トップ > エンタメ > スターフォーカス > 地上波を脅かす総合編成チャンネル、新しいフォーマット+若年層攻略に成功

地上波を脅かす総合編成チャンネル、新しいフォーマット+若年層攻略に成功


  • 地上波を脅かす総合編成チャンネル、新しいフォーマット+若年層攻略に成功
総合編成チャンネルが視聴者に無視されていた時代は去った。いつのまにか開局6周年を迎えた総合編成チャンネルのプログラムが、地上波よりも強い影響力を行使している。

わずか1年前までは総合編成チャンネルJTBC、チャンネルA、TV朝鮮、MBNのプログラムは、低視聴率と話題性を見せた。JTBCは『マダム・アントワン』(ニールセンコリア基準、最高視聴率1.1%、以下最高視聴率)『魔女宝鑑』(3.0%)『青春時代』(2.5%)、『今週妻が浮気します』(3.4%)『ソロモンの偽証』(1.7%)などのドラマを放映したが、ほとんどが低視聴率を記録した。

しかし、バラエティプログラムでは既存のフォーマットから外れたプログラムの編成でJTBCが先立って始めた。外国人たちと文化や政治に関した話をして議論を行う『アブノーマル会談』、スターシェフたちが制限時間15分で調理対決を繰り広げる『冷蔵庫をお願い』、本物の歌手と物まね歌手を選別する『HIDDEN SINGER』、思い出の歌手を回想させる『To You Project - シュガーマン』、ミュージカル俳優のオーディション番組『ファントムシンガー』を制作し、話題性を呼んできた。これに対し、チャネルA、TV朝鮮、MBNは中高年層を狙う政治、教養番組を除いては頭角を見せなかった。

2017年には版図が逆転した。ついに地上波よりも高い話題性と視聴率を記録したのだ。さらに2017年後半に行われたMBCとKBSのストライキで、ほとんどのバラエティ、ドラマ番組が放送休止、あるいは代替プログラムで編成され、総合編成プログラムが跳躍できる足場になった。

その中でも特にJTBCドラマ『品位のある彼女』(12.1%)は、JTBCの最高視聴率を記録して歴史の中に残り、『知ってるお兄さん」と『一食ください』『ヒョリの民泊』『君と一緒に2 最高の愛』『Begin Again』のバラエティ番組は話題性と視聴率を同時に手にした。

これと共に、既存に中高年層を狙っていたチャンネルAのプログラムが若い層にターゲットを変更、『俺を信じてついて来い 都市の漁師』『ハートシグナル』『巨人の肩』などのプログラムを編成して話題を呼んでいる。このような脈絡でTV朝鮮の『田舎のパン屋』『アイ・アム・シェフ』『君の背中にスマッシュ』、MBNの『飛行少女』『カートショー』などのプログラムで若い視聴層の攻略を図っている。

このような流れを確認できる部分は断然広告だ。テレビ広告の重心が地上波から総編チャンネルに移動していることが表れた。

国会科学技術情報放送通信委員会所属ミン・ギョンウク議員は、韓国放送広告振興公社から提出された「放送局別番組広告売上」資料を分析した結果、KBS-MBC-SBSなどの地上波放送局は今年8月までに9383億ウォンの広告売上を記録し、前年同期の1兆410億ウォンより1027億ウォン(9.9%)ほど減少した。一方、JTBCの場合は今年1450億ウォンの売上を上げ、前年同期比で52.6%上昇した。

このような版図はさらに大きくなるものと思われる。開局初期、濃い政治色で総合編成の視聴を避けていた視聴者さえ変化する流れを受け入れ、自然に同化されているためだ。ミン・ギョンウク議員は「地上波メディアに対する依存度が減少している傾向にあるだけに、放送局は急速に変化するメディア市場を主導できる技術開発を通じて、自ら競争力を備えなければならない」と話したことがある。

総合編成チャンネルが、選択の自由が広がった視聴者たちの興味を続けて率いていけるのか成り行きが注目される。
  • シックニュース キム・ジヨン記者 / 写真=番組ポスター | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-12-24 08:55:00




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア