韓国食品医薬品安全処、賞味期限違反の4社摘発…廃棄措置に



賞味期限の過ぎたバターで機内食用のパンを製造して航空会社に納品したり、かき氷用シロップを製造した後は賞味期限を水増しして売ってきた良心不良企業が食品当局に摘発された。その企業は賞味期限が短くは4ヶ月、長い場合は2092日が過ぎ去った材料で販売用食品を作った。

21日、食品医薬品安全処は「食品衛生法などに違反した企業4社を摘発し、全量差し押さえおよび廃棄措置する行政処分を下して捜査を依頼した」と明らかにした。

摘発された業者のうち一つであるゲートグルメコリア(Gate Gourmet Korea)はアシアナ航空の機内食納品会社だ。賞味期限が去る2月までだったバター約1.4トンを先月まで使用してパン8万3000個を作り、これを航空会社に販売したことが分かった。また今年の3月からは「牛肉どんぶり」など20品目の即席食品約35万人分を項目製造報告を行わず製造して納品した。品目製造報告とは、管轄の地方自治団体長に食品の製造方法や保管方法を報告し、食中毒検査などを行って結果を知らせることを意味すると食品医薬品安全処は説明した。アシアナ航空側の関係者は「事実関係が確認されたなら機内食納品業者としての責任を問い、今後の再発防止策を講じたい」と語った。

また別の食品製造加工業者アダムスファームコリア(Adams Farm KOrea)は賞味期限を6ヶ月過ぎたかき氷用のメロンシロップを製造し、賞味期限などを表記しない状態で保管して取引先からの注文が入ってくると賞味期限をそれから520日延長表記した。この会社はまた賞味期限が約5年9ヶ月(2092日)も過ぎたかき氷用イチゴシロップなど、11種類の製品1441個の計107キログラムの283万ウォン分を販売目的で保管した。

他にも釜山餅工房兄弟社は、昨年6月からインターネットショッピングモール3カ所で賞味期限を表示していない「ヨモギ餅」など70種類の餅類約36万3353キログラム・14億ウォン相当を販売したが当局に摘発された。この会社の作業場の壁や天井あるいはエアコンなどからカビが発見され、衛生取り扱い基準も違反していたことがわかった。

また別の食品輸入販売会社である(株)ティアンドティフード(TNT FOOD)では賞味期限が2021年6月までに示されている「ポップコーン用シロップ」の梱包箱を交換する方法で、賞味期限を8ヶ月延長表示する手法を使うこともした。この会社は約7416㎏のシロップ(2943万ウォン分)を全国の映画館で販売する目的で保管してきたが摘発された。

ふだんは疑うことなく食べる食品に問題があるかもしれないという事実に、消費者は大きく怒っている。一部では「韓国で起きたことなのか」とし、信じることができないという反応も出てきた。
  • 毎日経済 | キム・ヒョヘ記者/チン・ヨンファ記者
  • 入力 2021-07-21 19:32:18