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INFINITEソンギュ、ワクチン接種も「突破感染」…デルタ変異か?


  • INFINITEソンギュ、ワクチン接種も「突破感染」…デルタ変異か?

コロナ19ワクチン接種率が高くなっているが、「突破感染」と推定される事例が続いて懸念を生んでいる。

去る27日、アイドルグループ「INFINITE(インフィニット)」のキム・ソンギュさん(32)がヤンセンワクチンを接種し、免疫力が形成される2週間が経ってコロナ19の確定判定を受けた。まだキムさんのウイルス露出の時点が不明確で、疫学調査が行われなければならないが、抗体の形成後に陽性判定を受けたことが確認されれたならばヤンセンワクチンの「突破感染」の最初の事例となる。

昨年1月に軍隊から転役して予備軍の身分であるキムさんは去る10日にヤンセンワクチンを接種したが、17日めで確定判定を受けた。キムさんの所属事務所のDouble H TNE(ダブルエイチ・ティエン)は「無症状(感染)で体調にはべつに異常はない」とし、「すべての活動を停止し、防疫当局の指示に従う」と明らかにした。

国内ではまだ正式にヤンセンワクチンの突破感染に関連する統計を発表していない。去る27日、中央災難安全対策本部(中対本部)は定例ブリーフィングで、現在までに確認されたヤンセンワクチン接種後の突破感染推定事例はどのくらいかという記者団の質疑に、「6月24日現在でヤンセンワクチン接種後の突破感染の定義にふさわしい(接種14日後に感染)事例はない」と明らかにした。中対本部の関係者は、「まだヤンセン接種2週間の時点以後の統計データは集計が行われていない」とし、「ヤンセン突破感染関連の統計は7月1日までの集計にもとづいて、7月6日に発表する予定だ」と語った。

防疫当局によると、突破感染はワクチン別の推奨回数(アストラゼネカとファイザーは2回、ヤンセンは1回)を満たし、14日が過ぎた後にウイルス感染した場合を意味する。当局は接種後2週間が過ぎた後に感染したとすれば、まず突破感染推定事例に分類する。そのなかで接種完了2週間後に感染源と接触の事実が確認されれば突破感染の確定例と判断する。

突破感染の現状は毎週1回集計される。防疫当局によると、今月24日の時点でワクチン接種を完了して14日が経過したなかの総44人から推定事例が確認された。ワクチンの種類別にみると、ファイザー製ワクチンが26人でアストラゼネカ製ワクチンが18人だ。

今まで突破感染者のうち、現在までに危篤や重症と死亡事例はない。接触者の中にも感染者のないことが確認されている。中央防疫対策本部は28日午後の定例ブリーフィングで、「突破感染44件のうち9件に対する変異ウイルスの分析を実施した」とし、「そのうちの3件の主要な変異が確認された」と明らかにした。

各ワクチンの予防効果(ファイザー95%、アストラゼネカ62%、ヤンセン66%)とデルタ変異の拡散を考慮すれば、突破感染例はさらに出てくることがありうる。中央対策本部は「突破感染はまれに発生し、予防接種を通じて重症を予防してさらなる伝播を減少させる効果が持続して確認されている」と明らかにした。

  • 毎日経済 | キム・シギュン記者/ハン・ジェボム記者
  • 入力 2021-06-28 17:57:02




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