韓、北・金与正副部長の脅迫に政府・与党が右往左往…国防部は慎重な態度維持



  • 宋永吉(ソン・ヨンギル)共に民主党代表が2日午前、国会で開かれた最高委員会議で、すべての発言をしている。 [イ・スンファン記者]


北韓(北朝鮮)が南北関係の改善の条件として韓米軍事連合訓練の中止を露骨に要求したなかで、政府与党では互いに異なる声が出ている。宋永吉(ソン・ヨンギル)共に民主党代表は「今回の訓練は予定通り進行するしかない」と明らかにした一方で、統一部は連合訓練の延期を要求した。

■ 与党と統一部が異なる見解

ソン代表は2日、国会で開かれた最高委員会議で前日に金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党中央委員会副部長が韓米連合訓練中断を脅迫したことについて、「今回の訓練は予定通り行われるしかない」と述べた。ソン代表は「金副部長の懸念通り、そのような(南北関係の首脳間の意志を毀損する)訓練ではなく、平和維持のための防御的性格」だとし、「戦時作戦統制権(戦作権)の回収のために必須の訓練でもある」と述べた。文在寅(ムン・ヂェイン)政府の軍事分野の宿願事業である「戦作権」転換のためにも、韓米連合訓練は継続されなければならないという点を北朝鮮に間接的に説得するための発言と解釈される。ソン代表は「今回の訓練は機動訓練のない連合指揮所訓練であり、コンピュータシミュレーション訓練」だと付け加えた。

一方、統一部は訓練に対する反対意見を再確認した。イ・ジョンジュ統一部報道官は「韓米連合訓練がどのような場合にも、韓半島の軍事的緊張を造成するきっかけになってはならない」と述べた。通信連絡線の復元は、物理的な再接続以上の意味はない」と一線を引いた金与正発言についても、「通信連絡線の復元を皮切りに南北間の対話が再開されるように、急がずに着々と南北関係の改善を推進していく」と述べた。

■ 国防部は慎重な態度を維持

国防部は連合訓練に対する、これまでの慎重な態度を維持した。プ・スンチャン国防部報道官は、「後半期の連合指揮所訓練の時期と規模や方式などは確定していない」とし、「韓米はコロナ19の状況、連合防衛態勢の維持、戦作権の転換条件の造成、韓半島の恒久的な平和政策のための外交努力の支援など、諸般の条件を総合的に考慮して緊密に協議中」だという既存の意見を固守した。金与正談話については、「国防部の次元で言及する内容はない」と明らかにした。

韓米は10日から4日間の危機管理参謀訓練(CMST)、16日から10日間の後半期連合指揮所訓練(21-2 CCPT)をそれぞれ進行する方式で、後半期連合訓練のスケジュールを計画したことが伝えられていた。訓練の規模を縮小したり、スケジュールを延期すると、「行き過ぎた顔色うかがい」という非難を避けることが困難な状況にさらされることになった。
  • 毎日経済 | ヨン・ギュソク記者
  • 入力 2021-08-02 18:04:58