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「君を守りたい」キム・ソンス監督「後半もっとも注目すべき人物は2PMテギョン」


  • 「君を守りたい」キム・ソンス監督「後半もっとも注目すべき人物は2PMテギョン」
『君を守りたい∼SAVE ME∼』演出者のキム・ソンス監督が俳優たちとの呼吸と撮影のビハインド、後半もっとも注目すべき部分について直接説明した。

キム・ソンス監督はOCNオリジナルドラマ『君を守りたい』(脚本チョン・イド / 演出キム・ソンス / 制作ヒドゥンシーケンス)でエセ宗教の裏表と劇中のキャラクターをスペクタクルに表現する映画のような演出で、国内ドラマとしては始めて試みられる「カルト教団スリラー」ジャンルをしっかりと描きマニアたちの賛辞を受けている。俳優たちの「狂った演技力」の秘訣とカルト教団の撮影に関する疑問、後半の展開に対する視聴者たちの質問が続いている中で、キム・ソンス監督が率直な答えを伝えた。

まず、インチキ宗教「クソンウォン」を緻密に描写していく過程についてキム・ソンス監督は「長い間、異端の宗教を研究してきた方を訪ねて深いアドバイスを聞いて、活動中のカルト教団を多角的に取材して資料を集めた」と伝えた。続いて「リアルで刺激的な再現ではなく、誤った信仰が生み出す非合理的な狂気と暴力、皮肉をどのように劇的に表現するのかをたくさん悩んだ」とし、「信徒の役を演じた俳優たちから補助出演俳優たちまで、撮影前に資料を見ながら会話を交わし、専門の振付師を起用して、ディテールな動作まで訓練をして撮影した」と一緒に撮影した俳優たちに感謝する気持ちを伝えた。

誰もが「狂った演技力」を見せて魅力を最大化させている俳優たちとの呼吸については、「何よりも5話に登場した『駐車場のシーン』が記憶に残る」とし「ようやく脱出したイム・サンミ(ソ・イェジ扮)があらかじめ地区隊に来ていたカン・ウンシル(パク・ジヨン扮)、チョ・ワンテ(チョ・ジェユン扮)、イム・ジュホ(チョン・ヘギュン分)のグループに精神異常者扱いを受けて再び捕まって行ったシーンだったが、俳優たち自身も驚くほど神がかった演技を披露して長いシーンを一度の呼吸で仕上げて「神業アンサンブル」を見せて感嘆を禁じえなかった」とビハインドを伝えた。

また、キム・ソンス監督はカルト教団と争いを繰り広げ、信じられないほどの演技力を見せてくれている若い俳優たちへの所感も明らかにした。ハン・サンファン役のオク・テギョンには「撮影開始前にはバイクに上手に乗れなかったが、後には走るバスに突進する危険なスタント運転も本人が直接こなすほどの熱意を見せた」という後日談を伝え、ソ・イェジは「先輩たちとの呼吸が多かったにも関わらず、絶対に負けない演技力を証明し、サンミというキャラクターとの同期のために苦難の修行を続けてきた」と賞賛を惜しまなかった。ソク・ドンチョル役のウ・ドファンは「すべてのアクションを本人が直接消化して、最後の撮影まで全身に傷がない日がないほどだった」とし「最後の撮影が惜しくて、もう少し撮らせてほしいと言うほどに愛情を見せた俳優」と明らかにした。

『君を守りたい』のストーリーをしっかりと引っ張っていく中堅俳優たちにも感謝の意を表した。ペク・ジョンギ役のヒョ・ソンハについては、「カルト教団の教主の完璧な表現のために表情、台詞のトーン、動作一つまで繊細に掘り下げて徹底的にペク・ジョンギとして生きていく姿は尊敬するばかり」と明らかにし、ユン・ユソンは「現場のすべてのスタッフが拍手喝采を送るほど奇跡のような演技を披露して視聴者たちにも戦慄を抱かせる予定」と賛辞した。パク・ジヨンについては「決して理解することが容易でないカン・ウンシルというキャラクターを多角的に分析する情熱と闘魂を見せた」とし「今後の展開で明らかになる演技が簡単に忘れられない残響を残すだろう」と断言した。

『君を守りたい』を通じて最も再評価​​されている俳優としてはイム・サンミの父イム・ジュホ役のチョン・ヘギュンを挙げて「エセ宗教に最も深刻にはまった人物で、彼が演技に没頭して狂気のエネルギーをあふれ出す時は本当に狂ったのはではないかという気がするほど、すべての俳優が驚きと驚愕を禁じえなかった」とし「異常な愛ではあるが今後も狂信徒の立場から家族を愛する方法を最後まで押し通す姿で奇異な同情を誘うことになる」と伝えた。

視聴者が最も気にする後半の展開については「クソンウォンの没落のために自分の足で再び地獄に飛び込んだイム・サンミの闘争期と、ペク・ジョンギを相手に本格的な争いを開始した4人衆の連帯感と作戦が興味深く繰り広げられる」とし「実体を暴くためにサンミが霊母になっていく過程とハン・サンファンとソク・ドンチョルがクソンウォンとの争いの中でどのように関係を回復するのか、最後にペク・ジョンギとクソンウォンがどのように没落するのか注目してほしい」と伝えた。

最も注目すべき人物には「ハン・サンファン」を挙げて「後悔している過去のせいで心の監獄に閉じ込めておいた自分を自分で救い出す過程と、ひとりの子供が本当の大人に生まれ変わる姿がオク・テギョンだけの魅力で見事に表現されるだろう」と耳打ちした。

最後に、「『君を守りたい』はジャンル的にスリラーを標榜しているが実質的には様々な人間像を扱うヒューマンドラマ」だと明らかにしたキム・ソンス監督は「作品を通じて無視したい現実の痛みを見つめながら、その中で救われるとはなにか、信仰とは何なのか、子供たちが自分と他人を助ける方法を学び成長していく過程を見せてあげたかった」と深い演出意図を明らかにした。

『君を守りたい』の制作陣側は「キム・ソンス監督はドラマを演出しながら、私たちが暮らしながら『君を守りたい』という言葉を言う必要も、聴く必要もない世界を作るために何をすべきか一度考えさせられるドラマを作りたがった」とし「キム・ソンス監督の行き届いた演出と俳優たちの没入度の高い演技、スタッフの努力が合わさりながら『君を守りたい』は韓国ドラマが取り扱うことのできる物語と表現の領域をさらに拡張させた秀作の底力を見せてくれている」と伝えた。

一方、OCNオリジナルドラマ『君を守りたい』11話は9日、土曜日の夜10時20分に韓国で放送される。
  • 毎日経済 スタートゥデイ シン・ヨンウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-09-09 09:06:28




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