トップ > コリアナウ > スポーツ > [仁川AG] 今回は金メダル100個も可能? 開催国プレミアムを味わえるか

[仁川AG] 今回は金メダル100個も可能? 開催国プレミアムを味わえるか

第17回仁川アジア競技大会 

  • [仁川AG] 今回は金メダル100個も可能? 開催国プレミアムを味わえるか
  • < 開催国プレミアム 韓・中・日3か国の金メダル成績 >

ここでひとつ考慮すべきことは、そう開催国プレミアムだ。国際的なスポーツ大会では開催国がアドバンテージを得て競技を行うケースが多く、メダル獲得が増えるということは公然の事実だ。アジア大会も同じだ。歴代の試合結果を見ても、開催国プレミアムは常にあった。アジアの絶対強者のだる中国も同じだ。

2010年広州大会の時、中国は金メダル199個で1位を達成した。銀・銅メダルを合わせたメダル数は416個だった。1990年北京大会の時も中国は金メダル183個を獲得し、2位との圧倒的な差を見せた。全メダル数は341個だった。

とは言え、2006年カタール・ドーハ大会では、中国は総合成績1位を占めたが獲得した金メダルは165個、全メダル数は316個だった。2010年大会に比べて34個の金メダルを逃した。2002年釜山アジア大会の時は金メダル150(全308個)を得るにとどまった。98年タイ・バンコク大会と94年日本・広島大会での金メダルは、それぞれ129個と125個と似たようなものだった。

最近、アジア大会2位を堅く守ってきた韓国との格差も同じだ。広州大会で中国と韓国の金メダル数の差は123個だったが、カタール大会(107個)を除いて2002年釜山(54個)・1998年タイ(64個)・1994年広島(61個)の各大会で見られるように、1位中国と2位の国家間の金メダルの格差は50~60個ほどだった。

特に1986年にソウルで開かれたアジア大会で、中国は94個の金メダルを取ったが、2位の韓国は93個の金メダルを獲得した。金メダル数の差は1つに過ぎなかった。韓国が86年にソウルで開催したわが国初のアジア大会で、予想を上回って善戦した背景も、開催国プレミアムをたっぷりと味わったことを否認できないのは事実だ。直前の大会である82年ニューデリー大会で韓国は金メダル28個で、日本の57個に次いで3位を得るにとどまった。

2002年釜山アジア大会での韓国成績はさらに優れていた。総96個の金メダルを取って、選手たちは86年のソウルアジア大会よりも優れた技量を披露した。しかし、韓国が国内ではなく他国で開催されたアジア大会で獲得した金メダルの数は少なくとも20個が減る。

2010年広州大会で76個の金メダルを取ったが、2006年カタール・ドーハでは58個を取るところにとどまった。98年バンコク大会では65個の金メダルを獲得した。

アジア大会を開催した他のアジア諸国の成績でも、開催国プレミアムは簡単に確認できる。最も多くのアジア大会を開催していたタイは、自国で開かれた大会の時ごとに良い成績を収めた。自国以外の場所で行われたアジア大会では、タイは5位圏内に進入したことがないが、98年バンコク大会では4位を獲得し、78年・70年・66年大会の時は3位を記録した。

74年テヘラン大会ではイランが2位を占めて頭角を現わしたし、54年フィリピンアジア大会時にフィリピンは金メダル14個を取って2位を獲得した。

このような脈絡で、パク団長は金メダル100個を夢見ることは決して無謀な目標ではないと判断する。選手たちの競技力には自国民の応援も一役買うことになる。
  • 毎日経済_ムン・スイン記者/ペク・サンギョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-09-19 15:45:42




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア