Kポップアーティストはグローバルミュージシャンの「求愛」1位だ。米レコード会社と国内エンターテイメント間の「B2B(企業間取引)」を超えて、ミュージシャンどうしがコラボレーションする「A2A(Artist To Artist)」事例も増えている。アイドル音楽だけでなくヒップホップやリズム・アンド・ブルース(R&B)などの多様な分野で行われるという点で、 「Kポップ」の拡張性も注目される。
ビルボード誌は最近、国内最高のヒップホップアーティストのパク・ジェボムが、米国のヒップホップ歌手でありプロデューサーである「Hit-Boy」とEPアルバム『This wasn`t supposed to happen』を発表すると報じた。
パク・ジェボムはすでに世界的なアーティストたちの注目を集めている。アジアのミュージシャンの中で最初にジェイ・Zが率いるロックネイションと専属契約を結び、米国のミュージシャンらが総出動する「MIAフェスティバル( Made in America Festival)」に韓国歌手としては初めて公演を行った。
去る7月、防弾少年団のリーダーRMが米国のラッパー「リル・ナズ・X」と発表した『Seoul Town Road Remix』が代表的だ。今年の上半期、米国を揺るがした『Old Town Road』を韓国式にリミックスした曲だ。リル・ナズ・Xの『Old Town Road』はビルボード・メインチャート「ホット100」で、19週連続で1位を占めたことがある。ビルボード史上では歴代最長期間で、米国ポップ史上で最大の成功を収めた。米国のポップの歴史の記念碑的な曲をリメークするほど防弾少年団の位相が上がったという傍証だ。