トップ >
エンタメ > K-POP > [2017年K-POP決算④] 解散・多様な音楽・連続ヒット…女性歌手の明と暗
今年一年、歌謡界では女性アーティストたちの多様な音楽性が共存する中、連続するガールズグループの解散に悲しみを抱かせた。
◇ 上半期に続いたガールズグループの解散…Wander girls、2NE1、SISTAR、SPICA
今年まず最初に解散のニュースを伝えたWander girlsは2007年JYPエンターテイメント初の5人組ガールズグループだ。『Tell me』、『So Hot』、『Nobody』、『Why So Lonely』などで国内歌謡界に突風を巻き起こしたガールズグループだ。
元祖メンバーだったヒョナ(元4minute)の脱退後ユビンが合流したが、リーダーのシネは結婚により、ソヒは演技者転向のためチームを脱退した。その後に新メンバーとしてヘリムが加入したWander girlsは女性バンドコンセプトで華やかに再起したが、今年1月に解散を知らせた。彼女たちは今年2月に最後の音源『描いて』を発表し、各自の道を歩むことになった。
2NE1はデビュー7年目となった昨年に契約満了解散を宣言した。彼女たちは今年1月に最後の音源『Goodbye』を最後に公式的に解散した。
SPICAも解散の歩みを進めた。デビュー当時「イ・ヒョリの妹グループ」という名前で知られ、実力派ガールズグループであることを打ち出してきた。しかしメンバーの実力に満たない成績に、結局は合意のもとグループ解散を公式宣言した。
今年5月にはSISTARが突然の解散を宣言し、7年間の活動に終止符を打った。SISTARは2010年『PushPush』でデビューし、『Shady Girl』、『_Loving You』、『Alone』、『TOUCH MY BODY』など毎年夏に発表する曲がヒットを打ち「サマークイーン」として大勢の歩みを続けていた代表ガールズグループだ。
これまで7年間不和説もなくチームを維持してきたSISTARは、各自が望む道を探すため別々の道を歩むことを決意した。ソユとヒョリンは歌手として、ボラとダソムは演技者として活発な活動を続けていくこととなった。SISTARは解散宣言後に『LONELY』を発表し、一週間の音楽放送活動で最後を結んだ。
◇ ソロ歌手たちのチャート席巻…IU、Heize、ソンミ、ミンソ
今年2月には音楽買占め、アイドル音源深夜連立などチャートわい曲問題を解決するため、音源リアルタイムチャート改革が施工された。チャート改革以降、少女時代テヨンは2月に初のソロ正規アルバム『My Voice』を発売した。新たな改革に不安定なチャートシステムの中でもテヨンはタイトル曲『Fine』で堂々と各種チャート1位となった。その後4月に正規1集リパッケージアルバムのタイトル曲『Make Me Love You』でも彼女はチャート1位を席巻する気炎を吐いた。テヨンがソロデビュー後にはじめて披露した正規アルバムであるためリパッケージアルバムにはただただテヨンの声だけで満たされており、彼女の音楽的成長がしっかりと溶け込んでいると好評を受けた。
4月に発売されたIUのアルバム『Palette』は発売直後に独歩的な音源パワーを見せつけた。発売後二ヶ月が経った後にもタイトル曲『Palette』は上位圏を維持し、現在までも主要音源サイトではチャート100位を抜けずにいる。また9月にはリメイクアルバム『花しおり2』を発売し、収録曲を上位圏に安着させた。「MelOnミュージックアワード」では今年のアルバム賞、「MAMA」ではベスト女性アーティスト部門を授賞し、女性ソロ歌手としての立場を見せ付けている。また12月10日には「2017IUツアーコンサート」を盛況裡に終えた。
HeizeはIUとテヨンの後に続く新たな音源強者として位置付いた。Heizeは今年6月に発表したミニアルバム『///(あなた 暗雲 雨)』のダブルタイトル曲『あなたをとても知らず』と『雨も降っているから(Feat.シン・ヨンジェ)』で音源チャートオールキルはもちろん、2週連続ストリーミング数800万件を越える新記録を立てた。同じ局で2週連続800万ストリーミングを越えたのはHeizeの『雨も降っているから』がはじめてだ。さらには『あなたをとても知らず』は発売3集目にして累積ストリーミング数2千万件を突破する気炎を吐いた。
この他にもHeizeが昨年と今年に発表した曲がすべてチャート100位内にのぼる珍風景を演出した。Heizeは昨年ミニアルバムタイトル曲『And July』とシングル『あの星』、『帰ってこないで(Feat.ヨン・ジュンヒョン of Highlight)』を続けてヒットさせて音源チャートでロングランした。その結果Heizeは「MAMA」にてベスト女性ソロボーカル賞、ベストヒップホップ&アーバン賞を受賞し2冠王を達成した。
今年の女性ソロアーティストとして「銃ダンス」熱風を巻き起こしたソンミをはずすことはできない。ソンミは『Gashina』で音楽放送4冠王を達成し、高い成果で活動を終えた。『Full Moon』以降3年ぶりのソロであり、JYPエンターテイメントを離れてから発表するはじめてのアルバムという点からソンミの『Gashina』への期待と憂慮が共存した。『24 hours』、『Full Moon』などソロとして音楽を披露するたびに破格的なコンセプトを追求してきたソンミが3年ぶりに発表した『Gashina』もまた官能的なパフォーマンスで視線を集めた。YGエンターテイメントのプロデューサーとして良く知られているテディなど有名プロデューサーが所属しているThe Black Labelと共同作業を通じて意欲を持って準備した『Gashina』は節制されたセクシー美が加わったパフォーマンスで高いシナジーを発揮した。
音源強者たちの中で聞きなれない名前をひとつ発見できる。ミンソは正式デビュー前の新人歌手で、11月15日ユン・ジョンシンの『Like it 』の女性回答バージョン『良いわ』を公開した。発売当日から2週間以上音源チャート1位に続き音楽放送1位を達成し前例のない歩みを続けている。
◇ 1年中飽きる暇のないガールズグループの饗宴…TWICE、GFRIEND、MAMAMOO、BLACKPINK
TWICEは今年2月『KNOCK KNOCK』、5月『SIGNAL』、10月に発表した正規1集タイトル曲『Likey』そして12月11日に発売されたリパッケージアルバム『Merry&Happy』のタイトル曲『Heart Shaker』まで華やかな歩みを繰り広げた。4曲すべて各種オンライン音源チャートトップを席巻し、中でも今年だけでアルバム販売量100万枚を突破し音源とアルバムどちらも注目するだけの成果を遂げた。
今年5月に『TT』ミュージックビデオ(MV)でK-POP女性歌手史上はじめてYoutube2億回再生を突破したTWICEは8月には『CHEER UP』MV、11月には『Like OOH-AHH』MVがそれぞれ2億回再生を超えてK-POP女性歌手初の2億回再生MVを3つ保有したチームとなった。
TWICEは初の正規アルバム『Twicetagram』とタイトル曲『Likey』で今年多くの愛を受けた。公開とともに各種オンライン音源チャートリアルタイムチャートトップを総なめにし、アルバム先注文量33万枚および発売四日目にしてハンターチャート基準10万枚突破、ガオンチャート44週目デジタル、ダウンロード、ソーシャルチャート、アルバムチャート1位など4冠王に輝いた。さらに『Likey』は音楽放送7冠王となり、SBS『人気歌謡』にて国内歌手の中ではじめて5連続「トリプルクラウン」を達成した。
『Heart Shaker』で7連続人気ホームランを狙うTWICEはこれとともに『Heart Shaker』MVでも7連続1億回再生突破はもちろん、自身が保有する最短期間1億回再生更新も再び狙う。加えてTWICEは12月11日午前基準で『TT』が2億9443万回再生を超えてやはりK-POP女性歌手としてはじめてのYoutube3億回突破も目の前に迫っている。
TWICEは先月29日、日本の横浜アリーナで開かれた「2017 MAMA in Japan」にて昨年『CHEER UP』で大賞格となる「今年の歌賞」を受賞したことに続き、今年も『SIGNAL』で2連続受賞した。「MAMA」にて「今年の歌賞」の2連覇はTWICEがはじめてだ。この他「MelOnミュージックアワード」にてTOP10、ダンス女性部門、「AAA」にてベストアーティスト賞を受賞した。
GFRIEND(ヨジャチング)は今年も「ゴッドGFRIEND」の力を見せてくれた。去る3月GFRIENDはアルバム『THE AWAKENING』を発表した。タイトル曲『FINGERTIP』はデビュー曲『Glass Bead』をはじめ『Me Gustas Tu』、『Rough Choreography』、『NAVILLERA』に続く5連続ヒットを成功させた。
続いてGFRIENDはタイトル曲『LOVE WHISPER』で発売と同時に各種音源チャート1位になり、音楽放送4冠王となり、アルバム、Youtubeまで自己新記録を塗り替えて良いコンテンツの力を証明したりもした。加えてリパッケージアルバム『RAINBOW』のタイトル曲『SUMMER RAIN』も主要音源チャート1位となった。GFRIENDは今年公開した曲を立て続けにヒットさせ、音源強者としての底力を見せ付けた。
「信じて聞くMAMAMOO」と呼ばれる実力派ガールズグループMAMAMOOは6月に7ヶ月ぶりに『Yes I am』でカムバックし、各種音源サイト1位、音楽放送7冠王となる威力を見せた。
それだけでなく、5枚目のミニアルバム『Purple』は初動アルバム販売量4万枚を記録しグループ自己新記録を更新した。これは4枚目ミニアルバム『MEMORY』と比べると2倍近く増えた数値であり、さらに力強くなったファンダムを証明した。MAMAMOOは今回のアルバム『Purple』で米国ビルボードワールドアルバムチャートにて1位を記録する気炎を吐いたりもした。MAMAMOOはデビュー曲『Mr. Ambiguous』、『Piano Man』、『Um Oh Ah Yeh』、『You're the Best』、『Decalcomanie』に続き『Yes I am』まで6連続ヒットを続け大勢ガールズグループとしての立場をより強く固めた。
BLACKPINKは昨年8月に『WHISTLE』でデビューし人気を集めている。音源チャートをオールキルし、恐ろしい新人パワーを見せたBLACKPINKは『WHISTLE』、『BOOMBAYAH』、『PLAYING WITH FIRE』に続き『AS IF IT'S YOUR LAST』まで4連続ヒットに成功した。
『AS IF IT'S YOUR LAST』はBLACKPINKが以前の音楽で見せた感性とはまた違う雰囲気の明るく爽やかな夏の雰囲気への変身を試みた曲だ。BLACKPINKは『AS IF IT'S YOUR LAST』でSBS『人気歌謡』にて2冠王を達成し、発売一ヵ月後にはミュージックビデオ1億回再生を突破し活動を成功させ終了した。