俳優としての2PMジュノは「10点満点で10点」


いつのまにか堂々とした俳優の顔をして、乱れのないシリアスな演技を披露している。誰がドラマの中の彼を見て「野獣アイドル」2PMを思い出すだろうか。歌手兼俳優ジュノ(30)の話だ。

ジュノは現在放送中の人気ドラマ、tvN『告白』(脚本イム・ヒチョル、演出キム・チョルギュ、ユン・ヒョンギ)で真実を追跡する弁護士チェ・ドヒョン役を引き受けて、初めての法廷演技に挑戦した。チェ・ドヒョン弁護士は子供の頃、心臓病を患っており、彼の父は死刑囚として服役している。

チェ・ドヒョンは表面上は波風のない湖のように穏やかだが、彼の本音は深さを知ることのできない湖のようだ。感情をなかなか表に出さないキャラクターだからこそ、演技する俳優にとっては難しい役割だ。

そのような点でジュノの演技は注目に値する。楽にソファに座ってドラマを見ている視聴者を、ある瞬間テレビの中に引き込む馬力を持っている。派手なテクニックで視聴者の目を釘付けにするのではなく、キャラクターに溶け込んだ率直な演技だからこそ、ジュノの演技がさらに重厚に感じれらるのではないだろうか。

事実、ジュノは俳優ではなくアイドル歌手2PMとして芸能界にデビューした。ジュノは去る2008年、2PMの初めてのシングル『Hottest time of the day』で歌手デビューした。以降、『10 out of 10』、『Again&Again』、『Heartbeat』を相次いでヒットさせて「野獣アイドル」として愛された。

歌手として愛された彼が演技に目を向けたとき、多くの人は俳優としてのジュノに大きな期待をしなかった。すでに多くのアイドル歌手が俳優に転向していた状況で、大きく成功した人もいたが、これといった活躍を見せずに消えたアイドルも多かったからだ。また、同じ2PMのメンバーであるテギョンがすでに俳優としての地位を固めた状況だったため、比較対象になったりもした。

しかしジュノは周りの視線に屈せず、黙々と演技者の道を歩き始めた。2013年の映画『監視者たち』でデビューしたジュノは映画『二十歳』(2015)、tvN『記憶』(2016)を介して、俳優としての可能性を示した。

そしてKBS2『キム課長とソ理事』(2017)を介して人間的な魅力を持つ悪役を上手に表現して俳優として本格的に注目を集め始めた。JTBC『ただ愛する仲』(2017)で繊細な感情演技を、SBS『油っこいロマンス』(2018)で可愛いながらも迫力あふれる演技を披露して視聴者たちの愛を受けた。

俳優として徐々に磨き上げた演技の実力をもとに、毎回、代表作と代表キャラクターを更新して、俳優としての地位を強固にしているジュノの次の演技に期待が高まっている。あえて俳優としてのジュノに点数を付けるなら、「10点満点で10点」だ。
  • 毎日経済 スタートゥデイ シン・ヨンウン記者
  • 入力 2019-04-06 07:01:01