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G7首脳のマスク、韓トップテック社製「エアークィーン」


  • G7首脳のマスク、韓トップテック社製「エアークィーン」

  • 去る11~13日に英国で開かれたG7サミットのときにボリス・ジョンソン英国首相(左)は韓トップテック社が生産したマスク「エアクイーン」を着用していた。 [写真提供=トップテック]


去る11~13日(現地時間)、英国で開かれた主要7カ国(G7)首脳会議のとき、首脳たちが着用していたマスクが韓国企業の開発・製造した製品であったことが知られ、一歩遅れて話題になっている。

17日、携帯電話・半導体生産などに必要な装置を製造する企業の韓トップテック(TOPTEC)社によると、G7首脳会議の時に首脳たちと参席者らが同社の生産した「エアクイーン」マスクを着用していたことが分かった。

トップテックの関係者は「ボリス・ジョンソン英国首相などの首脳会議の関係者らがエアクイーンを着用したのを見てとても驚いた」とし、「トップテックがG7サミットにマスクで協賛したものではなく、エアクイーンの輸入・販売業者がG7首脳会議の時にマスクを供給したようだ」と語った。この関係者は「エアクイーンは昨年の下半期に欧州共同体のCE認証を獲得し、昨年の下半期から欧州に多く輸出された」と付け加えた。

トップテックの「エアクイーン」マスクを開発・生産した企業は、トップテックの子会社でナノファイバーの製造企業「レモン(LEMON)」社だ。レモンとトップテックの創業者であるイ・ジェファン トップテック会長は2007年からナノファイバーを研究してきたが、2012年にレモンを設立して本格的にナノファイバーを開発してきた。2018年にはついにナノファイバーの大量生産に成功し、衣服の素材に使用されるナノファイバーを供給してきた。

昨年初めにコロナ19によってマスクの需要が急増すると、トップテックはマスク不足を解消するために自己資本を投資してマスクの生産設備を整えて、マスクの生産に飛び込んだ。マスク用フィルタはレモンから供給される。現在はレモンとトップテックの両社ともにマスクを生産し、「エアクイーン」ブランドで販売する。両社ともマスクを輸出している。

ナノファイバーはポリウレタンなどの繊維原料を、髪の毛の太さの500分の1ほどに溶かして生産した繊維だ。空気透過性が良いが細菌はブロックされ、防水も可能なことから活用範囲は衣類や生理用ナプキン、微細粉塵マスク、美容マスクパックなど膨大なために「夢の繊維」と呼ばれる。

昨年、レモンは売上高801億ウォンと営業利益161億ウォンを記録した。
  • 毎日経済 | シン・スヒョン記者
  • 入力 2021-06-17 19:22:45




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