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【韓国でアンケート】「愛しているなら政治的傾向の違いくらい」

結婚情報会社デュオ、未婚男女500人を対象にアンケート調査 

知人がタクシーで移動中、タクシーの運転手と声を荒げて言い争ったと悔しがっていた。

タクシー運転手が聞く放送が発端となったそうだ。

ソウル市長補欠選挙が行われていた頃で、放送が非常に偏っていると感じたのだ。そしてタクシーの運転手に尋ねた。

それは、どこの放送ですか。
「YouTubeですよ」
「他の放送に変えてもらえますか」
「なぜですか。すべて正しいことばかり言っているのに」
「私はちょっと聞き苦しいのです」
「ということは、お客さんもしや…」

以下は省略する。30分ほどタクシーに乗っている間、雰囲気がぎこちなかったということだけ付け加えておこう。

交際中の男女がこんな雰囲気になったら、どうするのだろうか。

政治的傾向の違う男女は恋愛をしないのか、それとも政治の話は口にしてはいけないのだろうか。

結婚情報会社デュオが未婚男女500人(男女各250人)を対象に行ったアンケート調査では、政治的傾向が恋愛にあまり障害にならないような結果が出た。

恋人と支持する政党や候補が違っても「受け入れることができる」という回答は60.6%、政治的傾向は「何の関係もない」という回答は30%だった。「政治的傾向が似ていてこそ受け入れられる」という反応を示した回答者は17%で「政治的傾向や支持する政党が異なれば受け入れられない」という意見は1.8%しかいなかった。

また、回答者の74.6%が恋人と異なる政治的傾向に悩んだことは一度もないと答え、半分以上(63.8%)の回答者が正反対の政治的傾向を持っていても結婚できると答えた。

  • 【韓国でアンケート】「愛しているなら政治的傾向の違いくらい」
もし恋人が自分の政治的傾向を強いるとしたら…。

これに対しては半分以上(55.2%)の回答者が「ひとまず聞いた後に悩む」という意見を示し、18%は「別のテーマに移る」という反応を示している。「別れる」という極端な選択をする回答者は9.4%に留まった。

だからといって、恋愛する男女が政治問題で争ったことが全くないわけではない。「上から目線で教えようとしてくる時」(26.2%)、「政治的傾向が全く違う時」(17.4%)、「政治に無関心すぎる時」(14.8%)、そして「自分の政治的傾向に合わせるよう強要される時」(11.8%)ケンカするというのが未婚男女の回答だった。

未婚男女たちは政治の話をよくするのだろうか。

この調査で恋人と普段、政治関連の話をしているという回答者は半分ほどだった。

政治の話をしていると、社会、文化、経済を見る見方、価値観、世界観が自然に表れてしまうのだ。恋人の考え方、価値観を調べるためには、頻繁にではなくても政治の話をしてみることもいいと思う。
  • Lim, Chul
  • 入力 2021-04-17 00:00:00




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