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韓「週末最多」拡散おさまらず…ワクチン接種拒否感も強まる


  • 韓「週末最多」拡散おさまらず…ワクチン接種拒否感も強まる
  • 8日、京畿道城南市役所災害安全状況室のモニターに全国と京畿道のコロナ19確定者数が表示されている。去る7日の時点で非首都圏のコロナ19新規感染者は第4次流行以来で最多の703人(42.7%)を記録した。 [イ・チュンウ記者]



去る7日はコロナ19新規感染者の発生が歴代の週末(土曜日)を基準にして最大規模を記録するなど、拡散傾向はおさまらない。

8日の中央防疫対策本部によると、この日の午前0時の時点での新規感染者数は1729人で、海外流入を除いた地域発生確定者(1670人)のうちで非首都圏は703人(42.7%)に達した。非首都圏地域で700人台の確定者数は第4次大流行以来で初めてであり、大邱・慶北を中心にした昨年2~3月の第1次大流行以来で初めてだ。

この日の中央災害安全対策本部は、首都圏におけるこの一週間(1~7日)の毎日の平均患者数は936.6人で、前週(959.7人)に比べて23.1人減少した一方で、非首都圏は558.8人で前週(546.2人)に比較して増加したと発表した。中央災害安全対策本部のクォン・ドクチョル第1次長(保健福祉部長官)も、この日の冒頭発言を通じて「非首都圏確定者数と割合が増え続けて第4次流行が全国化している」と診断した。

ただし中央事故収拾本部のソン・ヨンレ社会戦略班長はこの日のブリーフィングで、「先週の感染再生指数は0.99であり、前週の1.04と同様のレベル」だとし、「首都圏の急激な患者増加の推移は弱まったか、非常に緩やかに減少している」と述べた。同氏は「秋夕(チュソク)前までには、状況をいま少し安定的に制御できることを期待している」と付け加えた。

9日から「社会的距離の確保」は首都圏は第4段階で、非首都圏は第3段階で2週間延長されている中で、感染状況が深刻化した地方自治団体は独自に第4段階に格上げしている。

パク・ヒョンジュン釜山市長はこの日に緊急ブリーフィングを持ち、来る10日午前0時から22日の深夜まで「距離の確保」の第4段階への格上げを含む防疫強化の方針を発表した。これによって釜山市内の私的会合は首都圏のように、午後6時までには4人が許容されるが、それ以降は2人まで可能になる。この期間の釜山市内のすべての海水浴場は閉鎖される。釜山市は4日105人に感染者が3桁に上がった後、7日には史上最高の171人を記録した。

確定者の増加とともに、コロナ19ワクチン接種後の異常反応と死亡届が増えて「ワクチン不信」も大きくなっている。ワクチンを接種しても感染する「突破感染」と死亡事例が増えたことで、インターネットコミュニティでは「ワクチンを接種しない」という接種拒否反応が現れている。

疾病管理庁によると、ワクチン接種後の異常反応の申告は、8月第1週(月~金)に総9252件が受付された。これは去る7月の第4週の異常反応申告件数(4691件)に比べて2倍以上に増えたものだ。死亡届も二桁を記録して増加に転じる形だ。死亡届件数は7月の第2週の29件から、先週は7件で一桁まで落ちたが、8月の第1週は14人を記録して二桁になった。

危篤・重症患者は9日目で300人台を記録し、重症患者のための病床稼働率はますます高まっている。済州地域では入院が可能な病床がひとつも残っていない状況であり、江原地域も一桁の病床(8床)だけが残った。

先月26日、済州でモデルナの残余ワクチンを接種した20代は5日めに血栓症の症状で手術を受けたが、7日に死亡した。30代の保育教師A氏は去る4日、米ファイザーワクチンの2次接種後に急性脳出血で死亡し、30代の水泳選手(ファイザー1次)と亀尾警察署の警察官(アストラゼネカとファイザーの交差接種)は、すべて接種後4日以内に死亡しした。

保健当局はこれらの事例について因果関係の調査を進めているが、インターネットを介して接種不安が高まっている。あるコミュニティでは接種後に死亡した事例が公開されると、「コロナよりもワクチンが怖い」「どうやっても死ぬならワクチン打たない」などのコメントがあふれた。ソウルに住む会社員Bさんは「ワクチン死亡について政府が責任をとろうとしない態度で、信頼することができない」と吐露した。ワクチン接種にともなう総639件の死亡届について、実際に保健当局が接種との因果関係を認めた件数は2件に過ぎない。

釜山市機張郡の療養病院で発生した集団突破感染も、ワクチン不信を大きくしている。去る7~8日、釜山では2次までのワクチン接種を終えたが、突破感染と推定される事例が42件発生した。この療養病院では去る7日、38人の新規感染者のうち34人が突破感染で、8日にも8人の突破感染事例が追加された。釜山市防疫当局は疾病管理庁と突破感染の原因を調べている。

一部ではワクチン不信が深刻化すると、9月のチュソクまでに全国民の70%が1次接種を行うと言う目標に支障が生じる可能性があるという指摘も出ている。米国と欧州でワクチンを避ける現象が国内でも大きくなり、集団免疫の到達時点もそれだけ遅くなるかもしれないというものだ。とは言え、専門家らはワクチン接種が最良の方策であると言う。

一方、9日午後8時から18~49歳の年齢層に対する接種のための事前予約が始まる。自治体での自律接種を通じてワクチンを接種する156万人を除いた約1621万人が対象だ。事前予約は生年月日の末尾の数字によって10組に分かれる。
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  • 毎日経済 | イム・ソンヒョン記者/ハン・ジェボム記者/釜山=パク・トンミン記者
  • 入力 2021-08-08 20:16:37




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