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カン・ドンウォンが伝える二つのメッセージ①


  • カン・ドンウォンが伝える二つのメッセージ①
俳優カン・ドンウォンが、自身が7年前に小説を読んで映画化を提案した映画『ゴールデンスランバー』で帰ってきた。昨年『1987』のイ・ハンヨル烈士役に続き今回『ゴールデンスランバー』では瞬時に大統領候補暗殺犯に指名された宅配運転手キム・ゴヌ役で演技変身を披露する。

12日午後、ソウル鍾路区にてカン・ドンウォンが映画『ゴールデンスランバー』(監督ノ・ドンソク)について話を交わした。『ゴールデンスランバー』は光化門にて起きた大統領候補暗殺事件の犯人に指名された男の逃走劇だ。

原作である同名の日本小説を読み映画化を直接提案した彼の目には、原作と映画はどのように違うか。

「長所短所があると思います。一番大きく考えることは、原作では結局権力に屈してしまう部分は少し解消ができたと思います。原作は胸が痛いまま終わりますから。カタルシスを少し感じられればと思ったのですが、そんなところは少し成功したと思います。心残りといえば、もう少しダイナミックに見せたかったが予算の問題があるので。ハリウッドで版権を買おうとしていたのを僕らが買ってきました。米国で撮影していたらどれほどスペクタクルだったでしょう。限界があるので少し残念です」

カン・ドンウォンは今回の映画を見て涙を浮かべたと伝えられた。彼が涙を見せた理由を聞いた。

「じんとしました。少し涙が出たところがあったのですが、デミョンが映画の中で『俺の友達は生きている』と話したときに胸が熱くなりました。そういったところで一人涙を飲み込みました。『1987』は私が出演しているといっても少ない分量であり、実際の事件なので我慢することができず、これは私が最初から最後まで出ているのに涙が出たので恥ずかしかったですね」

逃走劇であるだけに、今回の映画で彼はこれまで出演した作品の中で一番走った。

「今まで出演したものの中で一番多く走りました。下水道を走るときに(水が)流れ苦労しました。死んだネズミも流れてきて。弘濟川で一番深くまで入りました。河川中心にいたのですが、もう少し汚れが降りてくる場所と違い場所に入りました。そのとき少し汚かった。転ぶ場面はセットを作って撮影しました。本当に撮影したかった場所はマスクを付けなければ入れないと話しました。予算が多ければそのまま作って撮影したでしょう」

『ゴールデンスランバー』はカン・ドンウォンが導く映画といえる。映画化を提案し、作品をリードする主演にまでなった。これに対するプレッシャーは感じなかったのだろうか。

「(プレッシャーは)別にありませんでした。私が引っ張っていくことは大きく関係ありませんでした。木を見ればそうできるのだから山も見れば同じです。やることが変わるわけではありませんから。代わりに計算は少し多くするようになり、退屈なポイントもあり得たのでそんな点に気を使いました」

今回彼が演じたゴヌは彼が前作『世界で一番いとしい君へ』(2014年)演技したデスと似た、誠実で純粋な姿を持つ人物だ。

「(1人2役を)撮影するときに扮装を繰り返しせねばならず苦労しましたが、キャラクターがさほど理解できなかったりする部分はありませんでした。ゴヌは『世界で一番いとしい君へ』のデスよりも鈍く純粋です。デスは父親であり元運動選手でもありもう少し強い。今回は若いときに音楽が好きでバンドをしていた人物です。(演技を)しながら大学のバンドメンバーたちが思い出されました。私は高校の頃に放送班のDJだったのですが、高校の頃には放送班の友人と熱心に遊んだ記憶だけがあります。高校のときにDJを3年間しました(笑)。パートがあったのですが私は歌謡パートでした。ポップをあまり知らずに担当したのですが、一番多く聞かせたのはネクストの曲です。とてもたくさんかけました。先輩の中にネクストのファンがおり、私がかければ私にジュースを持ってきてくれました(笑)」

『ゴールデンスランバー』はビートルズの曲で、映画タイトルであり挿入曲だ。シン・ヘチョルの『君に』、『力を出して』も挿入され、それぞれゴヌと彼の友人たちの友情と青春を代弁する。

「ビートルズの『ゴールデンスランバー』は好きな曲ではありませんでしたが、映画のために聞いて感慨深いですね。私が好きな音楽はもう少し奥深いです。ネクストの『ザ・オーシャン』です。(故シン・ヘチョルの)奥様に会ったのですが、好きだったと話すと(シン・ヘチョルが)生きているときに私をとても好きでいてくださったそうです。私に対する良い言葉をたくさんしてくださったそうです。生きているときにお会いできればよかったのですが。『ザ・オーシャン』が好きだと話したら『どうしてそれを知っているの?ファンだけが知っている曲なのに、本当にファンだったんですね』と仰られました」

ノ・ドンソク監督とは今回の映画が初の呼吸となる。カン・ドンウォンはノ監督について「人間的」だと話した。

「私は好きな人たちとは常にしっかり合います。賢い人々とはしっかり過ごします。監督はすべてよくしてくださいます。私より賢いです。(ハン・ヒョジュとの公衆電話でのシーンにて)モニターを見て一人で泣いていたんです。頻繁にそうでした。監督の性格が相手側に共感・没頭するものでした。私もそんな部分が少しあるのですが、似たポイントで何度かそうでした。さらに録音するときにもそうでした」


このインタビューは「カン・ドンウォンが伝える二つのメッセージ②」に続きます。
  • シックニュース チェ・ジョンウン記者 / 写真=YGエンターテイメント | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-02-17 06:00:00




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