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「ただ愛する仲」2話 ジュノxウォン・ジナ、淡々と胸に響く感性ロマンスの始まり

「ただ愛する仲」2話 

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  • 「ただ愛する仲」2話 ジュノxウォン・ジナ、淡々と胸に響く感性ロマンスの始まり
『ただ愛する仲』が2話にして感性を刺激する名場面を溢れさせ、深い余韻を残した。

12日放送されたJTBC月火ドラマ『ただ愛する仲』では、過去の縁と現在の痛みが鮮明に現れ始めた。くもの糸のように細かく絡み合う関係が水面上に現れるたびに緊張感は高潮し、没頭度は深まった。人物間の感情線を繊細に深みをもって描き出し目が離せない『ただ愛する仲』の感性の魔法が本格的にスタートした。

この日の放送でムンス(ウォン・ジナ扮)はジュウォン(イ・ギウ扮)とともにバイオタウン建築現場を訪れた。壊れた追悼碑を見てシニカルな態度を見せるムンスにジュウォンは「覆い被せばあったことが無かったことになるのか。簡単に話すな」と一蹴した。実はジュウォンは崩壊事故の責任を取って自殺した設計士の息子だった。ジュウォンは追悼碑を壊した人物を探す中でガンドゥ(ジュノ扮)に怪しい部分を発見した。ちょうどユテク(テ・インホ扮)との約束のために訪れたクラブにてガンドゥを見つけ、追悼碑を壊した責任を問う代わりに条件があると現場のすべての過程を記録する仕事を提案した。ガンドゥは「面白い仕事」だとジュウォンの提案を受け入れ、正式にジュウォンの建築事務所の職員となった。

ガンドゥとムンスは雨の中での出会いから何度か顔を合わせた。ムンスの父ドンチョル(アン・ネサン扮)は自分を助けてくれた女性が誰かと訪ねるガンドゥの質問に答えなかったが、ガンドゥは自分を助けてくれた人物が彼の娘ムンスであることを知った。偶然に再会した二人、ガンドゥはオートバイに轢かれそうになるムンスを助けたが、倒れたオートバイの運転手は助けずにその場を去った。その後コンビニで再びガンドゥと出会ったムンスは「現場ではそうしないでください。互いに信じ、自分のことでなくても助けなければいけない」とアドバイスしたが、ガンドゥは「俺は嫌だ」とムンスの目を真っ直ぐに見つめた。

そして回想される過去でガンドゥとムンスは崩壊事故当時の現場に一緒にいた。切実な瞬間に一人残ることとなった記憶の上に強烈に見つめる二人の視線と「死ぬか、生きるかの瞬間には自分しか見えないのが人間だ」と皮肉を言うようなガンドゥの声は張り詰めた緊張感を呼び起こし胸詰まるエンディングを披露した。

初回ではガンドゥとムンスをはじめ、各自の痛みをパズルのピースのように描いた『ただ愛する仲』は、ショッピングモール崩壊事故を媒介にして互いに絡み合う関係をひとつ二つと合わせて言った。崩壊事故当時、ガンドゥとムンスの運命はすれ違った。ガンドゥは残され、ムンスは救助された。ショッピングモール崩壊により傷を負った二人の男女が再び出会ったが、『ただ愛する仲』は彼らの縁を大きく解き明かさなかった。ガンドゥとムンスの平凡な日常から数度出会って互いを認識しはじめた。過去と現在を行き来し、緻密に積み重ねられてきた出来事をひとつずつ解き明かす落ち着いた視線は、むしろ視聴者を引き寄せて目を離すことができなくさせた。

果たして彼らがどんな関係を結ぶことになるのか関心が高まる中、彼らの間に感情が芽生え始めた。ガンドゥとムンスは互いに惹かれはじめ、ジュウォンはムンスが気になると話した。過去に恋人だったが家族となったジュウォンとユジン(カン・ハンナ扮)の微妙な関係もまた関心を高めた。彼らが互いに染まっていき、近づいていく過程はときめきを誘発し『ただ愛する仲』だけの差別化された感性を披露している。

「信じて観る」制作陣と演技の達人たちがタッグを組んだだけに、名場面と名台詞も溢れた。母親の祭祀を終えたガンドゥは薬屋のおばあさん(ナ・ムニ扮)を公園に呼び出した。言葉はぶっきらぼうに吐き出すが、互いを心配する二人の会話はやぼったいが暖かな慰労だった。並んで座るガンドゥとおばあさんの寂しそうな後姿は胸の詰まる余韻を残した。

「狂わずにどうやって生きるんだ、この狂った世界を」、「死ぬか、生きるかの瞬間に自分しか見えないのが人間だ」など淡々としているが鋭い台詞も響きを与えた。
  • O2CNI / 写真=JTBC放送画面キャプチャー
  • 入力 2017-12-13 10:11:00




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