コ・ギョンピョ「チェ・スビンは誠実で善良…一緒にベストカップル賞を受賞したい」


俳優コ・ギョンピョ(27)は、KBS2金土ドラマ『最強配達屋』の主人公チェ・ガンス役を演じながら巻き毛にした。町の中華料理店を転々としながら配達員生活をするチェ・ガンスを表現するためだった。チェ・ガンスはもじゃもじゃの髪とは異なり、真っ直ぐな心を持った人物だった。他人の困難を見逃すことができず、路地商圏を守るために腕をまくり上げた。

『最強配達屋』放映終了後に会ったコ・ギョンピョは前日、俳優、スタッフと打ち上げを終えた後だった。彼は「とても幸せだっただけに物足りなさも大きかった」と所感を明らかにした。8年ぶりに主人公として出たドラマに向けた愛情は恋しさに変わったように見えた。

「チェ・ガンスは善良な人でありながらトルキ充満な熱血若者だった。配達員をして事業を始める時は、責任を背負ったり仕事が解決せず、物静かになったりもした。周囲の状況の変化にも『善良に生きろ』という父の遺言を胸に刻んだチェ・ガンスを表現しようとした」

チェ・ガンスは家族を離れて逃げた母を見つけるためにソウルに来て配達員になった。助けが必要なところにはいつも手を差し伸ばした。自身の傷を簡単に見せないながらも他人を先に考えた。近年に珍しい「善良なキャラクター」だった。「私とガンスが似ている点は、おせっかいだということ(笑)。今回演じながら責任意識もより感じ、私が大変でも周りの人が大変でないことを望んだでしょう。共にした俳優たちが支えになって楽しい撮影現場だった」

『最強配達屋』は初回から3.5%の視聴率を記録し、最終回では7.7%の視聴率を達成した。金・土午後11時に編成されたドラマにもかかわらず意味のある成績を収めた。配達員の生活を中心に、現在韓国に住んでいる若者たちの悩みを愉快に描いたおかげだった。コ・ギョンピョは、「週末午後11時にドラマを見るのは容易でないのに、愛情を見せてくれて有難かった」と話した。ものすごく話題になった作品にはなれなかったが、有終の美をおさめただけでも満足するに値した。

チョンガに対抗して路地商圏を守っていた最強配達屋の家族たちは、ハッピーエンドを迎えた。チェ・ガンスはれっきとした企業人に成長し、イ・ダナ(チェ・スビン扮)は韓国に残って、これまで夢見たキャンパスのロマンを満喫できた。財閥2世オ・ジンギュ(キム・ソンホ扮)、イ・ジユン(コ・ウォニ扮)は親のそばを離れ一人の道を開拓した。

「ハッピーエンドになることを望んだ。弱者が疎外されることなく耐え抜く姿で上手く終わっただろうと思う。仕上げの過程で台本の分量が多く、急いで終わった感じがなくはないが、それでも良く見ていただいたならと思う」

最近、最も目立つ20代俳優として選ばれるコ・ギョンピョ、チェ・スビン(24)は、『最強配達屋』でなんだかんだしながらもお互いの傷を癒すカップル演技を披露した。コ・ギョンピョは「(チェ・)スビンは本当に誠実で善良だ。演技も上手なだけでなく横にいればシナジー効果を受けるようになる。呼吸がよく合う友達だ」と賞賛を惜しまなかった。放送後半には体力がついていかず、むしろチェ・スビンに頼って撮影したとも付け加えた。

地上波とケーブル、映画の撮影現場を歩き渡ったコ・ギョンピョは、「KBS年末授賞式には一度も行ったことがない」と言った。過去2014年にKBSで『明日もカンタービレ』に出演したが、授賞式の出席は果せなかった。今年の受賞の可能性について尋ねると、「チェ・スビンとベストカップル賞をもらえたら良いだろう」と笑った。

『最強配達屋』は、ジャンル物が大勢となった流れの中でも明るい色彩を最後まで失わなかった。チェ・ガンスは家族の不在の中でも実の兄弟のような仲間に会い、韓国の現実に挫折して移民を計画していたイ・ダナは、チェ・ガンスを通じて希望を見た。

「若者の苦衷にひたすら共感するドラマではなかった。幼稚っぽくても漫画のような勇気をくれたででしょう。意志だけが折れなければすべてのことができるというのが青春でしょう。年齢に関係なくいつでも青春の若者でいれる。重要なのは心構えではないだろうか」

チェ・ガンスは最強配達屋を追い出そうとするチョンガの策略に遭い、傷ついたりもした。

それにもひょいと払いのけ立ち上がり、前に進んだ。上の世代の誤った考え方にもチェ・ガンスは近道を使わずに危機を突破したのだ。コ・ギョンピョは最終的に自分自身を含め青春の若者に向けた応援を伝えた。

「改善すべき部分が多い国でしょう。若い層が期待を捨てなければと思う。『ヘル朝鮮』といっても、私たちの認識を変えていかなければならない。挫折せずに正しい意識を譲り渡し、大変な状況を打破する世代になればいいと思う」
  • 毎日経済 スタートゥデイ ハン・イング記者 / 写真=カン・ヨングク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-10-08 08:55:00