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「トンネル」最終回まで残り4話…監督と出演俳優の語る理由のある「自信」


  • 「トンネル」最終回まで残り4話…監督と出演俳優の語る理由のある「自信」
『トンネル』が放送終了まで4話のみを残した中、OCN最高視聴率を更新し俳優たちの希望視聴率6%を超えて有終の美を迎えることができるか、期待を高めている。

ケーブルチャンネルOCN週末ドラマ『トンネル』記者懇談会が12日、ソウル麻浦区上岩洞のスタンフォードホテルにて進行された中で、シン・ヨンフィ監督をはじめチェ・ジニョク、ユン・ヒョンミン、イ・ユヨンが参加してこれまで展開されたドラマと今後のストーリーについて詳細な話を交わした。

『トンネル』は連続殺人犯を捕まえようとする熱血刑事がトンネルを通じて30年後にタイムスリップしながら巻き起こる出来事を描いている。30年前から来た刑事パク・グァンホ(チェ・ジニョク扮)と現在にて刑事として活躍するキム・ソンジェ(ユン・ヒョンミン扮)、幼い頃のトラウマにより感情がないように見える心理学者シン・ジェイ(イ・ユヨン扮)は各自の傷を互いに癒していく。

この日『トンネル』のシン・ヨンフィ監督は「制作発表会の際に他のドラマとはどんな差別性を置くのかという質問が出たが、その際ヒューマニズムを強調した。私がこの台本を演出することにおいても一番重要なもの」だとし「互いに慰安となり、チームとなり、前に進むことにヒューマニズム的な要素をたくさん見つけた。場面、技術、華やかさも重要だが、それぞれの人物が一番重要だ」と今後の演出方向について言及した。

『トンネル』は真犯人が早くから公開され、視聴者たちの視線を集めたりもした。しかし監督はこれについて「モク・ジヌ(キム・ミンサン扮)の正体は実は俳優とスタッフ全員最初から知っていた」とし「作家と企画されている方々はきっとそれよりもっと重要な伝えたい話があるだろうと考えている」と話した。

続けて「それがどんな方向で解釈されるのか分からないが私は自信があり、確信があった」とし「ある面では冒険かもしれないが、果敢に見せることでそれが持つ長所があると考えた。視聴者の方々が良く見てくださることもあり、肯定的にありがたく思っている」と明かした。

作品の中でパク・グァンホ、キム・ソンジェ、シン・ジェイが同時に追いかける人物である二人の連続殺人魔はそれぞれ違う群像を持っている。殺人には絶対に正当性を付与することはできないが、監督は各自殺人犯が「どうして殺人を犯したのか」に焦点を当ててキャラクターを構成していった。

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シン・ヨンフィ監督は「演出することにおいてとてもジレンマだ」とし「チョン・ホヨン(ホ・ソンテ扮)とモク・ジヌの場合、キャラクターを構成しながらジャンルドラマでありつつも連続殺人犯という単純に殺人と描写にのみ焦点を当てたくなかった」と二つのキャラクターに神経を使ったことを説明した。

彼は「それが単純にある殺人を犯した『殺人犯』の姿で終わるのかに対する悩みだった。どうして殺人犯になったのか、始まりはどんなことだったのか、どんな要因から起因しているのかを説明的に解き明かせば、むしろそれが殺人の正当性を付与する可能性もある」とし「殺人には正当性はない。いくつかの要因により殺人犯となったということを複合的に演出したかった」と伝えた。

また『トンネル』というドラマが持つ意味について「連続殺人犯というモチーフそのものが我々社会と遠くない話だと思っている」とし「実際に数年前、華城連続殺人事件があった。そこから続く連続殺人犯の姿であり、本当にまだ残っている、解けない宿題だと考える。夢だと考えることもできるが、必ずや解決することを願い、そこに大きく寄与することよりも想起させ、忘れない。視聴者が見て再び思い出すことができるならば、忘れられるよりも価値のあることになると思った」と意義深いこととなることに確信を見せた。

こうした監督の確信には俳優たちの熱演が土台となった。ユン・ヒョンミンは自分が演じるキム・ソンジェについて「完璧ではない若者だと考えた」とし「完璧ではないが、気難しい性格を持つ人物だ。このドラマでソンジェが人を通じて学び、成長し完成体となる姿を描きたかった。グァンホとのケミをもう少し面白く、愉快に描きジェイとのラブラインもまた強すぎず作り出したかった。今しっかり進行していると思う、幸いに思っている」と演技に対する情熱を語った。

イ・ユヨンもまた「ジェイが『無感覚だ』という単語に執着した。いくつかの出来事を体験し、自分のこと意外に無感覚な人間とするには冷たく、『ジェイが殺人犯である可能性もあるのでは?』という疑問まで抱かせた」とし「ジェイが多くの人々と出会いながら変化していくが、その変化に集中しながら演技している」とポイントを伝えた。

メインストーリーラインをリードするチェ・ジニョクは「最初にこの役割を演じながら華やかで和解、明るい類のドラマが入ってこないのではないかと心配があった」と笑い話をした後、「わざとおじさんのように演技しようという気持ちはない。ただ感情のままに、幼い頃に見た父親の姿を想像しながら、その雰囲気をそのまま盛り込んで演技している」と話した。

最後に監督は「現在の人気に実はどうしていいか分からない。15話から16話の仕上げをしている状況にてこんな場が準備されること自体が関心があるためだということを知った」とし「仕上げをしっかりし努力する。やってきたままに熱心に作るのでたくさんの声援をお願いし、見守って欲しい」と最後まで視聴を願った。
  • シックニュース チョ・ヘジン記者 / 写真=OCN提供 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-05-12 13:55:00




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