盧泰愚もと大統領他界…クーデターの陰を残して去る


  • 故ノ・テウ元大統領(1932~2021)


第13代大統領(在任1988~1993年)を過ごした盧泰愚(ノ・テウ)元大統領が26日午後、享年89歳で他界した。 1932年大邱生まれの盧元大統領は、持病でこれまで入院と退院を繰り返してきた。最近、病状の悪化でソウル大病院に入院して集中治療を受けていたが、回復できず生を終えた。

盧元大統領は明暗が交差する波乱万丈の人生を生きた。人生そのものが「軍部政権と民主化」という、韓国の現代政治史をそのまま見せている。陸士11期出身で同期の全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領とともに1979年に「12・12反乱」を主導し、大将で予備役に編入した。 第5共和国時代は政権の「ナンバーツー」としての地位を享受した。

盧元大統領は1987年、大統領直線制改憲を受け入れた「6・29宣言」を行った。民主化運動に対する降伏という性格もあったが、国民の熱望を受け入れて民主化時代を開いたという意味がある。その年の大統領選挙で「偉大な普通人の時代」というキャッチフレーズを掲げ、3キム(キム・ヨンサム、キム・デジュン、キム・ジョンピル)との4者対決で勝利し、第6共和国を誕生させた。在任期間の最大の成果として、ソウルオリンピックの成功裏の開催とともに「北方外交」があげられる。 30ヶ国を超える共産権国家と交わった。

特に1990年9月の旧ソ連に続いて1992年8月に中国と修交し、韓国外交の地平を広げた。北方外交は南・北韓の国連同時加入と南北基本合意書の導出につながり、韓半島の平和造成に寄与した。また政治的には1990年に民政党と統一民主党、新民主共和党を合わせて両党体制に改編した「3党合党」もあった。

だが大統領退任後は「12・12反乱主導」「5・18民主化運動武力鎮圧」などの容疑で実刑を宣告され、全斗煥元大統領とともに服役したが赦免で解放された。これによって盧元大統領は警護・警備を除いた元大統領に対する礼遇が剥奪された。遺族としてはキム・オクスク夫人と娘のソヨン氏、息子のジェホン氏がいる。
  • 毎日経済 | イ・サンフン政治専門記者
  • 入力 2021-10-26 17:55:35