韓、「デルタ型」感染者すでに256人…「非常灯」点る

海外流入確定者数が増加傾向 

昨年10月にインドで発生したコロナ19「デルタ変異」の世界的な拡散で、韓国も非常灯が点った。国内のデルタ変異の感染者は19日の時点で190人だが、疫学的関係が確認された66人まで合わせると計256人と推定される。

少ない数字に見えるかもしれないが、絶対安心することはできない。国内のデルタ変異確定者はこの3週間に17人から30人そして35人と、継続して増加傾向を見せている。まだデルタ変異の検出率は新規感染者に比べて1.9%しかないが、伝播率を見ると油断できないからだ。

一例として、米国内の新規感染者のうちでデルタ変異の感染者の割合は、6月の最初の週は9.9%に過ぎなかった。しかしわずか2週間で20.6%と上昇した。

デルタ変異は一般的なコロナ19よりも最大で2.9倍ほど伝播率が高いと評価されている。世界保健機関(WHO)もデルタ変異はコロナ19変種ウイルスのなかで拡散速度が最も速くて致命的であり、既存のワクチンに対する耐性が強い「懸念変異」に指定した。すでにデルタ変異が確認された国だけでなんと92カ国だ。特にロシアとイギリスおよびポルトガルなどの新規感染者のうち、デルタ変異の感染率は90%を超えている。

特に海外流入の確定者数が増加する傾向であることから非常灯が点った。

26日の中央防疫対策本部(部屋台本)によると、この日の午前0時の時点の海外流入確定者数は57人で、昨年の1月20日に国内でコロナ19の初確定者が発生した後で2番目に多かった。昨年の7月25日(86人)以来の約11ヶ月、336日ぶりの最多記録だ。

新規57人の流入推定国の中ではインドネシアが18人で最も多かった。デルタ変異が国内に流入する恐れが大きくなる理由だ。ここ1週間でインドネシアから入国した外国流入確定者数をみると、15人→14人→21人→12人→18人→10人→18人で、連日二桁を記録した。最近になってインドネシアでもデルタ変異が流行しており、当局が状況を注視している。先だってインドネシア保健部は、コロナ19患者のサンプル2242件に対する誘電体分析の結果、160件(7.14%)がデルタ変異として確認されたと発表した。

鄭銀敬(チョン・ウンギョン)中央防疫退散本部長は最近のブリーフィングで、「デルタ変異が流行している国、感染者の流入が多い国に対しては防疫強化国家に指定し、入国制御を強化する計画」だと語った。チョン本部長はまた、「デルタ変異が拡散した地域については(入国時)隔離免除に対してより厳密に管理し、流入が多い国に対しては集中的に管理する」と強調した。
  • 毎日経済 | チョ・ヒョソン記者
  • 入力 2021-06-26 13:07:30