの姿は現実には少ない理想的な上司の典型であり、これはハ・ソクジンであったためより輝いた。

コ・アソンもまた「ウンジャンド」3人組と共に契約職新入社員のドタバタを元気溌剌に描いた。ややもすれば地味だったり典型的に描かれる可能性のあるキャラクターであったが、コ・アソン特有の魅力でウン・ホウォンを主体的な女性キャラクターとして昇華させた。作品の中で話す言葉は「サイダー」キャラクターとして痛快さを与えたことはもちろん、駆け引きを繰り返しながらウジンに少しの差であったが先に告白する姿まで描きだして仕事も、恋も情熱的な20代の熱い心を熱演した。

キム・ドンウクもまた胡散臭い医者から天下り赴任した本部長まで複雑微妙な履歴のキャラクターを安定的に演技で完成した。中でも血も涙もない経営権者の姿を見せるときには視聴者に「実際に自分の会社の頭ではこんなことが行われているだろう」という怒りと不安感を与えたりもした。

イ・ドンフィ-ハン・ソナカップルの切ないラブストーリーは『自己発光オフィス』のまた一つの見所だった。「ウンジャンド」3人組の中で結局ド・ギテク(イ・ドンフィ扮)が余命わずかであると分かったが、ハ・ジナ(ハン・ソナ扮)は回り回って再び訪れた愛に留まる道を選んだ。彼らが出会いと別れを繰り返す姿は現実の壁にぶつかり別れを選んだ他のカップルたちの姿ととてもよく似ており多くの視聴者の共感の涙を引き出した。
  • スタートゥデイ パク・セヨン記者 / 写真=MBC放送画面キャプチャー
  • 入力 2017-05-05 07:54:06